<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

今日は38度になるらしい

2016年08月10日 11時18分24秒 | Weblog

今日は38度になるらしいぞ。たまらんなあ。里芋が葉っぱを黄色く枯らし始めている。そやあそうだろう、あれだけ大きな葉っぱ一面で炎熱を浴びているんだものなあ。ちょっとは日陰に入りたくなるだろうなあ。人間だったら一日で黒焦げになるだろう。今日はこれから飛行場へ我が娘と孫の二人を迎えに行く。長男は12才、次男は3才。二人はすぐに水遊びをねだるだろう。大川へ連れて行ってあげようか。大川は砂が堆積して浅くなっているから危険ではない。さらさらさらさらと水が流れている。小魚を捕まえてもいいだろう。でもそれに付き合うとなると暑いだろうなあ。ひりひり焼け付くだろうなあ。

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彼と生きると決めた遠き日

2016年08月10日 10時52分31秒 | Weblog

風湿り梅の実が熟れて落ちる頃 彼と生きると決めた遠き日

埼玉県 岡野京子さんの作品 (NHK短歌の時間に放送された入選作品より)

うん、老いた我が胸ですらこの歌に接すればきゅんとなる。作者もどうやら老いておられるようだ。「遠き日」としてある。彼のプロポーズを受け入れた日が回顧されている。梅の実が熟れて大地に落ちるまでじっくりと思慮されたのかもしれない。ほんとうに彼はわたしを愛してくれているのだろうか、わたしは彼をずっと愛していけるのだろうか。そしてとうとう結論が出たのだ。彼と生きて行けるという確信が浮かんだのだ。風が湿っていたのは作者の心のありようからだったのだろうか。梅の実の匂いは酸っぱくやるせない。そのあたりの経過が偲ばれて来るではないか。梅の実は熟れる。そして落ちる。そこへ行くと饐えた風が甘く匂う。

短歌が遠い日を思い出させてくれる。作ると言うこと詠むということはこういう人間の感情作用を発芽させることになる。彼と一緒にいまも元気に過ごしておられるのだろう。そしてなお若い日、遠き日がすぐ近くに引き寄せられて来るのだろう。

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苺が熟れる平和なときが来ても

2016年08月10日 09時04分34秒 | Weblog

石垣に小さないちごの熟るる里 あなたが帰りたかった故郷  

これはNHK短歌の時間に放送された入選歌の一つ。何処の誰の作品かをメモすることができなかったが、心に残った。8月は戦争終結の月。71年前になるが、忘れ去られることは出来ない。昨日は長崎に原爆が投下された。その後玉音放送が流れてやっと終戦となる。戦地に召集された兵士達の中には日本の国土を再び見ることができない人も多くいた。帰りを待っている人たちは悲しみに暮れた。この作品はきっと愛する人の帰りを待ちわびた人たちの一人だろう。今はすっかり老いておられるだろうが、石垣に苺が熟れたのを見てもやはり悲しみが襲ってくるのだろう。あなたが帰りたかった故郷はここだった。国家に忠義を尽くした兵士はそれすらも見ることができなかった。石垣に苺が熟れるなんて風景は実になんでもないが、平和なときでないと共に見ることはできないのだ。今は平成の時代、平和がその後71年続いている。平和になったが、愛する人はここにはいない。

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