澄み切った秋晴れ、爽やかな空にそびえる今日の大山は、きりっとしていました。
また、遠景に中海、島根半島を望みながらの風景は、稲刈りが終わったばかりの田んぼに立てられた稲わら、そして稲はで。未来に継承したい景観です。
そんな大山で、アケビを発見。ついつい頂いてしまいました。芳醇な自然の恵みです。
つながる つだバル
さてさて、昨日は、6人の方に参加していただき、第5回 本とバルの日「つながる つだバル」を開催しました。
半農半X研究所の主任研究員・田中さんがゲストということで、テーマは「天職」。
どんな本が??と、おっとその前に、このテーマで紹介したい自分の本は?
議員生活にピリオドを打った後、半農半X生活を送っていますが、いくつかのXを楽しんでやっています。そして、いつもこのXたちは通底しているよなあと思っています。
その通底する価値観を本で表すとしたら、って選んだのが「エンデの遺言」。
でも、その本は貸し出し中。そこで、同じ作者の「モモ」を手に取りました。考え方は「エンデの遺言」と同じですからと。宇沢先生とも通じるのですが、お金ではなく人の心。
いくつかのX、貧しくなった人の心を取り戻すには、信頼のネットワーク、信頼のコミュニティが不可欠だと思い、やっているのかな?だから楽しい。
う~~む(^^;;
バルっていうくらいですから、面白いこともいろいろあります。
本を持ってきて紹介する、ってことを理解せずに来てくださった方があり、う~~む(^^;; 僕の本棚から選書したのは「ミツバチ」。
飼っているミツバチの話をしてくださいました。若者が地域で自立できるコミュニティビジネスの創生がこの方のX。その一つがミツバチなんですよね。あ~~愉快!
ゲストの田中さんが紹介した本は、内村鑑三の「後世への最大遺物」。著者33歳の作品で、人生のターニングポイントと言ってもいいのだとか。
半農半Xを提唱した塩見直紀さんは、この本を読み、同じ33歳だ!とばかり会社を辞めて農的生活に入り、人と人を紡ぐ、人生を紡ぐXに取り組んだのだとか。
運命は拓ける?
唯一の女性は、中村天風の「運命を拓く」。
彼女は、この本に出合うことで、人生を大きく切り開いてきたとのこと。
傍から見ると壮絶とも言えそうな彼女の人生ですが、信じ切ることの大切さ・難しさ、必ず人生は開けることを本を通して学んできた。今、それを天職に更に飛躍しようとしています。
一番の若手参加者は、これだという天職を確信をもって語れないとして紹介。
その本は、KATEKINの「Youtuberの作り方」。ただレビュー評価は散々。でも、才能はすごいかも。紹介した彼は、理想と生活という現実のはざまで煩悶しているんですよね。
でも、彼のトライはいつもスゴイ!って思います。良いと思いつつも既得権組織が踏み込むのがとても難しいところに、民間の立場で果敢に挑戦し続けています。
そんな彼に、紹介して欲しいような本はたくさんあるんだけどなあ。
この日集まった濃い濃いメンバー、面白いなあと思いますが、集まるべくしてと思えてなりませんでした。
若手参加者、濃いメンバーの励ましや体験、きっと「運命を拓く」一つのステップになるんじゃないかって思えました。
こだわりの酒、「王録」のおかげもありそうですね。