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<伝統野菜> 秋田 石橋ごぼう

2021-07-02 08:28:28 | 伝統野菜

 「石橋ごぼう」

 【生産地】大仙市

 【特徴】茎が赤くやや小葉、長根で肉付きが良い。

 【食味】白肌、白肉で香りが高く太さがあり、風味の良さが定評ある早生ゴボウ。柔らかいので長く煮込む料理は不向き。きんぴらがおすすめ。

 【来歴】昭和30年に大仙市の特濃家石橋氏が育成した品種。

 【時期】10月~11月。4月下旬頃に播種し、10月頃から収穫。

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%83%bc%e7%a7%8b%e7%94%b0/#i-24 より

 

 あきた伝統野菜 「石橋ごぼう」 大仙市 2017年11月2日
 大仙市四ツ谷地区で育まれる秋田の伝統野菜「石橋ごぼう」栽培をしている石橋 暎祥(てるよし)さんをお訪ねしました!
 秋田県内で 地域の人々や風土に育まれ、暮らしの中で受け継がれてきた
「あきたの伝統野菜」に会いたくて ラジパル中継で お訪ねしています。

 石橋さんが栽培し、今収穫を迎えている あきたの伝統野菜「石橋ごぼう」

 「石橋ごぼう」は、石橋家3代目の石橋亀松さんが作り出したごぼうです。
農業に携わりながら、農業の研究にも熱心だったという石橋家の3代目石橋亀松さんは、大正末期から ごぼうを栽培していたそう。
そうして 昭和30年に 三種類のごぼう「滝の川」、「砂川」、「赤茎」
から 育成し「石橋ごぼう」を誕生させ 今に受け継がれています。

 「あきたの伝統野菜」の定義は 3つありますが そのうちのひとつに
・人名 地名がついているなど 秋田県に由来するものという点が挙げられています。
(そのほかは、・昭和30年代以前から県内で栽培されていたもの。
 ・現在でも種子や苗があり、生産物が手に入るもの の3つの事項です)

 「石橋ごぼう」の特徴はその 豊かな香り!
 収穫されて 土の上に出た ごぼうからも、高い香りがたっていました。
 土をぬぐえば見えるのが 白い肌。
 肉質は柔らかく風味が豊か。ごぼうサラダにして食べるのもオススメだそう。

 東京のレストランにも出荷されているそうですが、一度食べてから
 「ごぼうはこれでなくては!」と 毎年、注文が入っているのだそう。
 その他にも、石橋ごぼうの 風味を味わった方から、
 収穫シーズンにはせかされるように! 注文の声が届くのだとか。

 「石橋ごぼう」は、9月の後半には収穫が始まる早生ごぼうの 種類だそう。
 11月はじめまで 長い期間 収穫が続きます。
 長さが1m前後にまで伸び、太さがある 石橋ごぼうは、抜いていくのが大変!
 収穫作業では、片足がすっぽり入る 深さまで土を掘り、ごぼうを丁寧に
掘り出していました。

 石橋さんは、土作りには こだわって、石橋ごぼうを栽培しているそう。
そうして、先代から受け継がれてきた 石橋ごぼうから 毎年 種を採って
栽培を続けています。

 石橋さんの息子さんも、石橋ごぼうの栽培を受け継いでいるのだそう。

 また、石橋さんの種を受け取り、栽培している農家さんもいらっしゃいます。
 伝統野菜の中では、手にとって味わうことが出来る機会が多い野菜です。
 県内のスーパーや、大仙市内の直売所にも並んでいます。

 由利本荘市で 行われている「種苗交換会」にも出品されているのだとか。

 みなさんは、ごぼうをどうやって味わいたいですか?
 柔らかな肉質と香りを味わうために サラダがオススメですが
 石橋さんは、キンピラや肉巻きにして食べるのがお気に入りだそう。
 ごぼう堀のお父さんには「きりたんぽ鍋にも最高!」と教えてもらいました。

 秋田で作り出され、受け継がれている ごぼう「石橋ごぼう」
収穫のシーズンの今、その 香りと白肌を感じて味わってみてくださいね!

(取材 ラジパルスかおり)

*https://www.akita-abs.co.jp/blog/radipal/archives/9654 より


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