息子に釣りに行こうかと誘ったら、「また来年ね」と言います。
この前、良型のコロダイを釣り上げたので、また行くかと思ったのにつれない返事です。
僕なら良い思いをしたら、すぐに行きたくなるのに。
もっとも、釣れなくても今度こそと思って、結局いつも釣りにいきたがっているのですが・・・
ということで、和歌山の磯に一人で釣行しました。
今日の餌は、買い置きしていた「冷凍むき身赤貝」と途中の餌屋でウニを予約しています。
高速に入った時、「冷凍むき身赤貝」を忘れたことに気付きました。
今から取りに戻れないので、ウニと一緒に「冷凍むき身赤貝」を買いました。
大阪市内で買うより200円高い。ちょっと損をしましたが、餌が無くなって往生するよりましです。
渡船が出航してすぐに、船頭が「底物の人いる?」と聞いてきたので、返事をすると2番目に磯に渡してもらえました。
大概の渡船は、舳先に陣取った常連さんが好きな磯に乗っていって、僕は最後に余った磯に乗ることが多いのです。
ひどいときは、「まだおったんか、もう磯ないで」と言われたことがあります。
でも、ここの渡船は船頭が乗る磯を指定してくれるので、安心して渡礁を待つことができます。
それに、サポータがついていて、荷物の受け渡しや磯に渡るタイミングを指示してくれます。
去年、渡礁の際に転倒して指の骨を折った経験があるので、とてもありがたい渡船です。
磯に渡って釣りを開始。
ウニはエサ取りが齧り、赤貝は小さなあたりとともに無くなります。
今回はトランスブルーという根がかりしにくいおもりを買ってきました。
天秤式に替えると、2回ほど根がかりしたので、トランスブルーは効果があるようです。
予備にもう少し買っておこうかな。
三時間経過、それらしいアタリもなく、弁当舟が来たので、弁当を食べて昼寝。
一時間も経たないうちに、大きなうねりで足先に波がかかって目が覚めてしまったので釣りを再開。
何度か打ち返したのちに、竿が少し舞い込むようなあたりがあったので、合わせてみると魚がかかりました。
何だろう、コロダイじゃなくて、石鯛だったらいいなあと思いながら魚とやり取り。
アタリがあってから取り込みまでが、一番ドキドキする時間です。
魚の姿が見えてきました。
黒と白の縞が見えました。
やりました。石鯛です。
とはいっても小ぶりだったので、一気にごぼう抜きしました。
釣り上げた石鯛を測ってみると、38センチほど。
40センチないので、石鯛というよりもサンバソウです。
その後は潮が止まって時折ウニが残る状態になり、赤貝は小さなあたりとともに無くなります。
何が赤貝をかじっているのだろうと気になったのですが、結局わからずじまいです。
結局、竿が舞い込んだのは一回だけ、でもその一回をものにできたので、満足できる釣りになりました。
家に帰って息子に「お前が来たら、もう一匹釣れてたのに」といったら、
「また来年ね」と返ってきました。