昨日18時過ぎに、某週刊誌からの電話取材があった。
かなり疲れ切っていた時に、食味ランキングで、魚沼が特AからAに落ちたことについての取材だったので、「またかよ~~、面倒だよ」と思いながらもコメントをした。
以前も書いたと思うが、魚沼が特AからAに落ちた理由については、自分は判らないというか、ランキングに関わっていないので判る筈が無い。
ランキング審査ために、何処の地域のお米が使われたのかなども知らない。
取材の中で、特Aから転落すると、販売価格なども下がるのかと質問されたが、ランキングが下がったからと言って、基本的に価格が下がることは無い。
自分がJA北魚沼から直接仕入れている、レベルSS・レベルSAの北魚沼コシヒカリについては、自分が実際に食べても、今迄と品質も食味も変わりがないし、消費者から味が落ちたとかのクレームは1件もないので、価格を下げたりはしていない。
しかし、個人生産者の販売については、特に「特A」を売りにしていた生産者の販売価格についは、下がっているかもしれない。
今までもコンテストやコンクール受賞米として販売していた生産者は、受賞できないと価値が無くなるので、価格を下げざる負えないと聞いたことがあったし。
とは伝えた。
ランキングを決めているパネラーについても、どんな人がやっているのか、公平なのか、裏はないのかなど、やや悪意を持った質問を受けたが、それについては全否定。
もしもそんなことをされていたとしたら、お米のポテンシャル・可能性・将来性を知る事が、全く出来なくなってしまう。
パネラーだって、それを十分に判っていて、プライドを持って審査して、自分たちに教えてくれている。
自分は、残念ながらコンテストやコンクールについては、信用しきれていない。
なぜなら、同じお米を出品ているのに、某コンテストでは通って、某コンクールでは落ちるという、不可思議なことが多々起き続けているからである。
しかし、食味ランキングについては、産地が、どんなお米を出しているか等は、産地側の問題であるから判らないが、審査しているパネラーの味覚については絶対信用している。
とも伝えた。
特Aが増えていますよねという質問については、ランキングで特Aが増えたのは、各産地が品質と食味の良い新品種を開発した結果だと伝えた。
これについても、パネラーの審査が甘いのではみたいな質問であったが、逆で、パネラーがシッカリと審査してくれているからこその結果なんだと伝えた。
食味ランキングを否定しようと思えば、幾らでも否定できると思う。
でも、食味ランキングを否定するのであれば、日本中で開催されているコンテストコンクールについても否定することになるだろう。
自分の都合の良い方を選んで褒めて、都合の悪い方は批判する。
今、あちらこちらで起きている、恥ずかしい出来事である。
今回の取材では、食味ランキングについては、偏見などを持たずに記事にしてほしいとお願いした。