夏季休暇を利用して「養老渓谷」に行ってきました。
当初予定していた「東北応援ツアー」が中止となったため、あれこれ検索をして急遽決めた旅先でした。
“おかさん”にとっては高校1年生の時に友人3人と行って以来44年ぶりとなりました。
「地学の自由研究」と称して川の上流から下流の様子を自分達の足で確かめるという名目の旅でしたが、あれからずいぶん経ちました。
すっかり観光地化してしまった「養老渓谷」でしたが、それでも天気と自然に恵まれて愉しい旅となりました。
泊まった旅館の目の前にある「栗又の滝」はご覧のとおりものすごい人出でした。
川沿いの散策路を歩きましたが、暑さとアップダウンの激しい道にちょっと疲れました。↓
この滝めぐりコースの途中にある「幻の滝」(100円)がものすごい高低差のあるコースでちょっとしんどかったです。
ただ、そこだけで計5つの滝が見られる それなりのコースでした。
「幻の滝」で体力を使い切ったあと、
コース後半途中、こんな植物を見つけました。
「手榴弾のような植物」というキィーワードで検索してみると「キノワ(和名:ツノニガウリ)」というものであることがすぐに解りました。
面白い植物ですよね。これが黄色く色づくそうです。
夜、旅館の池ではこんなカエルがいました。
朝見ると一匹もいませんでした。きっと夜、旅館のライトに集まる虫を狙ってきたものと思われます。
翌朝、小雨が降る中 「栗又の滝」の上に登ってみました。
アマガエルの一種でしょうか?
こんなかわいらしいカエルが何匹かお出迎えしてくれました。
滝の下では獲物を手にしたサワガニが用心深そうに目の前を横切っていました。
手に黒い虫の幼虫を捕まえています。これから朝食のようです。
2日目の 人がまだあまりいない川には鵜が獲物を狙って大忙しでした。
この川には鮎やハヤがいるそうですけど、残念ながら獲物をほおばる姿は見られませんでした。
旅館を出た後は、温泉街を基点とした「バンガロー村・弘文洞跡コース」を散策しました。↓
最初は案内板もしっかりしていて、川沿いの道を愉しく散策できました。
中瀬キャンプ場を出てすぐのところでは、こんな変な植物を見つけました。
青い葉っぱを一枚も持たない、全身真っ赤な植物でした。
こちらも「真っ赤な植物」というキィーワードで検索すると、見つかりました。
「土アケビ」というものだそうです。
ラン科の植物で、野生の動物にとっては甘くてご馳走なのだそうですが、人間にはタンニンがきつすぎて食べられないそうです。
養分を一緒にいるきのこの仲間から全部もらっているので、光合成が必要ないためこんな姿をしているそうです。
この後、しばしバンガロー村まで車道を歩きました。
そしてここから、案内板がほとんど無いため、道に迷ってしまいました。
手にした地図を頼りに、かなりの道のり(案内板が無く不安も手伝って長く感じました。実際はそんなにでもありません。)を歩きました。
こちらも高低差がたくさんあるコースで、最後は「これより一般車入場禁止」の看板が立っている、お寺に到着してしまいました。
やっぱり道を間違えてしまったかと思い、お寺の人に聞いてみると、歩いてr来たコース自体は間違っていたものの、
目指していたゴールである「観音橋」は、このお寺の参道に当たる橋だそうで、その参道を下り、無事最終目的地につけました。
後は、現地で食事をして帰路に着きました。
帰る途中初めて小湊鉄道に遭遇しました。
が、ご覧のとおり あいにく線路と道路が離れていて、その雄姿は見られませんでした。
と、行き当たりばったりの旅でしたが、いろいろなものが出迎えてくれたので愉しい旅となりました。
また、旅館の食事も、現地で入った2つの食事場の食事もとても美味しいく、これも今回の旅をさらに好印象にしてくれました。