まだ11月というのに、めっきり寒くなってきました。
寒さにもめげず、筏釣りに行くと、
本日の釣り客は4組でした。
渡船が筏に着くと2番目に名前を呼ばれました。
最初に呼ばれた常連のFさんは、一番沖向きの筏に乗りました。
寒いから深場の沖向きがいいかなと思いましたが、
船頭が今日は風が強いから、島向きがいいよとアドバイスをくれました。
ということで、僕は一番島向きの筏に。
次の釣り人は僕の隣に、その次の二人組の釣り人たちはFさんの隣の筏に乗りました。
いつも通り寄せ餌のダンゴを3個落とし、釣りの開始です。
しかし、魚の活性がめちゃくちゃ低い。
オキアミが齧られもせずに戻ってきます。
二時間ほど経って、ハワセ気味にしていたところ、
居食いの雰囲気があったのでアワセてみると、何やら掛かりました。
しかし、さほど大きくないのに水面近くでハリス切れ、
細長い魚体が見え、ハリスがスパッと切れていたので、歯の鋭いエソでしょうか。
またしばらくして、アタリが出たので合わせてみると、
合わせた瞬間にハリスが切れました。
歯の鋭いフグでしょう。
船頭が見回りにきた11時過ぎ、久しぶりにアタリが出たので、併せてみると、
何やら大物の引きです。
どんどん糸を出され、これ以上糸を出されるとやばいと思って
スプールを抑える指に力を入れるとハリス切れ。
横に走っていたので、ボラでしょう。
心配そうに見ていた船頭にバツ印を出しすと、船頭は手を挙げて港に戻りました。
こてまであったアタリは3回だけ。
3回ともろくでもない魚ばかりです。
今日は厳しい釣りだと思いながらも、丁寧にダンゴにオキアミやサナギをアンコにして打ち返していくと、
12時過ぎに4回目のアタリが出ました。
穂先に集中して本アタリが出るのを待っていると、
手元まで響く本アタリが出ました。
アワセを入れると竿が綺麗に弧を描き、ごつごつと首を振る手ごたえが伝わります。
これはチヌかもと期待しながら魚とやり取りすると
上がってきたのは46センチの綺麗なチヌでした。
ここの筏では、4か月振りのチヌです。
しかし、この1匹だけで、またもやアタリが遠のきました。
底に見切りをつけて、時折宙切りで中層を狙ってみると、
底から2ヒロのところでアタリが出ました。
上がってきたのは37センチのシマアジです。
シマアジを釣るのは2年半振りです。
チヌでなかったのは残念ですが、美味しいお土産です。
その後はまたもやアタリがなくなって、
釣果はチヌとシマアジだけでした。
隣の筏の釣り人は30センチ台のチヌを釣り上げていましたが、
沖向きの筏に乗った釣り人は、釣果が出なかったそうです。
本日の竿頭は僕。
船頭のアドバイスに従わずに沖向きの筏に乗っていたら、ボウズになるところでした。