今週末は天気が悪かったのですが、エサの予約を入れていたので、釣りを決行しました。
雨の音を聞きながら、港に停めた車で仮眠を取り、雨の中を港から離れる渡船に乗りました。
渡った磯は、前回と同じ、足元からドン深の磯です。
期待を込めてウニを打ち返すのですが、良いアタリが出ません。
ウニは周りだけ齧られて、芯が残っています。
石鯛なら芯ごと食べるので、エサ取りに齧られているようです。
たいしたアタリがないまま弁当船がやってきて、穂先を見ながら弁当を食べていると、
穂先を引き込むいい感じのアタリが出はじめました。
でも、舞い込みそうでなかなか舞い込みません。
おちおち弁当も食べていられません。
結局、お弁当を食べている間に2回も仕掛けを打ち返しました。
ようやく弁当を食べ終えて、本腰を入れて竿に向かい合ったら。
向かいの磯でフカセしている釣り人3人が、
それまで僕から見て裏側の瀬で釣りをしていたのに、
僕の正面の瀬に移動してきました。
こんなとこころに撒き餌をしたら、僕の石鯛がそっちに行ってしまうではないか。
案の上、アタリが遠のいたなと思ったら、
向かいの釣り人が竿をのされて仕掛けを切られていました。
それ、僕の石鯛じゃないの・・・
上物竿で底物を掛けないでよ・・・
と思いながら新しいウニを打ち込んだら、
着底と同時に激しい前あたりがあり、石鯛竿が大きく舞い込みました。
竿が十分に舞い込んだことを確認して竿を握り、
渾身の力を込めてあわせると、
のりました!
チヌやグレとはけた違いの、荒々しい引きが堅牢な石鯛竿をひん曲げます。
右前の根に潜ろうとする魚を竿と仕掛けの強さに物を言わせて強引に引き上げてると、
茶色い魚体が翻りました。
あれ?
シマシマじゃないの?
コロダイかタマミかと思ったら、海面に顔を出したのは石鯛の親戚のイシガキダイでした。
本命の石鯛ではないけれど、僕にとってはイシガキダイも立派な底物です。
40センチオーバーのイシガキダイ。
一昨年の12月以来、約1年半ぶりの底物です。
やっと釣りました。
人間、辛抱が大事ですね。
石の上に3年ではなく、磯の上に一年半ですが(^^)