自分自身の戒めとして、写真を掲載しておく。
ディーラーに板金修理をお願いしたが、思わぬ落とし穴があった。それは、ストライプステッカーが生産打ち切りになっていること。スターレットの最終機種ですら生産終了が199年。もうすでに13年が経過している。能登号のEP-82はもう初年度登録から18年が経過している。走行系の部品ならまだしも、ストライプテープなんて需要はないだろうから、生産打ち切りは致し方ないのかもしれない。
しかし、板金は基本的にストライプテープをはがすもの。能登号を譲ってもらった2001年時。能登号の左ドアには大きな傷があった。それを板金で修理したときにもストライプテープを交換している。だからこそ、ストライプテープの生産打ち切りは痛い。
ディーラーからは、ストライプテープを全部はがしての板金を進められた。能登号からストライプテープがなくなることを意味する。スターレットEP-82の後継機種であるスターレットEP-91ならば、確かにストライプテープなしの車もよく見かける。でもEP-82のタイプでは、ストライプテープなしでは、イメージがだいぶ違ってくる。
悩みに悩んだ末、ディーラーにストライプテープをはがさないでの板金を依頼すると、そのような修理は過去にやったことがないと言われてしまい、仕上がった時に「こんなイメージではなかった、と言われても困るので…」と難色を示された。確かに傷を一度やすり掛けで削り、その上に塗装をして、周りの色をぼかして合わせるて板金は完了する。だから、ストライプテープを貼ったままの板金はとても難易度が高い。傷をこのままにして走らせるわけにはいかない。でも、ストライプテープもはがせない…究極の決断…。
結局、ストライプテープをはがさないまま修理を依頼した。完全に元に戻らないかもしれない。でも車のイメージが大幅に変わるステッカー無しだけはどうしても受け入れがたかった。18年も走った車だから、当然ほかにも傷はある。だから、ある程度は仕方ない…。現実を受け入れるしかない。きれいなボディーの車で走りたかったら、新車を買うしかないのだ。今回初めて「能登号をあきらめて、次の車を購入しようか…」という考えが一瞬よぎった。でも私は能登号を愛してしまった。だから、簡単には乗り換えられない。走行不能の故障や、見た目に痛々しいほどの大きなダメージがつくまでは…。
結局車って愛した方が負け?車を愛すると簡単に乗り換えができなくなる。というより、私の車の愛し方が、普通の人の感覚と違うのかもしれない。能登号は昔の車で、オートロックも、パワーウインドもない。だから最近の車に乗り換えれば、快適だってことは重々承知している。…それでも乗り換えることができない。…乗り換えた時、能登号はどんな顔をするんだろうか…きっとさびしがるだろう…。私は能登号を擬人化してしまっている。だから別れるのはさびしい。しかし、能登号も機械である限り、いつの日か必ず別れはやってくる。それはわかっているけど、できるだけ先延ばししたい…。そんなことを考えて、余計に鬱になってきた…。
能登号は、修理のため、2011年12月18日から一週間超入院です。次に会えるのは12月24日。早く治って帰ってきてもらいたいなあ…。