昨年の新米時期に、自分が情報を出したり出演したりしていた某番組が、自分の情報を一切保護にしたお米の研ぎ方等を放送した。
それが消費地では炊けない研ぎ方だったことから、消費者からクレームが出たのだが、それがなんと、テレビ局や生産者にではなく、自分に降りかかってきて、物凄く怒りを覚えた。
それからと言うもの、その某番組に対して、自分は一切協力していなかった。
以前のように質問などが来ても、「昨年の件があるので、情報提供はしない」と断り続けていた。
ところが先週、その問題の放送をした担当者から再び質問がきたので、「昨年の件が納得できないから無理だ」と伝えたところ、慌てて謝罪にきた。
正しい情報を出すためには、自分たちでも一度試してみる必要はある。
なので今までも、必ず自分たちで確認することをお願いしていた。
なのに、なぜ今回については、それをしなかったのかと訊ねたところ、「産地で食べて確認したときには、特に問題を感じなかった」という事だった。
なのでそのまま放送してしまったとのこと。
地元ローカルであれば、何とかなったのかもしれない。
しかし、全国放送となると、そうはいかない。
産地だけではなく、消費地でも実際に試さなければならない。
それは、水、炊く環境、炊飯器などが異なるため、同じ結果にならないことが多いからである。
とりあえず、理由は判ったし、もう終わってしまった事なので、グヂグヂ言っていても仕方がない事。
なので、今回の質問についての回答とアイデアを教えた。
情報発信と言うのは恐ろしい。
言葉一つ間違えるだけで、大変な事態になってしまう事がある。
産地から発信をする場合、相手が全国だという事を、シッカリと理解して発信してもらいたい。