見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

今、『学問のすゝめ』

2022-08-16 21:21:02 | 本や図書館

「熱い近代」、うまいこと言ったもんだなあ(@@
日本は明治維新以後、大戦前までと終戦後、高度成長期の2度「熱い近代」を経験してきたけれど、人口減少社会の局面でも「熱い近代」を志向している、いや確かに。
県や市町村、勿論国も、総合計画なるものはバラ色の「熱い近代」再来を熱望して描かれやすいのかなあ。

また、企業家の皆さんもやはり「熱い近代」を志向しているし、多くの国民もその“幻想”を捨てきれずにいるのでしょうね。
人口減少が進むこれからの社会は、マイナス成長を前提とした“
定常化社会”をどう創造していくのかということでしょうか。

「人口減少社会の未来学」最後の章の著者は姜尚中、「『斜陽の日本』の賢い安全保障ビジョン」というテーマでの寄稿ですが、「熱い近代」、巧いこと言うもんだと。
この本で特にインパクトの強かったのは、政治・行政に未来をデザインするセクションがない!こと、婚外子比率がほぼゼロの日本、そして
「熱い近代」。

福沢諭吉の『学問のすゝめ』
昼食の準備をしていると、突然の吹き降り、慌てて洗濯物を取り込んだものの、少し濡らしてしまいました(><
午後から、雷を伴って猛烈に降るなど、ずっと雨、こんな時に買い物に行かなくてもですが、やっぱり濡れて、、、しっぽり濡れるのはロマンがあるけどね(^^;;

ということで、雨でもあるし前書を読み終えたので本棚に行き、、、
何年か前に買っていた橋本治の「福沢諭吉の『学問のすゝめ』」、ちょっと気になっていたので手に取って読み始めました。
橋本治、好きな作家ですが、最後まで読めせてくれるかなあ?どんな内容だろうと開いたのですが、、、

言ってみれば
『学問のすゝめ』の解説本ではあるけれど、やはり!橋本治、読ませますねえ、いや、引き込むのがうまい。
当意即妙というのか、学者じゃなく作家の、しかも江戸・明治を深く研究でもしている?市井の僕たちが読むのにもってこい。
しかも、橋本治の解説がいいこともあり?今こそ“人口減少社会”における「学問のすゝめ」を痛感させるもので、諭吉先生の普遍性に敬意を持ちました。

もう一つ、明治の時代背景や歴史を辿ることもでき、こんな視点を持った近代史を中高生にも伝えたいものだと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 便所バチ | トップ | 名誉の負傷?で手術!?? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本や図書館」カテゴリの最新記事