畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

もし「ドラクエビルダーズ3」が発売されたら(詳細編)

2020-03-15 21:13:00 | ゲーム
 2019年5月4日に「もし「ドラクエビルダーズ3」が発売されたら」という題で投稿しました。さらに詳細なストーリーを考えてみたので、予想したいと思います。


(1)ドラクエビルダーズ3オープニング予想
もちろん舞台はドラクエ3。しかも勇者が旅立つ前。ビルダーズ3のオープニングは、勇者の父「オルテガ」がアリアハンを旅立とうとして自宅を出、城で王に挨拶する。
王「ところでオルテガよ。旅の前に酒場で仲間を探すが良い。」
と言われ、ルイーダの酒場でビルダー(主人公)を仲間にする。
 チュートリアルは、レーベの村にいた魔法の玉じいさんがナジミの塔で瀕死になっていたため、地下に宿屋を作ることになる。そのじいさんの治療の間、盗賊のカギ作りと、魔法の玉を作る手ほどきを受け、アリアハンを脱出する。

 いつもビルダーズシリーズは、アナザーストーリーですが、今度は勇者より先に旅をして、本来のストーリーである勇者の出番を無くす(先に平和にしちゃう)ことになる。


(2)第1章「テドンの村」

 オルテガが旅している時はまだ海の魔物が強くなく、船の定期船が出ている設定。そこで炉マリアからテドンの村へ進む。テドンの村はドラクエ3で船を手に入れたら最初に訪れる「村」。しかしそこはすでにバラモスに攻め滅ぼされて廃村となっており、夜のみ幽霊が登場する。
「本当は俺は知っている。自分が幽霊であるということ。でも生き残って逃げた村人もいる。もし村が再興されたら戻ってくるに違いない。俺達を成仏させるためにも、村を復興してくれないか?」と依頼を受ける。
 その事情を知ったオルテガはテドンの村をビルダーと一緒に復興する。最初は夜のみ幽霊となった住民が建築を補助してくれるが、ある程度復興が進むと離散した住民が戻って昼夜住人がいる状態となる。
 そして戻ってきた住人から「再び村が襲われないように、監視塔と砦を作ってくれないか。」と依頼され、住民達総出で作り上げる。
「懲りねぇ村人がまた村を壊されに来たぜ」と敵の襲来。ボスは「あばれざる」第1章なので打撃系が中心ですが、ヒートギズモも登場します。
 そして無事にバラモス軍を撃退すると、最後の住人牢屋の管理人が戻ってきて、テドンの牢屋に冤罪で収監されていた囚人の解放が行われ、「グリーンオーブ」を受け取ってエンディング。

(3)第2章「ダーマ神殿」

 オルテガは、テドンでの戦いをきっかけに魔法を使えないと戦闘が不利になると考え、転職ができるというダーマの神殿へ向かう。しかし、平和な世が続いていたことでダーマは長い間使われておらずドラクエ6の上の世界のような荒廃状況。
「わしはこの神殿の神官の子孫じゃ。転職できる神殿があれば、バラモスにも対抗できる勇者とその仲間達の大きな力になるだろうに・・・。」
 その言葉を受けてダーマ神殿の復興を行う。復興が進むと少しずつ転職できる職業が増えてくる。襲撃はアープの塔からのモンスター。どくどくゾンビやエリミネーターは通常で倒す。アカイライは空を飛び素早いので、武道家に転職して倒す。キラーアーマーやバーナバス(バンパイアの色違い)は魔法使いや僧侶に転職して倒す。
 ダーマ神殿の全ての復興を終えると、ボス「スカイドラゴン」がやってくる。ボスを倒すと、全ての職業に転職ができるようになるが、NPCのオルテガがピチピチギャルに転職しようとするドラクエのお約束がある。

