見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

父系家族制と母系家族制

2023-06-11 21:57:27 | 幸せに生きる

あなたは、父系家族制派ですか?それとも、母系家族制派ですか?

玉湯町に一人女(ひとりひめ)との名を冠した神社があります。
古代の出雲は、というかもというか、母系家族制だったと言われていますが、一人女神社って家系を保つ女の子の誕生を祈った場所だったのかなあ?
古代(いつごろまでか?)には世界中が母系家族制だったと言われ、出雲を始め我が国でも弥生中期くらいまでは母系家族制だったようですし、一般家庭では江戸中期まで母系家族制を保っていたと言われています。

母系家族制って妻問婚と言われ、母を中心にした家族制度で、夫は、月夜の夜に妻の実家を訪ね(よばい)、夜が明けると自分の家に帰って行ったのだとか。
女性中心なので、体格も女性が優れていたし、男の子は幾つになっても自分の実家に暮らして生活を支えたというのです。
面白いのは、男らしい人が求められたので、モテ男はあちこちから声がかかり、モテない男は求められることがなかった(涙 きっと、モテ男の妻は気が気じゃなかったことでしょう(^^;;

で、男が通えるのは月のうちでもそれほど多くない(月夜と天候と)、男も女も、指折り数えてその日を待ち、そのことで頭がいっぱいだったとか(*^^*)
草食系男子とかいう言葉って、その時代には考えられなかったかも。
そして、例えばトンド祭りのときなど、歌垣が行われて女性は自由に相手を選ぶことができ、子どもができても詮索なく相手のことは不問にされた。

この時代は、乳児死亡率がとても高かったこともあり、子孫繁栄は一番の願いだったので、オハセやホトを祀ったり、そういう形の自然石が祈りの対象になった。
なんとまあ、微笑ましいというか、、、

対する父系家族制、例えば騎馬民族などには食料や女子どもを略奪したり、女性を凌辱するなどあったようですが、母性が働き、男は女性のために家を盛り立てる母系家族ではそうした行為はできませんよね。
男社会の中では、例えば政治家、強い女性リーダーも現れていますが、そうしないとリーダーにはなれない意識構造が社会に組み込まれているように思います。
そういえば、我が国の女性政治家の中にも、権力者におもねる方がママいらっしゃいますよね。


まあ、ザクッと考えると、母系家族制は戦争には向いていない、というか、苦手。
古代出雲も戦争は下手だったようですが、当然と言えば当然?
冒頭の問いですが、僕は絶対に
母系家族制派、平和主義者の女性を男は理論的に、また行動で支える構造が良いように思っています。

最近、我が国の精神性を形作ってきたものは?と思い、さまざまな本を開いていますが、その一冊、「サルタ彦大神と竜」(谷戸貞彦著)は、
家族社会制度を考える上でさまざまなサジェスチョンを与えてくれます。

コメント (2)
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