夜行バスで大阪から酒田に着いて、酒田からは路線バスに乗って宅急便の営業所でBROMPTONを受け取りました。
BROMPTONを組み立てて、国道112号線を北上しました。
右手に鳥海山が見えるはずですが、生憎、雲がかかって見えません。
出羽富士と呼ばれる山容を見たかったのですが、残念です。
道端に松尾芭蕉の歌の碑がありました。
300年ほど昔、芭蕉もこの道を通ったのですね。
国道345号線に入ると、十六羅漢岩というのがありました。
溶岩に仏像が彫られています。
三崎山の駐車場では、ババヘラアイスというのを売っていました。
試しに買ってみると、ヘラでピンクと黄色のアイスをコーンに盛ってくれました。
お婆ちゃんがヘラでアイスを盛るからババヘラアイス?
とても冷たくて美味しかったです。
国道7号線に入って、秋田県に到着。
秋田県は僕の釣りの師匠「釣りキチ三平」の故郷ですが、「釣りキチ三平」の舞台は山奥なので、ちょっと寄ることができないです。
松尾芭蕉が訪れた最北端の象潟の九十九島に着きました。
芭蕉が訪れたときは、海にたくさんの島が浮いていたそうです。
1804年の大地震で隆起し、今は陸地になってしまったそうです。
それでも、草原の中のこんもりとした丘が、島のように見えて、往時を偲ぶことができます。
九十九島の向かいの道の駅で、「ぶな森丼」というのを食べました。
なにかよくわからないのですが、野菜のかき揚げのどんぶりです。
少しほろ苦くて、美味しいどんぶりでした。
象潟を後にして、僕とBROMPTONは芭蕉を追い越して、さらに北へと向かいます。
しばらく走ると、日本の偉大なる探検家、白瀬中尉の記念館があったので寄ってみました。
確か小学生のころ、学研の読み物にあったような気がします。
記念館の中には、白瀬中尉の探検家になるための五訓がありました。
残念ながら、僕は酒を飲むし煙草は手放せない。
寒中で火にあたるどころか、夏はクーラーが無いと生きていけません。
探検家になれそうにないですね。
この日本一周が、僕にとっては探検です。
国道7号線を走っていると、「日本ロケット発祥記念之碑」の看板がありました。
昭和30年、僕が生まれる10年ぐらい前に、この地でロケットが打ち上げられたそうです。
日本もなかなかやりますね。
今日の走行距離は約100㎞。
秋田駅に到着しました。
71日目
走行距離 108.5km(GPS計測)
総走行距離 6,838.6km
出発時間 09:40 (酒田)
到着時間 17:35 (秋田)
走行時間 7時間55分
平均速度 13.7km/h