(4)第3章「ジパング」

ダーマ神殿から徒歩で東へ。朝鮮半島へ行くと、「日本人」が話しかけてくる。
「わらわの国はとても貧しい。お主はビルダーと言ったな。ぜひ我が国を救いたもれ。」
第3章ジパング編スタート。ジパングは最初は縄文時代のような狩りと漁業で生計を立て、屋根もない家に暮らしていた。鉄などの資源などの加工があまり出来ない代わりに、豊富な自然環境を生かして木材で家を建てるビルダー。
 しかし、当初は町の住民が「ガイジンだ」と言って全く話もしてくれないほどの非協力的。そこでダーマの神殿で「ニホンジン」に転職し、住民との協力で、平安時代のような日本の建築を作り上げる。施設として「温泉」「神社」「刀鍛冶」を建設していく。そして日本人との信頼関係が築けると、国のリーダーであるヒミコの神殿づくりが住民総出で始まる。ヒミコはビルダーに話しかけてきた最初の「日本人」だった。
 ヒミコは度々襲撃にくる「だいおうガマ」「ごうけつぐま」「きめんどうし」などをオルテガとビルダーと共に倒していた。だがその頻度が頻繁になると、神殿完成と共にモンスターのボス「ヤマタノオロチ」征伐に乗り出す。「ヤマタノオロチ」を倒す時には「武士」に転職する事が必要である。ようがんまじんなどの強敵も登場するも、なんとかヤマタノオロチを撃破。オルテガたち3人が喜んで洞窟を後にするが、その時にヤマタノオロチは一瞬目を光らせる。
 ジパングでは敵のボスを倒して神殿でお祭り騒ぎ。そこで、ヒミコからパープルオーブをお礼にもらう。その夜にオルテガはアリアハンから父(勇者の祖父)の具合が悪いという知らせでいったんパーティーから離脱し、ビルダー単独での行動となる。

 ここからはしばらく3章のエンディング動画。オルテガは、ロマリアの旅のトビラから戻るのにジパングを北上してグリーンラッドを経由する。その際、モンスターにやられてムオルの村人に助けられる。何日も昏睡状態だったオルテガは、住人から「ポカパマズ」さんと言われて半月ほど治療する。その際、息子と同じ年の子どもと仲良く水鉄砲遊びなどし、人々の記憶に残る。しかし、その名前の由来となったのは「エッチな本の題名であるポカパマズ」だった事は誰にも言えない・・・。
 オルテガとビルダーがジパングを去った1ヶ月後、なぜか再びごうけつぐまのジパングへの侵攻がある。不思議に思ってヒミコが単独で洞窟に調査に行くと、瀕死のヤマタノオロチが復活している。オロチはまだ半分くらいの回復であったが、ヒミコ一人では太刀打ちできず、オロチの飲み込まれる。そして、オロチはヒミコに変身してジパングに戻る。
「ヤマタノオロチは不死身であった・・・。しかも激高しており、生け贄を半年に1人よこせと言っておる・・・。どうしたものか・・・」ヒミコに化けたジパングの歴史が再び始まる・・・。


(5)第4章「商人の町」
 ジパングから太平洋を渡ってビルダーは、スーの村の人に東に町を建設したい人がいるので龍だってやって欲しいという依頼を受ける。
 スーの東の「ニューヨーク」の位置にある草地。そこに行くと、
「わしはここに町を作る。どこかに良い商人はおらんかな?」
その言葉でビルダーはダーマの神殿で商人に転職して再訪。すると偶然もう一人商人(NPC)がその地を訪れ、双頭体制で町を作ることに。主人公は本来はビルダーなので建築を担当し、NPCは商売を担当する。小さい自宅兼道具屋を作ると、NPCの商人が商売を始める。そして「武器屋」「宿屋」「牢屋」「町長の屋敷」を建設し終わると・・・
「この町の名物となるような大きな劇場を建設してくれないか?」
と言われ住民総出で建設する。建設が完了すると、中ではキャバクラのような怪しいイベントが開催される。しかも、普通の商人のままの格好では入れてくれない(NPCの差し金で)しかも値段はぼったくりバー並。劇場を出る時に
「お帰りですか?それでは、お代を頂戴します。しめて50000ゴールド。払って頂けますね?」
「あら?(NPC)様のお知り合いでしたか。あららこれは・・・」
と言って支払いを逃れる。
 このようなNPC商人の強引すぎる手法から住民が革命を起こす。そこでNPCの商人だけでなく主人公も牢屋に入れられてしまう。そこに南部のサマオンサからボストロールの軍団が、発展した商人の町を支配下に置くために侵攻してくる。そこで主人公が牢屋から一瞬出ることを許され、なぜかオルテガが商人の町にちょうど到着したので、一緒にボストロールと戦う。
 ボストロールの軍団を倒す。改心したNPCの商人から商売をしている際に高額でかったものだとイエローオーブを渡される。クリア後、再会したオルテガが他の5つのオーブを持っており、レイアムランドに行き、ラーミアを復活させる。

