5
番組の途中途中で、この老爺は、そうかもしれないそうかもしれないと思った。ガッテンした。
人間は仲良しがいいね。家族みんな睦まじいのがいいよ。仲良くして暮らすべきだよ、そうやって。
人間社会も睦まじくしているべきだよ。手を差し延べて労り合っているべきだよ。助け合っていると元気になれるよ。健康が維持できるよ。
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番組の途中途中で、この老爺は、そうかもしれないそうかもしれないと思った。ガッテンした。
人間は仲良しがいいね。家族みんな睦まじいのがいいよ。仲良くして暮らすべきだよ、そうやって。
人間社会も睦まじくしているべきだよ。手を差し延べて労り合っているべきだよ。助け合っていると元気になれるよ。健康が維持できるよ。
4
人間の不治の病だってこれでよい方向へ向かうらしい。何だか分かる。
人間に対する信頼感が高まって来るんだろうね、きっと。
治療のことを手当というものね。手を当てて貰っているだけで温まってくるからね。感情までもが。
母さんから手を当ててもらっていると、子供は安心が出来る。ホッとする。落ち着ける。これは理解が出来る。
3
猿だってこれをやっているらしい。喧嘩をした後で、仲直りをするのに、両者ハグを選択するんだって。
ううううん。なるほどなるほどだ。これが種族保存の法則なんだろう。敵から守るにはこの方法、寄り添うのがベストだろう。味方同士でいがみ合わないで、団結をするのが。
そうなんだよそうなんだよ。戦争はよくないよ。憎しみ合うこと、恨み合うことはいいことじゃないんだよ。
3
猿だってこれをやっているらしい。喧嘩をした後で、仲直りをするのに、両者ハグを選択するんだって。
ううううん。なるほどなるほどだ。これが種族保存の法則なんだろう。敵から守るにはこの方法、寄り添うのがベストだろう。味方同士でいがみ合わないで、団結をするのが。
そうなんだよそうなんだよ。戦争はよくないよ。憎しみ合うこと、恨み合うことはいいことじゃないんだよ。
1
昨夜、途中からだったけど、NHKのテレビで、「ためしてガッテン」の番組を見た。(この司会進行をしている落語家さん好きだなあ。なぜか好きだなあ)
2
ハッピーホルモンの話だった。オキシトシンというホルモンが人をハッピーにしてくれるんだって!
いいなあ。
触れてもらったり撫でてもらったり、抱き合ったりハグしたりすると、そのホルモンが湧出するんだって。ほ。
みんなこぞってハッピーになれるんだって。是は簡単凄技だ!
3
おお、おおおお、午後から空が晴れて来たぞ。
白い雲の回りに青い空を湖のようにして広げて来たぞ。
柿の木と椎の木と大空と、三者三様でいいなあ。みんなそれぞれでいい色をしているなあ。
それでいて彼らは大騒ぎをしない。大騒ぎをしているようには見えない。
おれだったら回りに大声を出して、自慢をしてみせるんだがなあ。
そうしたくなるのはおれが角を2本生やした鬼だからかなあ。
2
もう少し遠くへ目を遣ると今度はなだらかな皐がある。
そこで椎の木が森を造っている。
これがまたいっせいに新しい若葉を着けて、盛り上がっている。
ああ、いいなあ、いいなあ。
どうやったら回りの三百六十度に、あんないい顔色を見せていられるんだろう。
1
裏の畑の柿の若葉の色がいいなあ。
四月が発したよろこびの声に、そっくり濡れたようにしているなあ。
ああ、いいなあ。いいなあ。
ともかくいい。なにがなんでもいい。
「なにがなんでもいい」とおれを言わせているところ。
ここに、鬼の角を2本生やしたおれがいるんだなあ。
5
近寄ってでも行ったら途端に嫌あああな顔をされるだろう。
だったら、メッチェンの傍へなんぞ行くもんか。
6
わははは、というわけで、この十郎老爺の傍に美しい女人の姿はない。
冬も春も、おそらくは夏も。100日間も1000日間も。
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近寄ってでも行ったら途端に嫌あああな顔をされるだろう。
だったら、メッチェンの傍へなんぞ行くもんか。
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わははは、というわけで、この十郎老爺の傍に美しい女人の姿はない。
冬も春も、おそらくは夏も。100日間も1000日間も。