折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

魚釣り-「地磯で石鯛」

2014年09月05日 | 石鯛

少し遅れて夏休みを取れたので、石鯛狙いで和歌山の磯に行きました。

今回訪れる磯は、初めてのところです。
良型の石鯛が上がるという噂のところなので、ワクワクしながら車を走らせました。

平日ということもあって、渡船屋に集まったのは、僕を含めて3組だけした。
これは、良い磯に上げてもらえそうです。

しかし、前日の天気予報っでは昼前に少し雨が降る程度で、雷注意報も夜のうちには解除されそうな感じだったのですが、出船時間になっても大粒の雨が降っていて、雷が光っています。
そして、なんと船頭から今日は出船中止の判断となりました。

僕は餌のウニを買っていたので、無駄になってしまいます。
そして、貴重な休日も無駄になってしまいます。
どうしようかと悩んでいると、近の地磯でやったらどうかと船頭が教えてくれました。
 
夜が明けると、思ったよりも空が明るく、雨も上がったので、教えてもらった地磯で竿を出しました。
しかし、遠くに見える空は雲が厚く、昼前には大雨になるということだったので、早めに餌を使い切ってあがろうと思って、ウニを2・3個、数珠つなぎ針につけて、教えてもらったポイントに投げ込みました。

穂先にエサを齧る反応があって、ウニはすぐになくなります。
何投目かに、少し大きく穂先が動いたので、竿を手持ちに変えると、ガツンと魚が走る手ごたえがありました。
すかさずアワセを入れると、竿が大きく曲がりました。

強烈な引きと格闘しながら魚を寄せてくると、縞模様の魚が浮き上がってきました。
石鯛です。しかも40センチ以上はあります。

しかし、地磯は海面から数メートルの高さがあり、足場がよくありません。
このままぶり上げるか玉網ですくうか躊躇した瞬間に大きな波が打ち付け、石鯛が手前の岩に押上られた瞬間に、石鯛の姿が消えてしまいました。
嘘やろ~としばし茫然。

 
何とか気を取り直して、さっきまで石鯛がついていた針を回収し、新たなウニをつけて投げ込むと、また穂先を叩くあたりが出ました。

今度はしっかりと食い込ませ、針をがっちりとかけようと、置き竿にしたまま穂先を見つめていると、穂先が大きく舞い込まれました。
今度はしっかりと食い込ませてから竿を立てると、魚がのりました。

先ほどに比べると引きは弱めですが、よく走ります。
順調に魚を寄せてきたのですが、なんと、手前の岩に魚が潜り込んでしまいました。
こんな時は、糸を引っ張らず、緩めずの状態にすれば魚が出てくることがあると聞いたことがあるので、少し竿を下げて待っていると、魚が動き出しました。
しかし、糸を巻き上げようとすると、また岩に魚が潜り込んでしまいます。

何度かそんなことを繰り返していると、魚がすぽっと出てきました。
少し小ぶりですが、縞模様の魚、石鯛です。
今度は躊躇せず、引き寄せて一気にぶり上げました。
32センチと小さめですが、先ほどのショックを癒してくれる貴重な石鯛です。
大事にクーラボックスに収めました。

その後は、餌を取られるものの、竿が舞い込むようなあたりはなく、9時にエサがなくなり、納竿となりました。

出船できなかったときはどうなるかと思いましたが、結局は貴重な夏休みを楽しく過ごせることができました。