津久見駅を出ると、次は9.7キロ先の臼杵駅。となりの駅までちょっと長いなという感じです。臼杵で下り特急とすれ違い、発車。次は、大分市内の鶴崎駅に停まります。
下ノ江駅通過~!!
この駅は、いわく付きの駅です。駅舎はおそらく鉄道院時代の1915(大正4)年に建築されたものであろう。その頃からずっと駅やその周辺で自殺者や列車に轢かれて亡くなる方が続出。当時の村人たちが不吉な災いが続くのは狐のたたりだと言い出し、当時の駅長が別府市の霊媒師に相談。確かに霊媒師の仰るとおり、「鉄道敷設時に狐の巣を破壊したため、狐が怒っているので稲荷神社を建立して祀るべき」とのこと。事実確認のため、大分保線事務所に照会をかけたところ、下ノ江駅建設時に基盤の土を盛るため、駅から北側0.5キロ先にあった鳥越山を切り崩した際に狐の巣を破壊していたことが判明。
狐のたたりをを鎮めるため、15年の歳月を経て1930(昭和5)年11月3日に稲荷神社建立。建立してから、災いはぴたっと止まりました。ところが、次の駅長が多忙のあまり、11月3日の祭典を怠ったため、駅構内で貨物列車が脱線し、機関助士が即死。機関士と車掌が重傷を負う事故が起き、代々の駅長はこの神社の建立日である11月3日を例祭日とし、その時期には例祭を行うこととされている。しかし、1972(昭和47)年から駅長や駅員が駐在しない無人駅となっています。神社の世話人が現在も11月3日は例祭日を実施していることが判明しています。詳しい記事は こちら。
次は坂ノ市駅通過。
大分市内なので、やがて都会的な風景になります。