10時のおやつ。どら焼きを食べています。小型の。6時半のいつものラジオ体操と口体操、簡単気功法体操をした後、しばらく外に出て秋野菜の間引きをしました。それから朝ご飯。いただいた新米を炊いてありました。高菜の一夜漬けに鰹節をまぶしてのせました。小松菜のおひたし、蕪大根の味噌汁もおいしく食べました。食べたらすぐにまた外に出ました。お天気がよくて家の中には籠もっていられません。使っていないプランターが数個あったのでこれにホウレン草の種蒔きをして遊びました。スズメバチが唸り声を上げて飛んで来て肩やほっかぶりしている頭に止まりました。どうなることかと肝を潰しました。縞模様のシャツがどうもいけなかったようです。そこで慌てて家の中に駆け込み、純白のシャツに着替えました。しばらく、しかし、休憩をします。スズメバチは裏庭の山茶花の大木に登った隼人瓜の、大群落のところに根拠を置いているようです。
昨日は午後から弟の傍についていました。幻覚がはじまったようでした。枕元周辺に何かがあるらしくそれを指でつまんでどける作業を繰り返しました。寝ているかと思うとすぐに起き出してきて、ああ、きついきつい、苦しい苦しい、中々死ねないなあと言います。こちらも辛くて悲しくてなんと返事をしていいのか分かりません。腹水もたまってきて膨満感があるようです。しょっちゅう痰をとります、力を込めて大袈裟に。吐き気が続くようです。水でぐちゅぐちゅうがいをします。それが終わったら付き添いがうがいのプレートを新しく交換します。
帰りがけにナースステーションにおられた日直医の若いドクターに呼び止められました。そして面接室で現在の状況を説明して頂きました。兄だとすぐに分かったようです。腹水がなぜたまるのかも説明してもらいました。酸性の強い胃液が逆流をしてきてそれが肺を冒して肺炎にかかる危険率が高まってくるとも言われました。意識が混濁した後の延命治療の是非についても話されました。弟の家族の者は、いたずらに苦痛を長引かせないで、できるなら最後は自宅で看取ってあげたいと考えているようです。
今日もお昼から付き添います。昼間はわたしの家内も娘もローテイションに加わります。昨日は娘が途中替わってこれましたので、ひさしぶりにサイクリング(約10キロ)に出ました。気分が刷新されました。夜中、苦痛の表情の弟のことを考えて、気持ちが塞いでしまって、こちらまで吐き気に見舞われてしまいました。でも、午前中の農作業で、秋日和の空のように暫時からりとしました。