畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

革命は難しい。

2013-07-05 21:23:00 | 歴史
 エジプトで軍が事実上のクーデターを起こし、穏健派イスラム主義のイスラム同胞団出身の民選大統領であるモルシ氏が一年で大統領の座を追われた。モルシ氏は、2011年のエジプト革命後にエジプトで初めて軍人以外の大統領として注目を集めた。しかし、イスラム主義化を懸念した国民のデモの拡大により事実上のクーデターで失脚。


 そこで思ったのが、革命というのはその後中々安定しないものなのだと思った。
イギリスのピューリタン革命は、その後クロムウェルの恐怖政治を招き、王政を復活させ、名誉革命が再び起こった。フランス革命は、国内が安定化せずナポレオンの登場・追放でまたフランスも混乱した。


 政権を暴力的に追放すると、どうしてもその是非をめぐって賛成派と反対派が対立する構造となる。そして国はゴタゴタになる。そうならば、革命を起こし強権的な独裁支配下か、穏健的な選挙による政権交代しかないのでは?と思った。