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<ご当地サーモン 33.> 宮崎 みやざきサクラマス・ひむか海やまめ

2020-04-07 08:20:21 | 食品
 一般 に、サケの仲間は冷水魚であり、 河川で生まれたあと海へ下り、北洋域を回遊して大きく成長し 、再び母なる川をさかのぼって産卵し、その一生を終えます。渓流魚として知られる ヤマメ (学名: Oncorhynchus masou )はサケの仲間に分類され ます 。ヤマメは、 本州北部地 方では大部分の個体が 川を降り、北洋を回遊して川で産卵する生活史を示します。この様な回遊性の個体群は、 生涯を川で過ごす残留型個体(ヤマメ) と区別 して「サクラマス」と呼ぼ れます 。一方、九州地の山間部では、ヤマメは 海へ下ることはなく、すべて陸封型 のヤマメとして知られ ています。
 宮崎県 五ヶ瀬町ではヤマメの 内水面(淡水)養殖が 行われ、「五ヶ瀬ヤマメ」は、県の水産ブランド種となっています 。ヤマメの養殖 過程においては、冬季の低水温 (4℃ )による成長の停滞が大きな課題でした。しかし、宮崎県沿岸では、海水温の下がる冬時期はヤマメを育むに適した 水温( 12 ℃~19 ℃) が整って います 。最近 、私たちは、冬に海水を利用し 、ヤマメを海で養殖する技術を確立しました。冬の間、海水で育れヤマメは大きく成長し、サクラが咲く頃には 体重が10 倍近くに増え、サクラマスの姿 になります。現在、海で 育んだ巨大ヤマメを「みやざきサクラマス」と名付け、宮崎 の新しい地域ブラ ンド魚として売り出中です。また、「みやざきサクラマス」は春以降も五ヶ瀬水系で育むことがき、 秋には採卵 もできます。
 また、延岡市商工会では、体重が 1.2キログラムまたは体長が40 ㎝以上のサクラマス を、新たに「ひむか海やまめ」と名付けてブランド化しました。
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