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同じ陸続きなのに遠い国からの鮮魚

2006-05-20 01:48:44 | 日記・エッセイ・コラム

Yamaguchi4 鮮魚が宅配便でわが家に届いた。
 これは父の姉、つまり私の伯母からの贈り物。
本州最西端にある日本海で昨日、水揚げされたばかりの新鮮な水イカとアジの刺身。
 昨日までは活きていた刺身をここで食べられるなんて、この上もない幸せ。
Yamaguchi2_2  年に数回は帰っていた故郷なのに、遠い国のようになってしまった。
 父も70年間も愛していた庭のような海も遠くなってしまった。
 来月はもう海開き(ウニの解禁)、父はこの頃になると海のことが恋しくなるはずなのに、一言もしゃべらない。胸の中に秘めているのだろうか・・?
Yamaguchi1_1 伯母は趣味でこの広い畑で野菜を育てている。
 両親も伯母のやり方を見習い、自宅の小さな庭に色々な野菜を植えている。
 そこにいるのは誰?ヨングク?ジョンウォン!?

Yamaguchi3_2 一時は観光名所になった、角島の北朝鮮籍座礁船。
 事件は2001年10月6日に起きた。「チョンリュー2号」が京都の鶴舞港で北朝鮮に輸出する日本製中古自転車1500台と中古冷蔵庫100台を満載。その船が下関港への航行中、角島灯台付近で座礁。
 翌日、ロープで曳航作業するが、失敗。業者による油の抜き取り作業が行われ、しばらくは放置。翌月、北朝鮮からの「チョンリュー1号」貨物船に中古自転車のみ積み替えし、乗務員15名とともに帰国。
 2年間はそのまま放置されていたが、2003年5月、現下関市(旧豊北町)と山口県が撤去費用を負担し、工事が施された。
 手前にある、1970年頃に座礁された小型船も次いでに一緒に撤去。
 絵になれる風景、もったいないこと・・・。
 このあたりになると、対岸のゴミが漂着している。もちろん、ハングルの空き缶やペットボトル。釜山あたりでも日本からの空き缶などが漂着しているらしい。
 およそ200キロの海峡を横切り、異国にたどり着くのはなんとロマンチック!?(笑)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ホントに絵になるのに、撤去されて残念です。 (036)
2006-05-23 12:54:34
角島へ泳ぎに行った時、乗った船が1970年頃の船だったんだね。びっくり・・・(゜o゜)
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そうですね。私もあの船体の錆び具合からみると、... (crayon)
2006-05-23 23:41:31
そうですね。私もあの船体の錆び具合からみると、1980年代末かと思っていました。もっとすごいのは父島の境浦にある座礁船(濱江丸)。太平洋戦争中の1944年爆撃を受け、辛うじて境浦の沖にたどり着いたらしい。10年前はボロボロになった船体の上にあがることはできたのですが、風化が進み、船体が次々と海の中に沈められてしまった。海の上だとあまり見えないのですが、海の中だと残骸がたーくさん!角島もきれいに撤去されてしまい、思い出のかけらもなくなってしまい、残念ですねぇ。
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