東京駅
山形行き
つばさ
量に走るような生産者ではない。
収穫を急ぐような生産者でもない。
小粒産地で、大粒を作る努力もし続けてくれている。
毎年、頑張って栽培してくれている。
それでも今回の天候は、どうすることも出来なかった。
今回のような結果になると、いつも、生産者１人だけの限界を感じる。
指導する人が、もしも側にいれば、結果は変わっていたと思えるからだ。
しかし、回りに指導出来る人はいない。
回りの生産者は、お米が売れれば良いとしか考えていない。
倒れた稲。
雑草だらけの田んぼ。
産地の限界は、既に見えている。
しかし、どうしてあげることも出来ない。
悲しい現実だな。
４時に起きてと言うか、ほとんど寝ていないと言うか。
まさかと思うだろうが、新しいブランド化を動かす時は、自分は、いつも吐き気との戦い。
緊張と極度のストレスで、胃痙攣と胃酸が出すぎて、逆戻りしてしまうのだ。
そのせいで、さらに睡眠時間が短くなってしまう。
以前なら、こういう自分にとって不利になることは言わなかった。
しかし、一世一代の企画も無くなったことで、気持ちが変わってしまったようで、不利を言うのにも、抵抗が無くなった。
５時に駅について、今電車の中。
新しく立ち上がったブランド米を紹介する準備の為に、産地に向かっている。