(6)第5章「ネクロゴンド帝国」
 仮想「ビルダーズ3」の最終章の舞台は「ネクロゴンド」。ラーミアに乗ってバラモス城のある地へ。ここはかつてネクロゴンド帝国という大きな国があった(これは公式設定でもありました)。しかし、バラモスの出現によってあっという間に国が滅ぼされ、かつての城はバラモス城とされてしまった。そのバラモスをオルテガと共に滅ぼすのがラストミッション。


(7)エピローグ
 アリハアンの王にバラモスを倒した報告をした主人公達は、そこでゾーマの出現を知る。アリアハンの王は、オルテガにゾーマ退治を依頼し、再びビルダーと共に旅をするが、どこにゾーマいるかわからず旅を続けうちにギアガの大穴の火口に落ちてしまう。その報告をビルダーがアリアハンの王とオルテガの妻に伝えると・・・
「大丈夫。この子が16歳になった時に再び勇者として旅立たせます。勇敢だったオルテガの子ですから、きっとゾーマを倒してくれますわ・・・」

<ここでスタッフロール>

「Fin  to be continued DRAGON QUEST3 」(終 続く ドラクエ3へ)

(8)フリーシナリオ
 バラモス城だったネクロゴンド帝国の復活シナリオ。フリーで行う。


とこんな感じでシナリオを考えてみました。どうでしょう?やはり元々のドラクエ3のストーリーがしっかりしているので、想像しやすいです。

もし「ビルダーズ3」が発売されたら・・・

2019-05-04 20:22:00 | ゲーム


「ビルダーズ2」が面白すぎる。平成から令和になったこのゴールデンウィーク。ほぼビルダーズ2ばかりやっていた。

からっぽ島だけでなく、ストーリーでお世話になった、「モンゾーラ」「オッカムル」「ムーンブルク」でも建物を再編して遊びました。追加DLの「和風パック」や「水族館パック」ももちろん購入。4月には第3段のDLが出ると知りテンションが上がる。

「ビルダース2」でまだ謎があるんですが、ネットを見ても解決されていませんね。
その謎をちょっと紹介します。

(1)監獄島がストーリークリア後に再訪できない謎
 この答えは、ネットユーザーが明らかにしていました。同じマップ上に最終ダンジョンである「ハーゴン神殿」があるようです。それを開拓されないようにと、再訪ができないようです。マップを増やさないよう工夫しているんですね。ならば、「惑星シドー」はなぜイケないんでしょうかね?

(2)からっぽ島の地下神殿は?
 体験版からすでに発掘されていたからっぽ島にある地下神殿。ここはまだ謎のまま。

(3)惑星シドーで「箱船」に乗ったモンスター達
 無事であることは手紙で伝えられるんですが、その後登場しません。ひょっとしたら第3段のDLで「気になっているあの人たちが登場」とあるので、登場もあり得ます。


では気が早いですが、「ビルダーズ3」が発売された時に予想をしたいと思います。
 Yahoo知恵袋で他の方が予想されているので「ダーマ神殿で転職システム」がありました。ビルダーズが転職できるのは嬉しいですね。

(1)もちろん舞台はドラクエ3
 思い切って、勇者の父である「オルテガ」と旅をするのはどうでしょう?いつもビルダーズはアナザーストーリーなのですが、今度は勇者より先に旅をして、本来のストーリーである勇者の出番を無くす(先に平和にしちゃう)のはどうでしょう?


