出発に備えて自転車の点検をしていたら、後輪の空気が抜けていました。
チューブを外して洗面器に張った水につけてみると、1秒間に泡が一つ出るほどの、小さな穴が開いていました。
「パンク防止ライナー」の効果がなかったのか、そのおかげで小さな穴で済んだのか、判断しかねるところです。
小倉の駅に着くと、天気予報に反して、少し晴れ間がのぞいていました。
普段の行いが良いからでしょうか?
まずは、九州最北端の地を目指して、西に進路をとりました。
右手、海峡を挟んで対岸に、前回登った「海峡ゆめタワー」が見えます。
左手には門司港レトロの煉瓦造りの建物が見えます。
前回、参拝した九州最北端の鎮守「和布刈神社」や「関門人道トンネル」を通り過ぎて、たどり着いたのが九州最北端の地です。
色々調べたら九州最北端は、埋め立て地の先にあるそうです。
ナビに従って埋め立て地の奥深く走っていくと、ゲートが道をふさいでいました。
この先が最北端ですが、これ以上は立ち入り禁止で進めません。
なんともすっきりしない最北端です。
とりあえず写真を撮って県道に引き返そうとしたら、雨が降ってきました。
やっぱり普段の行いが悪いのでしょうか?
そのあとは雨が降ったりやんだりで、ポンチョを着たり脱いだりを繰り返しながら走りました。
100円ショップで見つけたポンチョが、薄くてかさばらないので良いと思って買ったのですが、風にばたついて、とても走りにくいです。
国道10号線も交通量が多くて走りにくく、県道にそれては国道に戻ることを繰り返しながら、中津城にたどり着きました。
この城は享保2年に徳川家康の曾孫にあたる奥平昌成が入城し、江戸時代の終わりまで奥平家が城主を務めたそうです。
中津城のマスコットは「おっくん」です。
僕のokkunというニックネームは、高校の時から30年以上使ってますが、奥平昌成は300年前の人だから、彼の勝ちでしょうか?
せっかく同じニックネームなので、記念になにかグッズを買おうと思いました。
バッチが手ごろな値段だったので、「僕のニックネームもおっくんなんですよ」とお店の人と話しながら購入しました。
バックにでも着けようかなと、考えています。
近くには福沢諭吉の旧宅がありました。
1万円札で顔は知っていますが、この辺りの出身とは知りませんでした。
これを機に、諭吉さんと仲良くなれたら良いのですが。
宇佐市の県道を走っていると、から揚げ屋さんが目につきました。
小腹が空いたので入ってみると、100グラムで160円です。
お店の人に聞いてみると、100グラムで2個ほどだそうです。
目の前でから揚げを揚げている間、店の中を見回していると、「から揚げ専門店発祥の地」と書いてありました。
この辺ではから揚げが人気みたいで、揚がるのを待っている数分の間に、何件も注文の電話が入っていました。
県道沿いにも何軒もから揚げ屋さんがあります。本当にこの辺の人は、から揚げが好きなのですね。
豊後高田市には、昭和の町というところがありましたが、着いたのは5時を回っていたので、資料館は閉まっていました。
早々にホテルにチェックインして、明日の英気を養うことにしました。
26日目
走行距離 117.2km(GPS計測)
総走行距離 2,467.9km
出発時間 09:15 (小倉)
到着時間 17:50 (豊後高田)
走行時間 8時間35分
平均速度 13.7km/h