僕たちがホームグランドにしている渡船が、台風21号の被害で筏が壊れ、休業していました。
廃業されないかと心配していたのですが、
ようやく筏を直して再開されたので、釣友のSさんと釣行しました。
通い慣れた筏は気楽に釣りを楽しめます。
隣の筏に乗っている常連のMさんが、アジが回ってきたと教えてくれました。
SさんはMさん教えてもらったタナでダンゴを切って、アジ狙いに切り替えましたが、
僕はアジの誘惑に耐えながら、底までダンゴを沈めてチヌ狙いを貫きます。
10時前、ダンゴが底より1ヒロほど上で割られてしまったので、
そのまま落とし込んでいくと、穂先を持っていくアタリが、
アジかなと思ったら、
小ぶりですがチヌでした。
アジの誘惑に負けずにチヌ狙いを貫いた甲斐がありました。
それでもアジを何匹か掛けてしまいましたが・・・
続けて竿を曲げたのは、真鯛です。
もうすぐ末っ子の誕生日なので、こいつは塩焼きですね。
昼寝の後、奇妙な魚が釣れました。
頭に吸盤があります。
コバンザメ?
今年の海は変ですね。
大丈夫かな。
昼からはサナギにも反応が出始めて、
ダンゴから釣針に刺したサナギが飛び出た瞬間、
穂先が綺麗に入って、
本日最大の40cmのチヌ。
サナギは明確にアタリが出るので、楽しいです。
その後も順調に竿が曲がり、
チヌ5匹、真鯛1匹、ヘダイ5匹、アジ6匹の大漁です。
Sさんも真鯛1匹、ヘダイ2匹、カワハギ1匹、アジ12匹と大漁。
渡船を再開した船頭さんも、喜んでくれました。
ホテルの窓から外を見ると、曇り空です。
でも、雨の心配はなさそう。
ホテルを出ると、北海道が昨日よりもくっきりと見えます。
北の大地をBROMPTONと走るのは、いつになるでしょうか。
走り出すとすぐに、かの有名な階段国道に出くわしました。
標高差70m、362段の階段です。
階段の脇にタイヤを乗せて、えっちらおっちらと降りていきました。
上りだとどうしようもないですね。
下りで助かりました。
階段を降りると、339号線は海岸にそって走ります。
アップダウンのほとんどない、車の通りもほとんどない道を軽快に走っていくと、
義経寺というお寺がありました。
奥州平泉で生き延びた義経が、竜飛崎から蝦夷に渡ったという伝説があるそうです。
その後、モンゴルに渡ってジンギスハンになったという伝説もありますね。
国道339号線に別れを告げて、280号線に入りました。
朝方は曇りだったけど、綺麗に晴れ渡ってきました。
国道280号線の脇には、岩屋観音堂がありました。
岩陰の小さな祠に観音様が祀られていました。
お昼近くに、平館灯台のそばに食堂を見つけました。
名物がイカハンバーグだそうです。
ぷりぷりとした触感で、おいしゅうございました。
280号線を走り続けると、青森市に入りました。
本州最北端の県庁所在地です。
「北のまほろば歴史館」というところに入ってみると、
大好きな千石船の模型がありました。
この旅で千石船を見たのは、何回あったでしょうか。
青森駅に到着。
昨日、BROMPTONの折れたスポークを治してもらうのに、
やきもきしていたのが遠い昔のように感じられます。
ホテルに入るには時間があるので、
BROMPTONをコインロッカーに預け、
駅周辺の観光巡りに。
駅から少し歩いたところに、青函連絡船の八甲田丸が係留されていました。
青函連絡船は、列車を運んでいたのですね。
めったに見ることのできない、船のエンジンも見ることができました。
12,800馬力のエンジンです。
でも、どうやって始動させるのかな?
佞武多を展示している「ワ・ラッセ」にも入ってみました。
テレビで見たことはあるけど、実物は初めてです。
絵が綺麗ですね。
奥さんにねぶたのフェイスタオルをお土産に買いました。
ほどよい時間になったので、青森駅に戻る道すがら、
日本縦断途中の自転車を見つけました。
見知らぬ台湾の方、
ここから九州まで、かなりの距離がありますが、
がんばって、完走してくださいね。
75日目
走行距離 83.7km(GPS計測)
総走行距離 7,258.5km
出発時間 08:00 (竜飛崎)
到着時間 15:00 (青森駅)
走行時間 7時間0分
平均速度 12.0km/h
ホテルの窓から外を眺めると、今日もいい天気です。
BROMPTONも治ったことだし、今日はいい走りを楽しめそうです。
五所川原駅から列車に乗って、鳴沢駅に降り立ちました。
ここから竜飛崎に向かって走ります。
国道101号線から広域農道に入ります。
この道が、一番海岸線に近いルートです。
広域農道は、綺麗に舗装された道で、アップダウンも少なく、走りやすいです。
今日の走行距離は80kmほどなので、
最終氷河期埋没林という看板を見つけたので、寄り道してみることに。
看板に沿って走っていくと、道は行き止まりに。
海岸に地層が出ていて、その一部が埋没林ということです。
来た道を引き返して広域農道を走っていくと、
今度は、高山稲荷神社という看板があったので、寄り道してみることに。
神社の入り口には大きな鳥居がそびえていました。
階段を上って小山を超えると、鳥居が綺麗に並んでいます。
高山稲荷神社のすぐ横の小高い丘の上には、
展望台とチェスボロー号遭難慰霊碑がありました。
明治22年に米国船がこの近くで遭難したようです。
広域農道を抜けると、十三湖です。
ちょうどお昼時だったので、十三湖名物のシジミラーメンを食べました。
シジミの出汁がよく効いて、おいしかったです。
十三湖畔の駐車場にお店が出ていて、
シジミソフトなるものが売っていました。
試しに食べてみることに。
僕の下ではシジミの風味が判別できなかったけど、
甘くておいしかったです。
広域農道から国道339号線に入ると、クマに注意の看板が、
国道399号線もアップダウンが緩やかで、車の通りが少ない走りやすい道でしたが、
七つ滝という滝が連なる名所を過ぎると、
長いのぼりが現れました。
斜度12%の急坂が続く道で、とてもBROMPTONのペダルを踏みこむことができず、
BROMPTONを押し続ける羽目に。
体力が落ちたのか、それともこの坂が急すぎるのか?
寄り道で余分な体力を使ったのが悔やまれます。
BROMPTONを押しても押しても坂が続き、
遥か遠くに展望台のようなものが見えます。
まさかあそこまで行くのか?
2時間近く坂と格闘し、ようやくたどり着いた展望台は、
老朽化で立ち入り禁止になっていました。
でも、ここからは下り坂です。
気持ちよく坂を下っていくと、
山の中だというのにGPSの画面に線路の表示が、
そうです。
僕の走っている道の地下には、青函トンネルが走っています。
少し行くと、青函トンネル記念館がありました。
時間が無くて体験坑道には入れず、展示室を見るだけになってしまいました。
寄り道で余分な時間を使ったのが悔やまれます。
青函トンネル記念館から少し坂を上ると、竜飛崎です。
岬には白い灯台があって、
岬の先端からは、北の大地、北海道が見えます。
74日目
走行距離 82.1km(GPS計測)
総走行距離 7,174.8km
出発時間 08:30 (五所川原)
到着時間 17:06 (竜飛崎)
走行時間 8時間36分
平均速度 9.5km/h