講演会は13時半から始まって、15時に10分間休憩しただけで、17時までしゃべり続けた。
それも弾丸トークではなく、マシンガントークのままで。
判っていた事なのだが、北海道の部屋の中というのは、東京よりもかなり温度が高い。
そこでマシンガントークを3時間続けてしまうと、当然、声はガラガラになってしまう。
しかも、元々風邪をひいていたこともあり、講演会の最後の頃になると、一言しゃべるたびに、針で刺したような痛みが、喉に広がっていた。
それでも、マシンガントークを止めなかったのは、聞いている人たちが、本当に熱心に聞いていたからである。
今まで、こういう講演会を聞いたことが無い生産者にとっては、今回話す内容は、いきなり大学の授業を聞くのと同じだろうと思うので、あっというまに疲れきって寝てしまうと思っていたのだが、一生懸命にメモを取る人もいるし、ポイントごとに何度もうなずく人もいる。
正直言って、寝てしまう人が数名出たら、話し方を優しくしようと考えていたのだが、「これなら」と思って、伝えたい事を全て伝えきってしまうために、マシンガントークを続けたのだ。
講演の話の中で、たぶんショックだったと思うのが、これから始ってくる消費地の変化だろう。
これが始まってしまうと、各産地の消費地への売り込みは、かなり厳しくなってくる事は明らか。
お米の流通や消費の仕方を、全体的に見直さなければならなくなってしまうことだろう。
そしてTPP。
自分が話した内容は、お米というものが、消費者にどのように思われているのかを知っている人なら、だけでもが考える事だろうし、これが考えられない人なら、世界のお米を動かすことは絶対に無理だろう。
TPP問題を身近に考えて、もっとも危険な事だと思い、最悪の事態を考えれば、自分が今回初めて文字にした内容が出てくるはず。
もしも、この通りになってしまったら、半年で日本のお米。それも飲食店相手の業務用米ばかりをしている産地は、流通させる場所が無くなってしまい、破綻してしまうことだろう。
流通が出来なくなってしまって、慌てて一般消費者にお米を買ってもらおうとしても、元々業務用米として栽培されているお米では、一般の消費者が気に入るはずもないし、その時になっていると、既に消費者ごとに、好きな産地やお米を決めてしまっていて、そんな産地のお米を買うことはないだろうと思う。
さて、この産地(北竜地区)は、この問題に対して、どう行動を起こすのであろうか。
今回産地に行って思ったのが、JAきたそらち(本所)から、この講演を聞きに来る人が一人しかいなかった事。
自分も「ミニホクレン」と言っているぐらいの、北海道最大の農協なので、消費地の米屋の講演ごときに関心が無いのかもしれないが、自分からすると「消費地の最末端の声を聞かずに、TPPに立ち向かうことは、この農協でも無理だろう」と言わざる負えないだろう。
自分が描いている最悪のシナリオからすると、この北海道最大の農協ですら1年しか持たないのだから・・・
大手丼屋、ファミリーレストラン、コンビニ、お弁当屋、加工米飯業界。そして、大手スーパー、生協などが、全て外国産を取り扱い始めたとしたら、さて、この農協は北海道最大を保てるのだろうか。
まず無理であろう。
そうなった時に、「一般消費者にお米を・・・」と言っても、その頃になっていると、北海道で知られている農協名は、JAたきかわ、JA新すながわ、JA新はこだて、JAひがしかわ等になってしまっているのだから・・・
JAきたそらちは、もっともっと危機感を持たなければ駄目だろうと感じた。
それも弾丸トークではなく、マシンガントークのままで。
判っていた事なのだが、北海道の部屋の中というのは、東京よりもかなり温度が高い。
そこでマシンガントークを3時間続けてしまうと、当然、声はガラガラになってしまう。
しかも、元々風邪をひいていたこともあり、講演会の最後の頃になると、一言しゃべるたびに、針で刺したような痛みが、喉に広がっていた。
それでも、マシンガントークを止めなかったのは、聞いている人たちが、本当に熱心に聞いていたからである。
今まで、こういう講演会を聞いたことが無い生産者にとっては、今回話す内容は、いきなり大学の授業を聞くのと同じだろうと思うので、あっというまに疲れきって寝てしまうと思っていたのだが、一生懸命にメモを取る人もいるし、ポイントごとに何度もうなずく人もいる。
正直言って、寝てしまう人が数名出たら、話し方を優しくしようと考えていたのだが、「これなら」と思って、伝えたい事を全て伝えきってしまうために、マシンガントークを続けたのだ。
講演の話の中で、たぶんショックだったと思うのが、これから始ってくる消費地の変化だろう。
これが始まってしまうと、各産地の消費地への売り込みは、かなり厳しくなってくる事は明らか。
お米の流通や消費の仕方を、全体的に見直さなければならなくなってしまうことだろう。
そしてTPP。
自分が話した内容は、お米というものが、消費者にどのように思われているのかを知っている人なら、だけでもが考える事だろうし、これが考えられない人なら、世界のお米を動かすことは絶対に無理だろう。
TPP問題を身近に考えて、もっとも危険な事だと思い、最悪の事態を考えれば、自分が今回初めて文字にした内容が出てくるはず。
もしも、この通りになってしまったら、半年で日本のお米。それも飲食店相手の業務用米ばかりをしている産地は、流通させる場所が無くなってしまい、破綻してしまうことだろう。
流通が出来なくなってしまって、慌てて一般消費者にお米を買ってもらおうとしても、元々業務用米として栽培されているお米では、一般の消費者が気に入るはずもないし、その時になっていると、既に消費者ごとに、好きな産地やお米を決めてしまっていて、そんな産地のお米を買うことはないだろうと思う。
さて、この産地(北竜地区)は、この問題に対して、どう行動を起こすのであろうか。
今回産地に行って思ったのが、JAきたそらち(本所)から、この講演を聞きに来る人が一人しかいなかった事。
自分も「ミニホクレン」と言っているぐらいの、北海道最大の農協なので、消費地の米屋の講演ごときに関心が無いのかもしれないが、自分からすると「消費地の最末端の声を聞かずに、TPPに立ち向かうことは、この農協でも無理だろう」と言わざる負えないだろう。
自分が描いている最悪のシナリオからすると、この北海道最大の農協ですら1年しか持たないのだから・・・
大手丼屋、ファミリーレストラン、コンビニ、お弁当屋、加工米飯業界。そして、大手スーパー、生協などが、全て外国産を取り扱い始めたとしたら、さて、この農協は北海道最大を保てるのだろうか。
まず無理であろう。
そうなった時に、「一般消費者にお米を・・・」と言っても、その頃になっていると、北海道で知られている農協名は、JAたきかわ、JA新すながわ、JA新はこだて、JAひがしかわ等になってしまっているのだから・・・
JAきたそらちは、もっともっと危機感を持たなければ駄目だろうと感じた。