日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

ドイツ映画「希望の灯り」を見に行き ひさびさにオスタルジーにひたりました(2019.4.19)@渋谷Bunkamuraル・シネマ

2019年04月21日 | イタリア映画・映画
ドイツ映画「希望の灯り」を見に行き ひさびさにオスタルジーにひたりました(2019.4.19)@渋谷Bunkamuraル・シネマ



旧東ドイツのライプツィヒが舞台の映画「希望の灯り(In den Gängen)」を見に行って ひさびさにオスタルジー(Ostargie)に浸ってきました 

渋谷にあるBunkamuraル・シネマでは 今ちょうど「幸福なラザロ」がかかっていましたが 今日は家族と行ったのでドイツ映画です(^.^)



ドイツ統一後のライプツィヒ近郊にある 巨大スーパーで働く慎ましい市井の人々を描いた 切ない作品です

主人公の上司のブルーノは54才 統一まではトラックの運転手だった 今は巨大スーパーの窓もないバックヤードで フォークリフトを操る
あの頃がなつかしいと語り...そして...

主人公の寡黙な青年クリスティアン 27才 ここで働く前のことが徐々に明るみに出されてゆく 全身のタトゥーを上着で隠して仕事に出る日々

隣の部署のマリオン 他の女性よりもひときわ目立つ かわいくて茶目っ気のある ちょっとワケありの気になる同僚


当時の旧東ドイツの職場の連帯感は 家族のように強かった 
この映画の時代は統一後だいぶたっているため イタリアのパスタも様々な種類がそろっている

1990年のドイツ統一によって 祖国が消滅する体験を抱えて生きる市井の人々の 目の前にあるちいさな幸せと暗転に 見ていて切なさを覚えました

地味で殺風景なスーパーの作りに 80年代から何度か訪れた当時の自分の体験が 重なってゆきました

G線上のアリアが響くと切なくなる クリスティアンが夜 帰宅するバスを待つシーンに写るライプツィヒの風景に なつかしさを覚えた

地味ではありますが 心に響く映画でした 


自分の青春と重なるのです 予告編見ただけで切なくなりました
ベルリンの壁がまだあった頃にも 壁崩壊の頃にも行った旧東ドイツ ライプツィヒ ドレスデンの友人たち

ちっちゃな青いすっぱいリンゴ バナナが当時はぜいたく品だったこと 個人の家には泊まることが許されなかった時代 
それどころかコピーを取るにも国の許可が必要だった時代に 何回か訪れた 旧東ドイツ...

なので オスタルジーは 私の中にもあるのですね...



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