(2)テドンの村の復興
 仮想「ビルダーズ3」の第1章の舞台はテドンの村。そこはドラクエ3で船を手に入れたら最初に訪れることになる「テドンの村」。しかしそこはすでにバラモスに攻め滅ぼされて廃村となっている。夜のみ幽霊が登場する。夜のみ住民が建築を補助してくれる。そしてボスはトロルくらいにしておきますか?で、無事ボスを倒して復興を遂げると、命からがら離散した元テドンの村の住人が戻ってくる・・・という設定。


(2)ダーマ神殿登場
 第2章は転職ができる「ダーマ神殿」復興。長い間使われていなかったダーマ神殿は、ドラクエ6の上の世界のような荒廃状況。ダーマ神殿の復興を行う。(ビルダーズ2の監獄島のようなショートストーリー)。復興後、転職ができるようになる。NPCのオルテガがピチピチギャルに転職しようとして不可能なイベントなんかもあるといいかも。

(3)ジパングの町を作る
 仮想「ビルダーズ3」の第3章の舞台はジパング。貧しい農業国であったジパングの発展の手伝い。当初は「ニホンジン」に転職しないと、町の住民が「ガイジンだ」と言って全く話もしてくれない非協力。住民との信頼関係が築けると、ヒミコの神殿づくりもできる。この章のボスはヒミコの本来の姿である「ヤマタノオロチ」。倒す時には「武士」に転職する事が必要である。このジパングのビルダーズを想定して「ビルダーズ2の追加DL和風パック」が作られた・・・というのが私の読みです。クリア後、ここでオルテガはアリアハンから父(勇者の祖父)の具合が悪いという知らせでいったんパーティーから離脱。

(4)商人の町
 仮想「ビルダーズ3」の第4章の舞台は「商人の町・○○バーグ」。スーの東の「ニューヨーク」の位置にある草地。本来のドラクエ3ならば、商人を置いていくと発展してイエローオーブを手に入れることになる。ビルダーズ3では、ダーマの神殿で商人に転職してから行くことになる。そこに偶然もう一人商人(NPC)がその地を訪れ、双頭体制で町を発展させる。1から町を発展させていくが、終盤でイベント場を建築し終わると、NPCの商人が怪しげなイベントを開催して独裁体制を強化しようとする。そこで町の住民達がクーデターを起こす。NPCの商人も主人公も牢屋に閉じ込められてしまうが、南部のサマオンサからボストロールの軍団が侵攻してくる。発展した商人の町を支配下に置くために。そこで主人公が牢屋から一瞬出ることを許され、ボストロールの軍団を倒す。改心したNPCの商人からイエローオーブを渡される。クリア後、再会したオルテガが他の5つのオーブを持っており、レイアムランドに行き、ラーミアを復活させることに。

(5)ネクロゴンド帝国の復興
 仮想「ビルダーズ3」の最終章の舞台は「ネクロゴンド」。ラーミアに乗ってバラモス城のある地へ。ここはかつてネクロゴンド帝国という大きな国があった(これは公式設定でもありました)。しかし、バラモスの出現によってあっという間に国が滅ぼされ、かつての城(現在は小さなほころが立っている)の西にバラモス城が立ち、それを滅ぼすのがラストミッション。


エピローグ
 アリハアンの王にバラモスを倒した報告をした主人公達は、そこでゾーマの出現を知る。アリアハンの王は、オルテガにゾーマ退治を依頼し、ギアガの大穴からアレフガルドへ。その少しあとに、主人公達も後を追うが、なぜか時空がゆがみアレフガルドの外の世界へ落ちてします。
 その後、アレフガルドは本来のドラクエ3と同じく、キングヒドラに敗れ、それを勇者が倒し世界は平和になりドラクエ1に続く。主人公達は平和になったアレフガルドの外世界にある「現在では何も町がない」ペルポイを「フリーシナリオ」として町を創建していく。


