11/12 雨上がりの大雄山最乗寺の紅葉

一年のなかで晩秋から初冬にかけての季節が一番好きで、そんな季節はカエデの紅葉から始まる。毎年、紅葉の風景を楽しみに出かけているのが南足柄の最乗寺で、例年１１月の下旬頃に見頃をむかえる。まだ紅葉には少し早い時期だが、所用で南足柄に出かけたのでお昼過ぎに最乗寺に立ち寄った。午前１２時過ぎの大雄山最乗寺の参道。朝のうち降っていた雨もあがり天気は急速に回復してきた。木漏れ日の柔らかな光に雨上がりの清涼で湿った空気がとても気持ちよい。最乗寺の中でも紅葉が綺麗な場所の瑠璃門周辺。石段脇のカエデが紅葉するととても綺麗なのだが、まだ紅葉は始まったばかりで枝先がほんのりと色付いているだけだった。宝物殿裏のカエデは少し紅葉が進んでいた。日差しに透かされた色とりどりの葉がなんともいえず美しい。瑠璃門をくぐり本堂前の広場へ。雨上がりの青空に始まったばかりのカエデの紅葉が良く映える。今朝のどんよりとした空が嘘のよう。白雲閣前のカエデはそこそこ紅葉が進んでいる。ピークの頃の赤一色の紅葉も素晴らしいが、紅葉の始まりの緑や黄やオレンジの葉が入り混じった色合いも素晴らしい。秋の色は頭上だけでなく足元にも広がっている。雨上がりの濡れた石畳の上、日だまりにはカエデの落葉。足元の色とりどりの落ち葉を眺めたり写真を撮ったりするのも大好きな秋のひととき。紅葉の見頃にはまだ早かったが、雨上がりの爽やかな空気と秋らしい風景が本当に素晴らしかった。また来よう。