こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

A→B→Cの繰り返しでは駄目だ

2011年01月21日 23時36分28秒 | Weblog
北海道北竜で行った「TPPに対抗するためのブランド米づくり」や、作り始めた「活性化のための地域ブランド米の必要性」を作っている中で、一つ気がついた事がある。
それはA→B→C、リターン、A→B→Cでは目立たないという事。

何の事かというと、歌に例えると判ると思うのだが、歌にはメロディーが当然あって、歌詞の1番と2番のメロディーは、同じものが多い。
同じメロディーを使用すれば、歌詞も作りやすいし、聞いている方も効きやすいし、とにかく覚えやすい。

自分みたいに、音楽を聴きながらブランド化の計画を立てているような「ながら族」には、一番聞きやすいメロディーなのだが、ブランド化を考えているとき、この考え方が、一番ダメなのだという事に気がついたのだ。

ブランド化は繰り返すものではなく、進むもの。変化するもの。飽きさせないもの。
したがって、A→B→C、リターン、A→B→Cではなく、A→B→C、リターン、A→B→D。または、A→B→C、リターン、A→D→E。究極だとA→B→C→D→Eなどと成らなければならないのだ。

これに気がつく切っ掛けとなったのが、ホルストの代表作「惑星」の「木星」に歌詞をつけた、平原綾香の「Jupiter」。
神秘的で壮大なメロディーに、歌ではタブーとされていた息継ぎ(ブレス)を、そのまま入れてしまって、歌の1つとしてしまったし、壮大なメロディーがからこそ、歌い上げてしまって終わるという歌が多い中で、突然音域を戻してしまったりと、自分が持っていた歌のイメージを、ことごとく壊してくれた曲。

今まで何度も聞いていて、その都度「変わっているな」とは思っていたのだが、今回初めて「綺麗で終わる事が全てではない」と感じさせてくれた事で、ブランド化の中のA→B→Cの法則が見えたのだ。

もっとも、この法則については、様々なブランド化の中で、自然と以前から使用していたのだが、パターン化して考えた事はなかったのだ。
パターン化して考えてみれば、どのプランド計画が、どうして壊れてしまったのかとか、頓挫してしまったのかの理由等が、自然と見えてきた。

なるほど。
これは、今後のブランド化計画に役に立つな。
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武器が無い

2011年01月21日 22時57分42秒 | Weblog
声が出ないことから、今日も部屋で休んでいたのだが、ただ休んでいるほど無駄なことはないので、2月11日に山形県のJA山形おきたま白鷹地区で講演するための資料作りを始めた。

テーマは「活性化のための地域ブランド米の必要性」。
先日、北海道で行った講演と近い内容なので、この資料をいじくっていくことにしたのだが、直ぐに壁にぶち当たってしまった。
なぜなら、県や全農が行っていた山形米のブランド化が、ことごとく失敗しているので、手の着けようがないのだ。

山形県で一番栽培が多い「はえぬき」は、大半が業務用米として流通しているし、「コシヒカリ」は生産者直送というイメージが強い。
「あきたこまち」「ひとめぼれ」等は、流通の中で存在すらなく、鳴り物入りでデビューした「つや姫」も、明らかに失敗の道を歩んでいる。

つまり、地域を活性化させるために必要なブランド米が、ことごとく壊れてしまっているのだ。

時期的には、話題の「つや姫」でブランド化することが一番だろうと思うのだが、県や全農が、この「つや姫」をどう育てていきたいのかが全く判らないので、自分としても、この「つや姫」で実行してしまって良いのかの判断が出来ないのだ。
県や全農のブランド化の考え方を無視して、地域だけの取り組みとして「つや姫」を独自に動かすことは出来るのだろうか。

伝わってくる情報だと、県があちらこちらで規制をかけているようで、なかなか扱いにくいお米となってしまているようだし・・・
かといって、業務用米にまで落ちぶれている「はえぬき」を使用して、地域のブランド化することは100%不可能。
(「つや姫」が成功すれば、「はえぬき」を引っ張り上げることは出来るが・・・)

さて、困ってしまった。
「つや姫」自体は県に縛られていても、流通が全農ではな、農協で出来るのであれば、まだ作戦は立つのだが。
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声が出ない

2011年01月21日 09時06分42秒 | Weblog
昨日休んだので、咳も時々しか出なくなっているし、体力的には戻ってきているのだが、なんと声が出ない。

昨日、北海道のJAひがしかわの販売部長が2人店に来てくれたのだが、残念ながら合えず終いだったため、今日来るJA北信州みゆきの人たちとは会いたいと思っているのだが、声が出ないのではどうにもならない。

今9時を回ったところで、実際に会うまでには、まだ2時間ある。
なんとか声が出るようになる方法はないものなのだろうか。
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