夏に娘の出産を控えていることから、今年は夏旅行の前倒しとしてゴールデンウィークに旅行に行ってきました。
行ってきたのは上高地と飛騨高山、白川郷。
どこも人でごった返していましたが、そんなごった返しの中、静かな場所を選んで鳥見などを楽しんできました。
上高地では、河童橋から15分くらいのところで親子のニホンザルに出会いました。
若菜を摘んで食べていました。
猿は上高地のあちこちで見られました。
餌付けされているわけではないのに、人間に対する警戒心がほとんどありませんでした。
梓川沿いではヒガラやコガラが目を楽しませてくれました。
こちらはヒガラくん。
コチョコチョ動き回って新芽などをつまんでいるようでした。
河童橋をわたり、川を10分くらい下ったところでカエルの鳴き声を聞きました。
遠くを双眼鏡で覗いてみるとカエルがいました。
かなり大きなカエルです。
名前はまだ調べていません。
黒っぽい色をしたウシガエルのようなものもいました。
河童橋の少し上流ではルリビタキのメス(?)が川に現れました。
目がくりっとしてかわいらしいのですが、コチョコチョ動くので少し手振れしているようです。
2時間弱の上高地を後にして宿泊地の岐阜新平湯温泉に移動しました。
幸いなことに宿には4時前に到着(まだすごっく明るい。)。
さっそく近隣を散策してみました。
小さな小さな温泉街ですが、珍しい鳥に出会うことが出来ました。
「平湯民俗館」の屋根の上でミソサザイが鳴いていました。
“おかさん”のカメラではこれくらいにしか撮れませんでしたが、鳴き声と姿でしばらくの間“おかさん”を楽しませてくれました。
民族間の前には水芭蕉も咲いていて思わぬ出会いに驚かされました。
このような小さな川の流れが近くにあったのでミソサザイが居たのであろうと思われます。
翌日は飛騨高山の朝市を見学後、合掌造りで有名な白川郷にお邪魔しました。
ここでは合掌造りの町並みを愉しむと共に、そこにある自然風物も愉しんできました。
まさか豊かな自然も見学できると思っていなかったことや、小雨が降っていたことから双眼鏡をバスの中に置いて行ってしまいました。
このことが後から悔やまれました。
町を一望できる展望台に上る途中、オオルリやキビタキなどに出会うことが出来たのです。
鳴き声だけではほとんど識別出来ない“おかさん”ですが、
美しい声の最後に「ジジ」という濁音が混ざっていたので、これはオオルリに間違いないと思いました。
あたりをしばらく見渡していると(肉眼で)居ました。
肉眼だと黒いシルエットにしか見えませんでしたが、望遠で撮ってみるとこんな風に瑠璃色がきれいでした。
さらにトリミングしてみるとこんな感じになりました。
手振れしていて鮮明ではありませんが、まさに「青い鳥」そのものでした。(ラッキー!)
展望台から下る際、同じ場所で今度はキビタキの鳴き声を確認しました。
少なくとも2羽居るようでした。
こちらもしばらく眺めていましたが、残念ながらその姿を捉えることは出来ませんんでした。
合掌造りの家が立ち並ぶ下界に下りると、ツバメが気持ちよさそうにたくさん飛んでいました。
とっても人懐っこくて、あちこちで巣があるわけでもないのに2~3m先にとまって何やら鳴いていました。
ただ気がかりなのは、ものすごくたくさんのツバメが飛んでいるにもかかわらず使われている巣が一つも見当たらなかったことです。
(唯一ひとつだけ空っぽと思われる巣を見ることが出来ました。)
家々の軒先を見ると、もともとあった巣が除去されたような跡がたくさんありました。
また、もとツバメが巣を造ったであろう場所に粘土風の塊を設置してあったり、軒先にキラキラ光るCDをぶら下げたりと、
ツバメの巣作りを防御しているような光景も見ました。
ものすごくツバメが居るので、“おかさん”の心配は杞憂に過ぎないと思われます。
きっと町の人とツバメが仲良く暮らしている町なのだと思うのですが・・・・。
(そうでなければこんなにツバメが居るはずない。)
旅行の直前、“おかさん”が住む流山のベルクスというスーパーマーケットに作られたたった一つのツバメの巣が
今年も無残に壊されていたのを見たばかりだったので心配になりました。
中で必至に親鳥が卵を温めている風だったのに・・・・。
観光客からツバメが頭の上すれすれを飛ぶのが怖い、糞が汚い、などという苦情を受け、排除し始めているお店があるのでは?と心配です。
自然があって、そこに野生の動植物が平和に暮らしている中に、後から“お邪魔むし”し始めたのが人間だと思うのですが・・・・。
以上、最後話が横道にそれてしまいましたが、夏休み分の旅行を前倒しで愉しんできました。
今日からまたしっかり仕事仕事です。
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