「かわひこ」
由来など
屋久島の代表的なサトイモ「かわひこ=かばしこ」は,江戸時代の少し前に南方から屋久島町栗生に導入されたと伝えられている。
屋久町郷土誌のなかに,元旦の吸い物は,里芋が一個入ったもので,これは必ずたべなけらばならない,と記述されている。(今年一年間の無病息災を願う習わしとして受け継がれている。)
作物の特徴・特性
草勢は直立性で草丈は低い。芋は親子兼用種で粘質が強い。子芋,孫芋も着生は多く,また子芋,孫芋の萌芽がしやすく1株の萌芽数が非常に多い。ほくほく感のある芋が煮込むことで,餅のような食感となり,別名「もち芋」と言われている。
かわひこは,屋久島の南部の温暖な地域に栽培され,冬場も枯れずに春を迎え,春に子芋を植えていく方法で受け継がれてきた。
味や料理法
正月に出されるお吸い物,揚げおろし煮
栽培カレンダー ○:は種,■:収穫
品目名 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
かわひこ ■■■ ■■■ ■■○ ○○○ ○○○ ■■■ ■■■
*http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/dentou/kawahiko.html より
「かわひこ」
【生産地】屋久島町
【特徴】屋久島の代表的な里芋。草勢は直立性で草丈は低い。芋は親子兼用種で粘質が強い。子芋,孫芋も着生は多く,また子芋,孫芋の萌芽がしやすく1株の萌芽数が非常に多い。 屋久島の南部の温暖な地域に栽培され,冬場も枯れずに春を迎え,春に子芋を植えていく方法で受け継がれてきた。
【食味】ホクホク感のある芋で、煮込むと餅のような食感となる。子芋、孫芋は餅のように粘りがある。
【料理】正月に出されるお吸い物,揚げおろし煮
【来歴】江戸時代以前に屋久島の屋久町栗生に伝来したとされる。当時は地名をとって芋生(いもお)と呼んでいた。独特の香りから由来されたと思われる「かばしこ」という名や、餅のような食感から「餅いも」とも呼ばれる。屋久町郷土誌のなかに、「元旦の吸い物は、里芋が一個入ったもので、これは必ず食べなければならない」と記述されており、一年間の無病息災を願う習わしとして受け継がれている。
【時期】11月~3月中旬
*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/46-kagoshima#index_xaRunIa4 より
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