畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

2019東京ヤクルトスワローズ

2019-01-26 04:44:00 | ヤクルト

2018年12月11日。ヤクルト(秋吉・谷内)←→日ハム(高梨・太田)とのトレードが合意された。秋吉も貴重な中継ぎではあったが、最近はぴりっとしない。谷内は2軍で好成績を残しながら一軍ではパッとしない。その中で、高梨は2016年新人王。太田も含めて、環境を変える事で成功する可能性を秘めているトレードだ。ヤクルトがトレードで放出した杉浦が日ハムで活躍しているが、環境を変えた事も一因だと思う。


さらに、ソフトバンクから寺原を獲得。

続いて、ソフトバンクから五十嵐を獲得。


 地味な補強かもしれない。同じリーグには年何億というFAで選手を取得して大幅な補強をするチームもある。この大型補強に、この地味な補強でいい勝負ができたら・・・と思うと、それが東京ヤクルトスワローズの楽しみ方だと個人的に思っている。(年間96敗は嫌だけど)



ヤクルトがクライマックスシリーズ進出

2018-10-13 14:47:00 | ヤクルト

↑左:小川監督 右:真中前監督

 東京ヤクルトスワローズの2018年シーズン成績は、75勝66敗2分で2位という成績で本日10月13日よりクライマックスシリーズを本拠地で開催する。2017年シーズンは96敗借金51というチーム成績だっただけに、本当に夢のような1年間だった。

「僕は二軍監督時代から、今いる戦力でいかに勝つかを考えてやってきました。」とはクライマックスシリーズを前にした小川監督の言葉。

ヤクルトはトレードもあまりしないし、FAなどの補強もしない。最近はドラフト会議も抽選で外ればかり(といっても外れて指名した山田哲人は大成功したが)。96敗の2017年オフシーズンの補強の中心は、メジャー帰国の青木のみ。正直「フロントはやる気あるのか?」と感じていた。

 しかしどうだろう。青木は3割を残し最強2番としての活躍でチームの中心となった。ファンのネットコメントから異論もあったレギュラーメンバー(坂口、青木、バレ)の終盤交代や休ませる措置なども、シーズンを終えてみると、怪我の減少につながったのかもしれない。

 私は8月22日の投稿で
「私は思う。昨年球団過去最低記録の96敗したチームがペナントレースを争うチームになったこのことこそ「メイクミルミル」なのではないか、と。例えそれ以上の上積みがあったとすれば、それは感謝でしかない。」
と書きました。

 クライマックスシリーズ、もちろん勝ちたい。日本シリーズだって出場したい。でも、これは「それ以上の上積みであり、それは感謝でしかない」のであり、ここまでチームを「再起」させた東京ヤクルトスワローズの選手・スタッフのみんなに感謝感謝。そして見事「メイクミルミルin2018」を達成したと思う。

 ヤクルトファンは幸せだ。あるチームは4年連続V逸でファンから罵声&監督交代。またアルチームは17年振りの最下位でファンから罵声&監督交代。一方ヤクルトは96敗から2位でも大盛り上がり。さらにはぶっちぎりの最下位の2017年シーズンも歴代最高の観客動員数だったそうだ。やはり勝つことを義務づけられないチームははんわかしている。

メイクミルミルin2018

2018-08-22 08:38:00 | ヤクルト
昨日8月21日。東京ヤクルトスワローズは「奇跡の逆転」。

9回表2アウト。4-5の1点差で負けている状況。
2塁走者の田代のタッチアウトについて、小川監督のリクエスト。

そして成功。そこからの坂口の同点打。

さらに、10回の表。バレのソロホームラン。畠山のスリーラン。さらに坂口のタイムリー。

10-5

まさか勝てるとは、スワの掲示板で、開設の前田(広島OB)がバレのソロホームランの後
「ヤクルトは1点差で広島に勝てると思うなよ」と発言したとあった。

どんなテイストで語られたか分からないが、スワファンにはあまり気持ちの良い発言ではない。
そこからの5点奪取。

ネットニュースを見ると、ひょっとすると「メイクミルミルの再来」とあった。

メイクミルミルとは、2010年高田監督(当時)が交流戦での大惨敗で借金19の責任を取って休養した後、小川監督が監督代行となってからの快進撃。これをヤクルトの商品「ミルミル」と1996年に当時の巨人長嶋監督が奇跡の逆転を「メイクミラクル」と呼んだことをもじって「メイクミルミル」と呼ばれ、ヤクルトはクライマックスシリーズ出場を目標にした。

最終的にヤクルトは借金を返済し貯金4とした。しかし、4位で終わった。

2011年の監督には、「荒木大輔監督」就任が球団の既定路線だったようだ。でも、メイクミルミルの立役者小川監督代行の続投の声がファンに多く、結果小川監督は4年間監督として活躍した。

最後の2013年・2014年の2年間は最下位となったが、若手を育成し、次の真中新監督(当時)でいきなり優勝。陰の立て役者は前小川監督(当時)だったと私は思っている。


2018年のヤクルト。前年96敗でぶっちぎりの最下位チームが現在52勝52敗1分で2位。1位広島には10ゲーム差ある。一見すると「メイクミルミルin2018」は難しいように見える。

私は思う。昨年球団過去最低記録の96敗したチームがペナントレースを争うチームになったこのことこそ「メイクミルミル」なのではないか、と。

例えそれ以上の上積みがあったとすれば、それは感謝でしかない。

16球団構想?