どうだろうか?ストーリーとして完全にできあがってしまった。発売してほしいな~。

ドラゴンクエストビルダーズ2が面白い

2018-12-31 16:53:00 | ゲーム
12月20日に発売された「ドラゴンクエストビルダーズ2」がマジで面白い。前作はアレフガルドを復活せよと言う副題で、舞台がドラクエ1の舞台でした。今回はハーゴン教団が出てくるので、ドラクエ2が舞台ですが、直接ローレシアなどが出てこないことを不満に思っていました。しかし、4章でムーンブルク城が出てきます。またムーンペタの町も出てきます。まだまだクリアしてないので、その続きはわかりませんが、マインクラフトのドラクエ版としてとても時間を忘れて楽しめるゲームです。
 次回作を考えるとどこを舞台にできるでしょうか?ビルダーズ1の時の様に、すでにある土地を不毛の地にしてしまうのは、なかなか抵抗があります。とすると、ビルダーズ2のムーンブルク城の様に、作中で滅ぼされている城や町が舞台なら、問題なくビルダーズの作品となり得るのではと思います。
 そこで打ってつけの舞台があります。ドラクエ11の舞台であったユグノア王国跡。これを復活させるビルダーズ3はどうでしょう?舞台は主人公が過去に戻っていなくなってしまった世界。このセカイではデルカダールもイシの村も破壊されています。主人公が過去に行ってしまった世界で再び魔物が活発化してしまったと定義し、第1章はイシの村の再建をデルカダール王とグレイグと行う。第2章ではデルカダール再建をマルティナ姫と行う。第3章でユグノア王国復興。仕上げの第4章ではバンデルフォン王国の復興でどうでしょうか?ちなみにバンデルフォン王国の場所は小麦が取れるとあり、ビルダーズに不可欠な農業もできますね。勇者たる主人公がいないというのも、ビルダーズにとっては好都合ですね。ラスボスを倒すのは、一般市民の手に委ねられるわけですから。
 どうでしょう?ドラクエ11を舞台にした、ビルダーズ3の制作は?

ドラクエ11考察2「バンデルフォン王国について」

2017-08-28 04:44:00 | ゲーム
 ドラクエ11の舞台設定が面白かったので、わかったことをまとめてみようと思います。ネタバレを含んでいますので、ストーリーを十分まだ楽しんでいない方は、見ないことをお勧めします。今回は花と芸術の王国『バンデルフォン王国』についてです。


--以下ネタバレ注意--

≪バンデルフォン王国の現状≫

 五大国のうち、ユグノア王国とバンデルフォン王国はすでにゲーム開始時に滅亡している。ただ、16年前に滅亡したとされる「ユグノア王国」は城や城下町や城下外の町の建物までまだしっかりと一部残されているのに対して、数十年前(注1)に滅亡したとされる「バンデルフォン王国」の城跡は地上部分はほとんど石の残骸しか残っておらず、唯一城の地下部分だったと思われる2ヶ所(まほうの扉で施錠された宝物庫と不思議な力で施錠されたネルセンの試練部分)のみが残るのみである。

↑地下部分の階段


↑地下の宝物庫(ここだけ少し城らしい音楽に変わるところがもの悲しさを語る演出である。)


≪バンデルフォン王国の始まり≫

「バンデルフォン王国」の創設は、勇者ローシュ、賢者セニか、戦士ネルセン、魔法使いウラノスが魔王との戦いに終止符をうったところから始まる。
 戦士ネルセンは、「邪神との戦いの後、荒廃した世界を立て直すためにバンデルフォン王国という国を建てた。伝承によると彼はその王国に邪神との戦いで使った強力な武器を隠した」(神の民の里の住人の証言)という。


≪バンデルフォン王国の崩壊≫

 滅亡当時の「バンデルフォン王国」の様子を、現在ネルセンの宿屋の書棚に置かれている『はるか遠き故郷 バンデルフォン』という本から抜粋して見てみよう。
 「黄金の獅子と呼ばれていた若き名君アーサーが治めていた。アーサー王は、民の生活が守られるよう優秀な兵士を育て、強力な騎士団を有するなど、民のことを第一に考え、慕われる王であった。しかし、その栄華は長くは続かなかった。突然魔物たちが現れ王国を襲ったのだ。アーサー王は、騎士団を率い立ち向かったが、攻防むなしく王国は滅び去った。魔物たちはバンデルフォンの軍事力をおそれ襲ったと言われるが、真実はわからない。はかなく散った王国の跡地からは、今でもアーサー王の無念の声が聞こえてくるようだ。あの悲劇は決して忘れてはならない。」

 戦士ネルセンが創立し、騎士団があったバンデルフォン王国。魔物にあっという間に滅亡させられたのはちょっと?マークだったが、その理由を元ユグノア国王のロウが理由を明かしてくれた。「はるか昔…… 栄華を誇った とある王国は魔物が化けた奸臣によって 滅ぼされたという。」(ユグノア城でのロウの証言より)はっきりとロウはバンデルフォン王国と言ってはいないが、ロトゼタシアで栄華を誇った=五大国と考えると、条件に当てはまるのはバンデルフォン王国以外ない(※2)。ということは、ウルノーガがバンデルフォン王国の中枢に入り込んだことで、内側から崩壊させられたと言える。


