イタリアの魅力を発見 - 歴史、文化、芸術を巡る旅(ALLA SCOPERTA DELLE MERAVIGLIE D'ITALIA)マントヴァとサッビオネータ (ロンバルディア州)に参加しました(2021.1.23)@リンガビーバ・イタリア語教室-②
その1 (マントヴァ)に引き続き その2は もう一つの世界遺産 サッビオネータ(Sabbioneta)です
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何もないところから作られたポー川(il fiume Po)とオーリオ川(l’Oglio)の街で 六芒星の城壁(mura intatta)に囲まれていて 「小アテネ(Piccola Atene)」という異名を持っています
街の語源はsabbia (砂) ラテン語で sabulumですね
長男でない男子系(ramo cadetto)のヴェスパシアーノ・ゴンザーガ(Vespasiano Gonzaga)が16世紀に作った計画都市です.
ヴェスパシアーノの妻ディアナ・カルデーナ(Diana Folch de Cardena)は 男子が生まれぬまま1559年に亡くなります 浮気をとがめた夫に毒を盛られた説もあり
ヴェスパシアーノはアンナ(Anna d’Aragone)と再婚し男子のルイジ(luigi)が生まれますが 十代で亡くなってしまうのですね
そして最後まで 人文主義(umanesimo)のサッビオネータの街を再建しようとしました
1. ドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale)
ヴェスパシアーノが1568年に建てた理想都市の建物で ヴェスパシアーノの居城 ドゥカーレ広場にあります 双頭の鷲の間(Sala delle Aquille) 鷲はゴンザーガ家の紋章(stemma)ですね
ここのGalleria degli Antichiは97mもあり ヴァチカン美術館 ウフィツィ美術館の次に長いとのこと
2. 庭園宮殿(palazzo giardino)は そのすぐ近くにあり 狩猟小屋 休息の庭 木製の屋根裏(sottotetto)もありました もとはヴェスパシアーノの娼館でもありました
3. 古代劇場(Teatro all’antica)
← 古代劇場の内部
1590年にヴィンチェンツォ・スカモッツィ(Vincenzo Scamozzi)が手がけました 中は神話を描いた観客席(cavea) と 柱廊(colonnato)があり神秘的です
面白いのは 理髪師(barbiere)のフレスコ画ですが これは理髪師の友人がヴェスパシアーノの頭のこぶの手術をして命が助かり 感謝の意味で絵が描かれたとのことです
でもわずか1年後の1591年に ヴェスパシアーノは亡くなってしまいました
4.インコロナータ聖堂(Ciesa della Beata Vergine Incoronata)
ヴェスパシアーノが作った8角形の(ottangolale)教会でヴェスパシアーノの霊廟(monumento funebre)があります ローマ皇帝を模した像などがあります
2時間半もの長いエネルギッシュなセミナーでした!! さて次はどこの世界遺産でしょうか?
素晴らしいセミナーを開催してくださいました高田馬場のリンガビーバ・イタリア語教室様に 心よりお礼申し上げます