「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

セミの観察(朝から少なくとも夕方まで、ずっと同じところで樹液を吸っていました。)

2013-08-21 23:01:55 | Weblog

月曜、小学生との授業の最中に窓の外を見ると、セミが木にとまっていました。

学び舎の窓からちょうど1mくらいの距離にある直径10cmほどの気でした。

 

下の写真のように、小学生たちが地図パズルをしている時、その完成をまっている時に何気なく見つけました。

 

こんな具合に、ストローを木に差し込んでいました。↓

このとき、セミになった気持ちで、どんな感じで樹液が身体に取り入れられているのかな?と素朴な疑問を抱いてしまいました。

その疑問が“おかさん”を昼休みに、このセミのそばまで引き寄せました。

 

近寄れば逃げるはずです。

逃げた直後の木肌を見ると、蚊に指された人間の皮膚ように何か痕跡が残るのかな?と、次の疑問が頭によぎりました。

 

実際に近寄ってみたのですが、“おかさん”の思いとは裏腹に逃げませんでした。

しかし、至近距離に得体の知れない大きな動物が近寄ってきたので、逃げる体制だけは整えていました。

つまり、このセミは樹液を吸うストローは木から離し、逃げるタイミングを見計らっていました。

 

なので、直前に抱いた疑問を自分の目で確かめてみました。

50cmくらいの至近距離から眺めてみましたが、木には何も痕跡らしきものが見えませんでした。

よく見ると、ストローの先端はとても細く造られていました。

 

直前で抱いた疑問に対する答えが見つかってしまったので、少し興ざめし、セミから離れました。

 

夕方、それでもまだ気になったので、例のセミを覗いてみました。

相変わらず同じ木に止まって、樹液を吸っていました。

そのまま、しばらく観察していると、夕日が身体に当たり暑いのか、少し位置をずらし日の影に移り、相変らず樹液をすっていました。↓

こちらがその映像です。↑

 

ずいぶんと長い間吸っています。

一体全体、セミは何時間くらい樹液を吸って過ごしているのでしょうか?

少なくとも、“おかさん”の観察では、朝10時半くらいから、午後5時くらいまで吸っていたように思われます。

羽化して一週間くらいで、生涯を終えてしまうセミにとって、成虫になってからの一日は大切な時間のはずなのに・・・・。

と新たな疑問が頭をもたげました。

 

一日経った今日該当の木を朝一番で見てみましたが、例のセミはいませんでした。

その代わりに、昨日のセミが脱皮したのであろう、抜け殻を見つけました。

 

そこで考えました。

脱皮して体力をすっかり失ってしまったセミは、子孫を残すためにひたすら体力つくりのために、樹液を吸っていた。

 

という風に考えると、何となくつじつまが合います。

1人で自分の考えに納得してしまいました。

増してや、昨日のせみは全く鳴き声を立てなかったのでメスだと思われます。

立派な子孫を残すためには、しっかりと栄養補給しておく必要があったのかもしれません。

 

・・・。などと勝手に、ストーリーを考えてしまいました。

 

夏期講習終盤で、めちゃくちゃ忙しいため、セミを見ただけで、頭が変な遊びを始めてしまったのかも知れません。

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