第62回 2014年6月17日 「足元涼やか おしゃれ履物~大分 日田下駄(げた)~」リサーチャー: 美波
番組内容
おしゃれな下駄(げた)が夏のファッションアイテムとして、女性に人気。華やかに装飾されたファッショナブルな下駄が次々と作られている。発信しているのは大分県日田市。杉の産地として知られ木工の盛んな町だ。浴衣だけでなく、スカートやジーンズにも合うげたを作りたい。そんな思いから他ジャンルのプロフェッショナルを巻き込んできた。そこから生まれた新しいげたとは…?女優の美波が、げたの最新形を徹底リサーチ。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201406171930001301000 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「日田下駄」
日田下駄の歴史は、徳川時代の天保年間に遡り、現在では、日本三大産地の一つに数えられている。日田の下駄は、近隣の豊富な森林資源、特に杉材を材料につくられている。杉材を焼き、木目を生かした神代焼仕上げが特徴である。
*https://www.pref.oita.jp/site/archive/201106.html より
日田下駄
特産品である日田下駄は、日田が天領だった天保年間(1830~1844)に代官が殖産興業の手段として下駄づくりを奨励したことから発展しました。
当初は桐下駄が生産の中心でしたが、明治・大正の頃には日田盆地に産する杉の良質材や松などで生産されるようになりました。
明治40年以降、次第に機械が導入されるようになり、日田下駄は全国に出荷され、質量ともに静岡、松永(広島県)に並ぶ下駄の三大産地となって隆盛を誇りました。
その下駄も生活様式の変化による需要が次第に減少してきていますが、日田では昔ながらの下駄はもとより、現代的な感覚のカラフルな下駄やサンダルなど、豊富なバリエーションのはきものを生み出し、今も日本有数の「はきものの産地」として広く知られています。
伝統の技を受け継ぐ職人の自信と心意気を感じさせる日田下駄のやさしい履き心地は、健康面でも見直され静かなブームを呼んでいます。
*https://hitakusu.com/geta/ より
「日田げたについて」
大分県・日田市は北部九州のほぼ中央、大分県の西部に位置し、古来から山紫水明の地として知られてきました。内陸盆地の気候で育った日田杉は「九州三大美林」と言われるほど木目が美しく、強くしなやかなのが特徴で、空に向かって垂直に伸びた杉林の景色は、日田市民の原風景ともなっています。
日田げたは、その美しい日田杉のなかでも特に木目が詰まった根元の部分を材料とし、地元の工場にてひとつひとつ丁寧に加工、最後の仕上げまで職人が目検し、足触りの重要な部分となる焼き加工や塗り重ねはすべて手作業で行っています。
日田杉を材料として、日田の工場で製造され、日田の職人の手で作られたもの。
その工程すべてを日田だけで作ったものを「日田げた」と呼んでいます。
180年余りの歴史ある日田げたですが、そのしつらえの美しさだけではなく、どの季節でもさらりとした感覚を感じられるのが最大の魅力です。また日田げたは本来、日常履きを目的として作られていますので軽く、歩きやすいのも特徴です。歩きはじめから健康を気にする年齢まで、全世代が快適に歩けるよう、日田げたは確かな品質で、歩くことへのさらなる価値をもたらします。
また現代ではスローライフも注目されています。食生活や運動と同様にゆっくり歩くことも、私たちに心のゆとりを与え、生活の質を高めてくれます。週末、げたを履いて木の質感を足で感じながら自然を歩いてみる。そんな心地よい時間、スローウォーク文化を日常にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
*http://hitageta.com/#iki より
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