2018-07-17 22:27:00 | ヤクルト
ZOZOタウンの前澤社長が日本のプロ野球に対して新規球団経営に意欲を語ったというニュース。千葉ロッテのホームスタジアムのネーミングライツをZOZOが行っているので、噂では「千葉ロッテをZOZOが買収するのでは?」とあり、千葉ロッテの球団社長が売却を否定するニュースも出ている。

このニュースに対して、元ライブドアの社長で球団経営に一時意欲を持っていた堀江貴文氏は、「四国アイランドリーグベースに一球団、BCリーグベースに北信越に一球団、静岡に一球団、沖縄に台湾と米軍連携で一球団っていいと思う」と持論をつづっていると言う。


 既存12球団に、四国+静岡+北陸+沖縄という16球団構想を、ZOZOの前澤氏は持っているのではないかと言われる。しかしここで、一気に4球団を増やすのは新規球団経営としても多額の混乱があるし、選手層のレベル低下にもつながるかもしれない。


 事実1950年に16球団構想の元参入した「国鉄スワローズ」は既存球団から選手を放出してもらえず常にリーグで下位を長い間さまよった。さらに、1950年はセリーグ8球団、パリーグ7球団と、球団数を増やそうとして失敗し奇数になってしまったパリーグは試合消化がうまくいかなかった。1951年にはセリーグの1球団が脱退し、セパ両リーグ7球団となり、さらに試合消化が難しくなった。この時期セパ両リーグの交流戦は行われておらず、奇数球団のリーグでは難しいことから、現在まで続く各リーグ6球団の全12球団体制が取られる。


 では、16球団構想は実現するのか。やはり資金面で難しいと思う。それならば、いっそのこと各リーグ7球団の全14球団にすれば良い。20世紀と違い現在では交流戦がある。通年で交流戦を行い、リーグ同士の対戦が3試合6球団。残りの各リーグ1球団ずつは交流戦を行えば試合消化は簡単。
 となれば、新球団は四国or静岡or北陸のどこか2球団となる。新規加入にあたっては既存選手の放出を希望する球団には新規加盟料が従来と同じ30億(うち預かり金25億)ほどを取る。既存球団からの放出がなく、BCリーグや四国アイランドリーグからなどの在野の選手で構成される場合は、新規加盟料を1/3の10億くらいに提言させてあげれば、浮いたそのお金で球場の改修やFAでの補強などに回せるので、リーグ自体が活性化できるのではないか?

 さらにクライマックスシリーズ。現在のリーグ6球団中3球団が進出できるより、7球団中3球団がクライマックスシリーズに出場できるならば、出場できない4球団の方が数が多いので、理屈上も成り立つと言える。 


 まあ実際、私自身が14球団が見てみたいな…という思いがあるんでしょうね。

東京ヤクルト小川監督復帰

2017-10-06 20:27:00 | ヤクルト
 東京ヤクルトスワローズ。2015年には2001年以来14年ぶりにリーグ優勝。前任の小川監督の育成した若手のさらなる成長もあって1年目の真中監督が優勝。


 しかし、2017年。国鉄、サンケイ時代も含めて創設以来の96敗のワースト記録。14連敗という40数年ぶりのワースト記録を次々と塗り替えてしまった。


 野村監督以前の弱小球団だった頃を思えば、たいしたことないと思う。ただ野村監督に勝ったら嬉しいものだとヤクルトファンは教えられてしまった。そして若松監督と真中監督の優勝。ヤクルトは戦力がそこそこでもチームワークで勝つチームだということが定着し始めた21世紀。

 しかし、古田監督でのフロントのトラブル。そして高田監督によるチーム内不和。それを乗り越えて再び夢を見せてくれたのは…

小川監督だった。

 2011年の監督は荒木監督が既定路線だった。2010年のボロボロのスワローズの監督代行を任せるには荷が重いと思われて、2011年のつなぎのつもりでフロントから任された小川監督代行。Aクラス入り目前まで追い上げファンを「メイクミルミル」とまで言わせた小川監督。

 ファンの小川監督続投の後押しもあり、正式に監督に就任。高田監督時代にあったチーム内不和を、温和な人柄と確かな戦略でチームの雰囲気をがらりと変えた。その様子は書籍にもなった。

『奉仕するリーダーシップ~小川淳司監督はヤクルトに何をしたのか~』


 ただ2013年、2014年とフロントの消極的な補強姿勢に最下位を喫した。それでも小川監督はあきらめずに若手を根気強く育成した。それは翌年監督を真中に譲って優勝という結果に結びついた。

 そして、2018年のヤクルトの監督に小川監督が復帰。フロントに取ってはどん底のチーム状態にあって、きらびやかな監督のイメージに泥を塗るわけにはいかないと、再び小川淳司氏に監督を任せた。フロントのいい加減さがわかる。そして積極的な補強もあまりないかもしれないし、フロントに小川監督がそこまでごり押ししないこともこの3年間のSD(シニアディレクター)での実績からわかる。きっとまた小川監督は現有戦力をコツコツと鍛え上げるだろう。そういう意味ではフロントに取っては小川監督が勝利しても負けても構わないまさに保険的な存在なのではないか。


私は小川監督をとっても応援したい。将来につながるチーム編成になると思う。

 衣笠球団社長は
2018年(1年目)は「チームの強化とともにできればAクラス」
2019年(2年目)は「さらなるチーム力の強化とAクラス」
2020年(3年目)は「優勝」
 というプランを発表した。「3年目もお願いをして、優勝を狙って戦って頂く」と述べた。これは野村監督の
「1年目に種をまき、2年目に水をやり、3年目に花を咲かせましょう」という名言と重なる。実際野村克也は、1年目5位、2年目3位、3年目1位と確実にそれを実現した。その実現を期待できる監督だと思う。
 東京ヤクルトスワローズにとって試練の時代はまだ少々続くかもしれない。でも、私は小川監督を最後まで応援したい。