3月6日(月曜日)。あれほど白内障手術を嫌がっていたドックおじさんが手術を受けると決心し、紹介された眼科クリニックへ。
受付を済ませると、番号札を渡されてきた。銀行窓口によくある、呼出用のデジタル表示もついているので、どのくらい待てば私の番になるのか、わかりやすい。
診察室に入ってみると、今までのイメージをひるがえるような20代のかわいい顔をした女性の看護師がたくさん!!白衣ではなく、パステル色の制服だったので、幼稚園の保母さんのようなイメージ。
医療機器はアメリカ製なのか、英語版のWindowsで目の表面を撮影、視力検査、眼圧検査などの精密検査。
今度はいよいよ院長先生と対面です。紹介状に若そうな名前で書かれていたので、先生もきっと若い人かなと思っていたら、やはり予想のとおりでした。
先生のお部屋もビックリ!デスクの上に目玉おやじの置物、外国人スターの写真、最新鋭のノートパソコン、壁にも楽しくなりそうな飾りもたくさん。
大きな液晶モニターが2つもあり、撮影した目の表面の拡大写真も表示されていた。
患者さんに症状や手術の流れを十分説明をする義務があるらしく、先生の説明をダインことチャングムが手話通訳。
検査の次はいきなり手術するのではなく、あと3回の通院で手術というスケジュールになっていた。
白内障といえば、老人に多い目の病気なので、手術を受けるまでに気をつけて欲しい箇条文や、今後の通院日、点眼薬をする日などは老人にわかりやすい大きな文字と言葉で冊子にまとめられていた。
「聴者なら手術中に声をかけることはできるのですが、ろう者の場合はどうしても目が必要になりますね。今までろう者に手術を施したときは、額、あご、左右の頬を軽くたたいたら、その方向に目を動かすようにという指示を出したことがあります。今回も同様なことをやりますので、次の来院時に練習をやってみましょう。
両目とも白内障にかかっていますが、両目いっぺんに手術するとしばらくは目が使えず不便な思いをするかも知れないので、片方だけにして、ご本人の希望が出ていれば、また手術させることもできます。手術は10~20分で終われますよ」とのこと。
「診療費はクレジットカードでのお支払いも承ります」とステッカーが貼られていたが、親切丁寧な対応をしてくださったのにカード決済とは悪い気がするので、現金払い。
(金額が同じでも、カード決済だと受け取る側が手数料を差し引かれ損するらしい)
カード決済や大型液晶ディスプレイで症状を説明するといった、先端的なIT化だけではなく、ろう者に対するバリアフリーも非常に進んでいる。
ドックおじさんはクリニックの様子を見てご満悦、気楽な気持ちで手術を受けられるのだろう。
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