「もち菜」
【生産地】高知市
【特徴】小松菜の原種の一つとさるが、葉色は小松菜より淡い。草丈は30~60cmとやや大型。菜は黄緑色で、切れ込みがない丸葉。葉柄(はがら)は白く、やや太く、軟らかい。小松菜に似ているが、小松菜よりも葉の色が淡く軟らかい。「正月莱」とも呼ばれる。
【食味】軟らかくて甘みがある。生食の食感は、ほど良く軟らかでシャキシャキと美味しい。
【料理】雑煮の際に餅の上に菜を置くと「名を上げる」として縁起が良い料理とされる。漬物にしても美味。和え物、炒め物、汁の実など。牧野野菜。
【来歴】土佐山内家が愛知県尾張地方から持ち込んだとされる。尾張地方には、「餅菜(正月菜)」があり、「あいちの伝統野菜」に認定されている。尾張地方は土佐藩初代藩主・山内一豊の出生地と一致する。もち菜は茎が細くて作業中に折れてしまうことや、葉がすぐに黄色くなり見栄えが悪くなることなどから、農家からも市場からも敬遠され、生産量が減少し、小松菜に代わられている。
【時期】11月~12月
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D39-%E9%AB%98%E7%9F%A5%E7%9C%8C/#i-21 より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます