「シナノドルチェ」
■シナノドルチェとは?
●長野県のオリジナル品種
シナノドルチェは1983(昭和58)年に長野県果樹試験場(須坂市)において、「ゴールデン・デリシャス」に「千秋」を交配し、その実生の中から選抜、育成されたリンゴで、2005(平成17)年2月に品種登録された比較的新しい品種です。
名前は長野県の「信濃(しなの」とイタリア語のスイーツを表す「ドルチェ」を組み合わせて付けられ、前長野県知事の田中康夫氏が命名された事でも話題になりました。
「ゴールデン・デリシャス」と「千秋」の組み合わせはシナノゴールドと同じにもかかわらず、こちらは赤いリンゴとなります。
●シナノドルチェの特徴
シナノドルチェの果実は300g前後でやや大きく、少し縦長の形をしています。果皮の色は黄緑色の地に赤く色付き、色付く過程で縦縞が沢山現れやすく、表面はロウ質によりしっとりとした手触りです。
果肉は少し黄色っぽい白ですが、切った後の変色はしやすいので注意しましょう。食べた食感は、少し肉質が荒いもののしっかりとした硬さがあります。蜜は入りませんがジューシーで甘味と共にやや強い酸味があり、とてもリンゴらしい甘酸っぱさとパリッとした食感が楽しめる美味しいです。また、香りが良いのも特徴です。
■シナノドルチェの主な産地と旬
●主な産地と生産量
シナノドルチェは長野県オリジナル品種で、現在長野県のみで生産されています。平成23年の栽培面積20hで生産量は340トン、平成24年には24h698トン(長野県農政部プレスリリース平成 25年9月10日より)とどんどん増えています。
●シナノドルチェの収穫時期と旬
育成地(長野県須坂市)では9月上、中旬に成熟する早生種となっており、収穫は9月上旬からはじまります。出盛りの旬は9月中旬から下旬にかけてで、早生種「つがる」と10月出荷の中生種「秋映」をつなぐ品種となっています。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/apple-ShinanoDolce.htm より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます