「洞川湧水群」
洞川湧水群(どろがわゆうすいぐん)は、奈良県吉野郡天川村洞川に点在する鍾乳洞の地下水および湧水である。吉野熊野国立公園の指定区域内にある。
古来より住民から信仰の対象や「守り神」として大切に保全されている湧水地として「神泉洞」「ごろごろ水」「泉の森」があり、それらは1985年(昭和60年)7月22日に洞川湧水群として環境省より名水百選に選定された。
*Wikipedia より
本湧水群は熊野川の最上流部霊峰大峯山麓に位置し、ごろごろ水、神泉洞及び泉の森からなっている。住民は常に水に接し、水を眺めているので水に対して親近感と信仰心を抱いている。また春には名水まつりが行われている。
水質・水量
水質・水量は選定当時とほぼ変わらず、良好な状態を保っている。またミネラル分を豊富に含み、体質改善や健康増進にも役立っている。
由来・歴史
ごろごろ水:この付近はカルスト地形で有名な地区で、地中の水路を流れる水がゴロゴロと音をたてて流れる事から、“ごろごろ水”と命名されたと言われている。
神泉洞:洞窟から流れる清冽な水は、水源も流れて行く先も定かではない。昔から神秘の流れ“神の泉”として村人からの信仰的なものとして、保全されている。
泉の森:村の入口、鬼門に当たり、御神木の奥にある洞穴から清水が湧出しており、この水を“神の水”として保全している。
水質保全活動
地元洞川財産区(特別地方公共団体)の管理下にあるため、管理・保全については洞川財産区が行っている。また、古くから信仰的・守り神としても大切に保全されている。
おすすめの時期-通年(ただしごろごろ水:採取時間9時~18時、神泉洞:採取不可能)
周辺の自然環境-ごろごろ水:遊歩道及び駐車場の整備が行われ、多くの人が訪れています。
泉の森:300年を超える御神木に囲まれた場所でひっそりたたずんでいる
利用状況
村内の利用にとどまらず、村外より採水に訪れる方は年間季節を問わず5万人に達し、多くの人々に親しまれている。
イベント情報
名水まつり:4月下旬。洞川地区周辺で、名水にまつわるお祭りが毎年行われ、多くの観光客が訪れる。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=60 より
洞川湧水群の水は、現地に立ち寄れば飲用することが可能です。また、湧水の持ち帰りもできますが、容器が配布されているわけではないため、持ち帰る際にはペットボトルや水筒などの容器を用意していきましょう。
神泉洞に湧き出ている水に関しては、個人で採水することはできません。ごろごろ水に関しても採水時間が9時から18時と定められているため、利用する際には注意が必要です。
神泉洞で採水した水に関しては、「大峯山の天然水」として市販されています。商品化する際に加熱処理は施されていませんが、0.1ミクロンのマイクロフィルターに通されているため、不純物は取り除かれています。インターネット通販などでもこの大峯山の天然水を購入することが可能です。
*https://www.flair-water.jp/meisui/1921/#i-8 より
商品名 大峯山の天然水 1セット(12リットル×2本)
容量 24リットル (12リットル×2本)
日本水資源工業 大阪府堺市東区大美野165-3 1-308
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