↑左:小川監督 右:真中前監督
東京ヤクルトスワローズの2018年シーズン成績は、75勝66敗2分で2位という成績で本日10月13日よりクライマックスシリーズを本拠地で開催する。2017年シーズンは96敗借金51というチーム成績だっただけに、本当に夢のような1年間だった。
「僕は二軍監督時代から、今いる戦力でいかに勝つかを考えてやってきました。」とはクライマックスシリーズを前にした小川監督の言葉。
ヤクルトはトレードもあまりしないし、FAなどの補強もしない。最近はドラフト会議も抽選で外ればかり(といっても外れて指名した山田哲人は大成功したが)。96敗の2017年オフシーズンの補強の中心は、メジャー帰国の青木のみ。正直「フロントはやる気あるのか?」と感じていた。
しかしどうだろう。青木は3割を残し最強2番としての活躍でチームの中心となった。ファンのネットコメントから異論もあったレギュラーメンバー(坂口、青木、バレ)の終盤交代や休ませる措置なども、シーズンを終えてみると、怪我の減少につながったのかもしれない。
私は8月22日の投稿で
「私は思う。昨年球団過去最低記録の96敗したチームがペナントレースを争うチームになったこのことこそ「メイクミルミル」なのではないか、と。例えそれ以上の上積みがあったとすれば、それは感謝でしかない。」
と書きました。
クライマックスシリーズ、もちろん勝ちたい。日本シリーズだって出場したい。でも、これは「それ以上の上積みであり、それは感謝でしかない」のであり、ここまでチームを「再起」させた東京ヤクルトスワローズの選手・スタッフのみんなに感謝感謝。そして見事「メイクミルミルin2018」を達成したと思う。
ヤクルトファンは幸せだ。あるチームは4年連続V逸でファンから罵声&監督交代。またアルチームは17年振りの最下位でファンから罵声&監督交代。一方ヤクルトは96敗から2位でも大盛り上がり。さらにはぶっちぎりの最下位の2017年シーズンも歴代最高の観客動員数だったそうだ。やはり勝つことを義務づけられないチームははんわかしている。