「シナノスマイル」
■シナノスマイルとは?
●「巨峰」から生まれた「高墨」の自然交雑実生
シナノスマイルは返町静男氏が長野県須坂市において1982年に蒔いた「高墨」の自然交雑実生を選抜・育成した大粒の赤いぶどうで、1995年8月に品種登録されました。,出願時は「夕映」という名称が付けられていたそうです。
シナノスマイルの親である「高墨」は「巨峰」の交雑実生を選抜・育成したものなので、シナノスマイルはいわば「巨峰」の孫のような関係にあります。
●シナノスマイルの特徴
シナノスマイルの果房は有岐円錐で大きく、整形後の房は「巨峰」と同じ感じです。果梗は太く短くしっかりと果粒を支えており脱粒しにくい感じです。
果粒はとても大粒でほぼ綺麗な球形をしている物が多く、大粒の「巨峰」と同じくらいです。果皮は赤くやや厚みがありますが身離れはよく剥きやすいです。
果肉はとてもジューシーですがややしっかりしていて、とても甘く酸味とのバランスも良い感じです。糖度は18~20度とされています。
撮影したものは種無しでしたが種有りのものもあるようです。
■シナノスマイルの主な産地と旬
●主な産地
政府がまとめた平成22年のシナノスマイルの全国での栽培面積を見ると、最も多いのは宮崎県で2.1ha、次いで秋田県1.7ha、長野県1ha、新潟県1haとなっています。ぶどう全体から見ると希少な品種といえます。
●収穫時期と旬
シナノスマイルは育成地(長野県須坂市)において9月下旬に成熟する中生種とされています。収穫時期は環境や栽培方法によって差があり、早いところでは8月下旬頃から始まり9月下旬頃までとなります。食べ頃の旬もその時期です。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/budou-ShinanoSmile.htm より
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