 騎士団の有名な騎士として、デルカダールにいる老人が「アスタロト」という大将軍について証言している。その老人によると「……あのアスタロトという魔物じゃが、ワシが調べたところによると、もとはバンデルフォン王国の大将軍だったそうじゃ。しかしあるとき、卑劣な罠にはめられて全力を出すことすらかなわぬまま、部下とともに命を落としたのだという。その無念さがヤツを魔物に変えたのじゃろう。」(クエスト「戦場をさまよいし無双」の老人の証言より)。怨念になった理由は、正規に戦って負けたのではなく、前述のように王国の中枢に入り込んだウルノーガが内側から手引きしたため、攻防戦は圧倒的不利となった故であろう。
 主人公の仲間の一人である現・デルカダール王国の将軍である「グレイグ」はバンデルフォン王国出身。国の滅亡で途方に暮れていたところ、現デルカダール王に雇われたという。


 王国を魔物が襲った理由を、前掲書では強大な軍事力のため指摘しているが、ユグノアも魔物の一斉攻撃で一日で攻め落とされるくらい故、真実は違うと思われる。その理由は前述の神の民の里の住人が証言している。
 「今思えば、魔物がその王国を襲ったのはその武具を破壊するためだったのかもな……。」と述べているとおり、魔物たちがネルセンの試練などの施設破壊を企んでいたものと思われる。


 そこで、現在のバンデルフォン王国の跡をもう一度見ると、16年前に滅亡したユグノア城跡や城下町がかなり詳細に残っているにもかかわらず、30年ほど前に滅亡したバンデルフォン王国の跡がほとんど残っていないが比較できる。

 魔物のユグノア城襲撃の目的は勇者の暗殺であるが、バンデルフォン王国襲撃は伝説の武器防具の破壊だったので徹底的に破壊され、跡もほとんど残っていないのではなかろうか。さらに推察すると、ウルノーガは王国の中枢に入り込み本来は伝説の武器防具を内密に破壊しようと内偵していたのだが、それらしい箇所に武器防具がないばかりか、怪しい入れない場所もあり、徹底的な殲滅で宝物庫の場所を不明にすることに方針転換したのではなかろうか。


≪バンデルフォン地方の経済≫

 現在のバンデルフォン地方で現役の公共施設は2軒しかない。一軒の宿屋(バンデルフォン王国創始者の名前をとってネルセンの宿屋という)がある。


 もう一軒船着き場と管理施設のようなものがある。

その施設の中にいる人の証言によると「今でこそこの港もひなびた様子だが、当時はデルカダールのような大国とのかけ橋として栄えていたそうだぜ。」と述べていた。若い男性の証言だが伝聞形式の証言なので、この人はその活気があった頃の様子を知らないと見える。30年前とはいえ、施設があとかたもないのはどうしてだろう?と思う。

バンデルフォン地方は気候が温帯のようで、周辺は豊かな緑に恵まれている。

その豊かな気候を生かして、周辺は麦の生産を行っている。そのあまりの絶景を表して、小さなメダル愛好家でバンデルフォン出身のヌルスケは墓標にこう記している。「小さなメダルを求め世界を愛した私が心の底から愛した宝は2つだけ。金色にかがやく小さなメダルと、それによく似た紺色の小麦畑……我が故郷、バンデルフォンの風景なり。」ヌルスケが「伝説の秘宝」と話した景色にバンデルフォンの絶景があげられるほどの風景なのである。
 ちなみにこの小麦は、すでに無政府状態となったバンデルフォン地方でも管理され続けていることから、王国崩壊後も少数の人々は豊かな自然を背景に地元にとどまったと思われる。そしてメダル女学園に輸出なども行われていることから、私的な貿易も民間商人を通して行われていると考えられる。この地方には風車が多数見られるが、地元で加工している徴証と言えよう。


