畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

17年前の私

2018-11-04 05:50:00 | 日記
今、17年前の通勤路を通っている。今は仕事も軌道に乗り、その時に描いていた夢が叶っている。あの頃は単なる憧れでしかなかった生活。しっかりと仕事に向き合った結果、顧客との関係も楽しんで出来るようになった。
 きっと毎日の変化なんてとても小さいものなのだろう。しかし、自分の17年前を振り返ると大きな変化になっていた。その分、自分は周りを幸せにすることができているんだろうか?

映画『君の名は』

2016-09-10 20:20:00 | 日記


映画「君の名は」を観た(ネタバレ注意)。


 気がついたら泣いていた。単なる男女入れ替わりの恋愛ものと思っていてたかをくくっていた。前半のコミカルな入れ替わりの明るいシーンから、後半飛騨に行くシリアスなシーンへとの移り変わりがとっても感情移入ができるものになっていた。


 前半のコミカルなやりとりで、手や顔に文字を書くのも、古典の授業の「黄昏」も、宮水神社の御神体に行くのも、すべてそれは伏線。スマホに電話番号を残しているのに、お互いLINEやメールなどをしないのは、ちょっとご都合主義のようにも見えるが、考え方を変えれば「お互いの直接のやりとりはできるだけしない」というのが暗黙の了解だったのかもしれない。それがゆえの、直接あって確かめようとする後半につながる。そして、まさか手の組紐が3年前につながるとは…。そういえば、タイトルの「君の名は?」という言葉が序盤から登場し、しかも入れ替わりの当人同士が映画開始早々にお互いの名前を認識してしまうのも今考えれば、相当の伏線なのかもしれない。


 感情移入しだすと、糸守町が「災害対策基本法につき立ち入り禁止」という看板で入れない。そして犠牲者名簿に彼女の名前があったところでもう目には溢るる何かがでてきた。これは東日本大震災の震災や原発事故を想起させる。こういう悲しい出来事は、自分の近くにでも起こりうるのだ…という抑えられない気持ち。

 もし自分が主人公ならば、彗星の事件について片っ端から調べるだろうな…と思う行動を取るほど、この主人公の行動は特別な主人公ではなく、誰にでも共感できる「普通の主人公」。だからこそ感情移入できるのかも。この映画は女性が多く見ているのだが、女性視点だとどう見るのだろうと興味も湧く。


 そして、後半の宮水神社の御神体があるカルデラから見える糸守町の湖。三葉の中にいる瀧が見る3年前は湖が1つ。そして、その場に居る現代の瀧の中にいる三葉がみる湖が2つ。この後、主人公が三葉から離れて、三葉本人が糸守町の人々を避難させるべく奮闘する。しかもその結果がわからないまま、彗星衝突事件から8年後になり、場面を詳しく述べない。映画のコメントでは「肝心なシーンを見せずに意味がない」というコメントも見られるが、ある意味「予測不可能な自然災害を、予見してそれを納得させた上で避難させる」なんて非現実的なものは描写しにくい。それこそ特別な力を持った主人公になってしまい感情移入が困難になるかもしれない。


 彗星事件の8年後の東京で、すれ違う2人。カフェでも歩道橋でも、すれ違いを見るたび心が痛む。映画を見ている人には「君の名は」わかっているのに、主人公たちの記憶は消えている。ここで感情移入は解かれ、完全に第三者として見ている自分がいる。でも映画への思い入れは消えていない。この記憶がないという現象はタイムスリップものではよく語られるタイムパラドックスが起こしたものだが、とても切ない。
 そしてお互いが電車ですれ違い、衝動的に引かれてすぐに最寄り駅で降り近所を歩いて探し、歩道専用の石段ですれ違うのだが、お互いを感じているのに一度すれ違う。勇気をもって瀧がしゃべりかけ。そして最後のセリフ「君の名は」。

 これは2回見ると伏線を回収しながらあらたな発見を見れるので観客動員数が上がるのもうなづける。


 家に帰り録画していたこれも当時観客動員数が多かった「超高速参勤交代」を見たが、伏線の使い方が圧倒的に「君に名は」の方が上手く使っている気がする。


映画に行くと、また映画を見たくなる。




高島礼子と高知東生

2016-07-27 19:20:00 | 日記
 高知容疑者が覚醒剤などを所持したとして逮捕されたの6月24日。逮捕現場はラブホテルで、高知は不倫相手の女性・五十川敦子容疑者(33才)と一緒。最悪な形での妻への裏切り。そんな高知容疑者から弁護士を通じて妻の高島礼子さんへ、7月に入って封筒が届き、中には署名してある離婚届があったそうだ。

 そのニュースを耳にし、自分の中で「?」って思う。自分の考えでは、高島さんは離婚した方がよいと思う。しかし、犯罪+裏切りをした高知容疑者から切り出せるものだろうか?妻の高島礼子さんから切り出すならいざ知らず、高知容疑者が言うべき問題ではないと思う。私としては、「どこまで高知容疑者は自分勝手なんだ?」と思ってしまう。

 ヤフコメを見ると、「高知容疑者の最後良心」だとか、「これがいいチャンス」などの書き込みも見られるが、なぜ高島さんが今まで「離婚の可能性を示しつつも、具体的に言わなかったか」。高島さんの仕事の状況や精神的な負担を考えて、高知容疑者は、高島さんが切り出すタイミングまで黙っているほうがよかったのではないかと思う。

 結果的に、高島さんは離婚に応じるようだが、ここでも高島さんの気遣いの仕方と、自分勝手な高知容疑者の差が出たかな?と思った。だから格差婚も仕方なかったのかもね…と思ってしまう。

 

たまの2連休

2014-02-08 14:34:00 | 日記
最近仕事が多すぎて、さらに飲み会が5週連続続いて、仕事は一層溜まりぎみ。そんな中で目の大きな病気を患い凹む。2014のおみくじは大吉だったんだけどなあ…。家事の手伝いはまったくできず。子どもの面倒も見ていない。まったくのダメダメパパの記録更新中です(泣)
そこに来てこの大雪。仕事を中断して4件の病院をはしご。久々の2連休になりました。明日は何もしないでゴロゴロするぞ~!


嶺岡豆腐

2013-12-29 22:22:00 | 日記
 「梅の花」というお店を知っていますか?豆腐料理が中心のちょっとした料亭みたいな外食チェーン店です。個室があって小さい子どもがいても平気なので好きなのですが、やはり料金もお高めなので、ここ数年ご無沙汰でした。


さて、ここの私の一番の大好きな料理が「嶺岡豆腐」です。

 最初、私がこれを食べた時には衝撃でした。「これは本当に豆腐なの?」と思うような甘さ。まるで杏仁豆腐のようなレアチーズケーキのような…。で、原材料をみると、牛乳と生クリーム!これは甘いお菓子のようなものなわけだ。どうして嶺岡と言うのだろう?と思って嶺岡豆腐の歴史をちょっと調べてみました。


 すると、嶺岡とは千葉県の地名のことで、嶺岡豆腐の歴史も江戸時代にさかのぼるそうです。将軍徳川吉宗が、馬の薬にとジャージ牛を輸入し、千葉の嶺岡に牧場を作ったらしいのです。そこを吉宗が視察に行ったときに豆腐を所望し、急遽牛乳で作った豆腐が「嶺岡豆腐」だったというわけです。


 この嶺岡豆腐。本当に甘い。けれど、甘さ控えめなところが上品。写真にかかっているタレは、左が木の芽味噌。右がゆず味噌。どちらも嶺岡豆腐の甘さを引き出してくれる最高のソースです。江戸時代にこんな素敵な甘味があったとは!