こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

新潟放送からDVDが届いた

2010年08月30日 15時38分37秒 | Weblog
この前、新潟放送の取材があったのだが、放送がローカルのため、自分の方では見ることが出来ないので、無理を言ってDVDを送ってもらうことになっていた。

それが先程届いたので見てみると、生産者が持っている危機感と、全農新潟が持っている危機感に、完全にズレがあるように感じた。

実際、今回の新潟米の仮渡し金、魚沼コシヒカリ16500円、一般佐渡岩船コシヒカリ12300円、その他10000円というのは、自分から見ても下げ過ぎではないかと思うのである。
魚沼コシヒカリは前年からすると2200円下げ、一般佐渡岩船コシヒカリは1400円、その他1000~2000円。
生産者としては、下がることはある程度予感していたと思うが、この下げ幅では生活が成り立たなくなってしまうこともあるかもしれないので、それこそ大問題になっていると思う。

当然、米作りを諦めてしまう人も出るだろうし、水田を畑に変える人も出るかもしれない。
生活が成り立たないのであれば、それも当然のこと。
そうなってしまってからでは遅いのだが、どうも全農新潟の考え方は違っているようだ。

だからコメントの中でも、「新潟はブランド産地を辞めたのかな」と感じていると言ったのだ。

新潟がブランド産地を辞めるというのなら、今年の新米から、新潟米の「敵」は、日本中で「打倒!新潟米」と言って頑張ってきた、全ての産地だろう。
自分が見る限りでは、「敵」の方が、長い間努力を続けていただけ、一歩も二歩も強いと思える。

さて、新潟米は生き残れるのだろうか。

週末に行く「JA北魚沼」にも、この厳しい現実をシッカリと伝えて、その上でブランド化をさせていかなければ。
大変な事態となってしまったな。
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今日もテレビの取材がある

2010年08月30日 08時32分25秒 | Weblog
先週の金曜日に、急遽、玉川島屋を使っての、テレビの取材の依頼が入ったため、今日の10時までに玉川島屋へ行くことになっている。

番組はテレビ朝日の「スーパーJチャンネル」で、今日の収録の今日の放送である。
もっとも、この前のフジテレビもそうだったので、報道番組というのは、本当にせわしないものなのだと、毎回思ってしまうのである。

テレビ取材つにいては、別に問題が無いのだが、問題は話してほしいと頼まれている内容で、「今年は値段が安くなっている」という質問があるのだ。

自分としては、何が何でも、この一言を言うことは出来ない。

天候に恵まれたためもあるし、先日発日発表された、今年の全国の作況指数の「102」という数字もあるので、お米のことを知らない人からすると、価格が下がるのだろうと考えているのだろうが、現実はそんなに甘くない。

稲の背丈が高すぎて倒伏してしまう稲も多くなっているし、高温障害も出始めているし、カメ虫の被害も出始めているし、これから来るだろう台風の問題もあるのだ。

もっと問題なのが、この一言が、価格誘導になる可能性があるということ。

撮影前に、このことを説明して、表現を変えてもらうようにしなければ
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