(注釈)
※1数十年というと言葉から、少なくても10年以内のできごとではない。そして100年に近い出来事でもない。実際にはグレイグとホメロスは30年デルカダール城に住んでいるというので、バンデルフォン王国の滅亡は少なくとも30年以上40年以内(グレイグが国がなくなった時にデルカダールに拾われたと述べているので)という時間軸だと思われる。
※2ロウが「はるか昔…… 栄華を誇った とある王国」という言葉を「バンデルフォン王国」になぞらえたが、はるか昔…という時間軸が気になる。もしかすると、プチャラオ村の遺跡に存在していた「古代プワチャット王国」のことを指すのかもしれない。


≪追記≫
新たな事実がわかれば、この記事に追加訂正していきます。
ちなみに画像は直接TVを撮った画面なので、粗いです。すみません。



ドラクエ11考察1「五大国について」

2017-08-27 13:41:00 | ゲーム
ドラクエ11の世界である「ロトゼタシア」には三大王国が現存し、過去には五大王国だったと言われます。(ネタバレも含みますので、ストーリーを十分に楽しんでいない方は見ない方がよろしいかもしれません。)


--以下ネタバレ注意--


≪ドラクエ11舞台のロトゼタシアの国家について≫


<現存>
1.騎士の国『サマディー王国』
2.不動の強国『デルカダール王国』
3.美しき雪の都『クレイラモン王国』
<滅亡>
4.歴史深き『ユグノア王国』
5.花と芸術の王国『バンデルフォン王国』


≪四大国会議と各々の国事情≫

 五大国は定期的に「五大国会議」と呼ばれる協議会を開催して、諸問題に向き合い、世界の国々を導いてきた。しかし、数十年前にバンデルフォン王国が魔物に襲われ滅亡して「四大国会議」となってしまった。ドラクエ11の舞台の16年前に、ちょうど「四大国会議」が開かれていた。


 上記写真は、16年前のユグノア城で行われた「四大国会議」の様子である。上から時計回りにユグノア・アーウィン王(当時)。

 次にサマディー王。

 次にユグノア・ロウ前国王(当時)。

 次にデルカダール王。

 最後にクレイモラン王(当時)


 議題は「勇者の誕生について」で、議題や開催場所(ユグノア城)を考えると、「四大国会議」の開催権や議長などはユグノア王国に存在すると思われる。その証拠にユグノアのみ前国王も会議に列席している。ユグノア王・アーウィンは、この会議で勇者の誕生は魔王の復活と表裏一体であることで危機感を共有しようとしていたと思われる。
 会議ではデルカダール王とクレイラモン王がアーウィンの本気度を試す仕掛けをしていた。そこから考えると、四大国の位置関係はユグノアが議長で、デルカダールが軍事力もあって発言権2位。魔法などの力や博識など知恵をもってクレイラモンが3位。サマディーはデルカダールやクレイラモンの発言内容を事前に知らされていなかったようで、どちらかというと蚊帳の外に置かれているような気がするので4位であろう。おおよそこの「四大国会議」では国力によって発言権があるようだ。
 バンデルフォン王国があった「五大国会議」だった時には、その軍事力からおそらくデルカダール王国と同列くらいの発言権だったろうと推察される。


 会議の結果は勇者の成長を見守ることで一致し、デルカダール王は勇者が16歳になったときにデルカダールで修行させることを約束した。
  しかし、それを魔物たちに利用され、ユグノア城はモンスターの一斉攻撃にあい一夜にして滅亡。国王アーウィン(ウルノーガに魂を乗っ取られたデルカダール国王が殺した)と后のエレノアは死亡し、デルカダール国王と一緒にユグノアに来国していたマルティナ王女が勇者を救出して逃がしたとされる。


≪三大国になって以降≫

 結局、四大国が三大国になってしまったが、「三大国会議」は16年間開催されなかった。その理由はデルカダール国王がウルノーガに乗っ取られたためであるが、なぜウルノーガは16年もの間、デルカダール国王に乗り移っていたのか疑問である。(実際、この16年間の国王は表情は険しくなり、后の命日に花さえ供えないほどの生活ぶりだったというが、城の誰もがその異変を気づかないというのは、それなりの普通の生活を送っていたと思われる)

 このブログでは、ドラクエ11の世界観についてゲームの内容を中心に若干の考察を試みようと思います。次回はバンデルフォン王国について考察します。ちなみに画像は直接TVを撮った画面なので、粗いです。すみません。