Sさんは体調を崩していて、
K君はスケジュールが合わなかったので、
一人で和歌山の磯にグレ狙いで釣行しました。
全層ウキで釣り始めたのですが、当て潮で使いづらいので、
浮力が限りなく0に近い0Cのウキに交換しました。
ハリス2ヒロ、遊動を30センチ取って、
仕掛けが馴染むとじわーとウキが沈んでいきます。
ウキが見えている間はウキでアタリを取って、
ウキが見えなくなったら穂先でアタリを取ります。
何投目かに穂先にアタリがあって、
釣れたのは手のひらにも満たない木っ端グレでした。
その後も時折木っ端グレが竿を曲げますが、
サイズアップしません。
釣りを始めて2時間が経ったころ、
ウキがすっと横に走りました。
アワセを入れると、「がま磯FALCHION」がきれいに弧を描きました。
30センチのグレです。
しかし、その後が続かない。
Bの固定や全層沈めなどを試しても、
魚が喰ってくれません。
最後の最後にサンノジが掛かっただけで、納竿となりました。
磯からSさんにメールを入れました。
「Sさん。
体の調子はいかがですか?
今日はK君のスケジュールが合わなかったので、ひとりで釣りに行きました。
釣果は30センチのグレが一匹でした。
釣れたときの喜びを分かちあえないので、ひとりだと寂しいですね。
体調が良くなったら、また、一緒に釣りに行きましょうね。
お大事に。」