月曜、小学生との授業の最中に窓の外を見ると、セミが木にとまっていました。
学び舎の窓からちょうど1mくらいの距離にある直径10cmほどの気でした。
下の写真のように、小学生たちが地図パズルをしている時、その完成をまっている時に何気なく見つけました。
こんな具合に、ストローを木に差し込んでいました。↓
このとき、セミになった気持ちで、どんな感じで樹液が身体に取り入れられているのかな?と素朴な疑問を抱いてしまいました。
その疑問が“おかさん”を昼休みに、このセミのそばまで引き寄せました。
近寄れば逃げるはずです。
逃げた直後の木肌を見ると、蚊に指された人間の皮膚ように何か痕跡が残るのかな?と、次の疑問が頭によぎりました。
実際に近寄ってみたのですが、“おかさん”の思いとは裏腹に逃げませんでした。
しかし、至近距離に得体の知れない大きな動物が近寄ってきたので、逃げる体制だけは整えていました。
つまり、このセミは樹液を吸うストローは木から離し、逃げるタイミングを見計らっていました。
なので、直前に抱いた疑問を自分の目で確かめてみました。
50cmくらいの至近距離から眺めてみましたが、木には何も痕跡らしきものが見えませんでした。
よく見ると、ストローの先端はとても細く造られていました。
直前で抱いた疑問に対する答えが見つかってしまったので、少し興ざめし、セミから離れました。
夕方、それでもまだ気になったので、例のセミを覗いてみました。
相変わらず同じ木に止まって、樹液を吸っていました。
そのまま、しばらく観察していると、夕日が身体に当たり暑いのか、少し位置をずらし日の影に移り、相変らず樹液をすっていました。↓
こちらがその映像です。↑
ずいぶんと長い間吸っています。
一体全体、セミは何時間くらい樹液を吸って過ごしているのでしょうか?
少なくとも、“おかさん”の観察では、朝10時半くらいから、午後5時くらいまで吸っていたように思われます。
羽化して一週間くらいで、生涯を終えてしまうセミにとって、成虫になってからの一日は大切な時間のはずなのに・・・・。
と新たな疑問が頭をもたげました。
一日経った今日該当の木を朝一番で見てみましたが、例のセミはいませんでした。
その代わりに、昨日のセミが脱皮したのであろう、抜け殻を見つけました。
そこで考えました。
脱皮して体力をすっかり失ってしまったセミは、子孫を残すためにひたすら体力つくりのために、樹液を吸っていた。
という風に考えると、何となくつじつまが合います。
1人で自分の考えに納得してしまいました。
増してや、昨日のせみは全く鳴き声を立てなかったのでメスだと思われます。
立派な子孫を残すためには、しっかりと栄養補給しておく必要があったのかもしれません。
・・・。などと勝手に、ストーリーを考えてしまいました。
夏期講習終盤で、めちゃくちゃ忙しいため、セミを見ただけで、頭が変な遊びを始めてしまったのかも知れません。
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