いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<桃> 桃山白鳳

2021-08-30 09:04:46 | 食品

 「桃山白鳳」

●桃山白鳳とは
◆桃山白鳳の来歴
 「桃山白鳳」は和歌山県那賀郡桃山町(現:紀の川市桃山町)において1984(昭和59)年に杉原成和氏が発見した1樹変異を育成したもので、1987(昭和62)年に現在同町で小坂調苗園を営む小坂憲史郎氏他6名により氏病法に基づく登録が出願され、翌1988(昭和63)年に品種登録されています。

 「白鳳」より早熟で育成地(和歌山県那賀郡桃山町)において6月下旬~7月上旬に成熟する早生種となっています。

 また、あら川の桃の産地として知られる和歌山県紀の川市で生まれた桃の品種は「桃山白鳳」の他、「竜門早生」と「長田白鳳」があります。いずれも早生種で、桃シーズンのスタートを彩ります。

◆桃山白鳳の特徴
 「桃山白鳳」は果重220g前後で果形は円形のものが多く、縫合線は比較的浅めです。

 果皮色は乳白色の地色に着色は濃く、皮は手で剥きやすい。

 果肉は乳白色で着色はないかあってもわずかです。肉質は緻密で溶質、果汁が多く、甘味に対して酸味は少ないのが特徴です。

農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----

 果実の外観は円、果頂部の凹は中、梗あの深さは浅、梗あの広さは中、縫合線の深さは赤道部では浅、果頂部では中である。

 果実の大きさはやや大(平均220g)、果皮の地色は乳白、果皮の着色は多、濃さは濃、着色の形は条である。

 果肉の色は乳白、果肉内の着色及び核周囲の着色は微である。

 果肉の粗密は密、果皮の剥離性は易、肉質は溶質である。

 果汁の多少は多、甘味は中、酸味は少である。

 核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、核の大きさは極大、核の色は褐、核面の粗滑は中である。

 成熟期は満開後81~90日の範囲にあり、育成地において6月下旬~7月上旬である。結果量は多、生理落果の多少及び核割れの多少は少、裂果は無、果実の日持ちは中である。「白鳳」と比較して、果皮着色の形が条であること、成熟期が早いこと等で、「布目早生」と比較して、果形が円であること、果皮着色の形が条であること、成熟期が遅いこと等で、「武井白鳳」と比較して、梗あが浅く狭いこと、核が滑らかなこと等で、「早生桃山」と比較して、果実が大きいこと、果皮着色の形が条であること等で区別性が認められる。

-----』

◆実際に食べてみた桃山白鳳の食味
 撮影試食したものは和歌山県紀の川市の産地直売所で購入したものです。

 大きさは240~246gで食べ頃に熟した状態でした。半分に切ってみると、核割れしていましたが、核にカビなどは発生していませんでした。

 串切りにすると皮は手で綺麗にむくことが出来ました。食べてみると「白鳳」譲りのジューシーでとろける舌触りで、甘味も十分にありつつ優しい酸味もあって美味しい桃でした。

●桃山白鳳の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
 桃山白鳳は和歌山県で発見育成された品種で、生産もほぼ和歌山県で行われています。農林水産省がまとめた特産果樹生産動態調査で見ると平成30年産の全国の栽培面積は和歌山県の16haのみとなっています。

 他の産地でも栽培している農園はあると思いますが、その数はわずかでしょう。

◆桃山白鳳の収穫時期と旬
 桃山白鳳は早生種で、和歌山県での収穫は6月中旬から下旬で、「はなよめ」と「日川白鳳」の間をリレーします。食べ頃の旬はその短い6月中旬から下旬にかけての2週間程となります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/momo-Momoyama.htm より

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<日本酒> Coastal Ginjo

2021-08-30 08:59:12 | 日本酒

 SAKE COMPETITION 2019

 【海外出品酒部門】GOLD 第1位 「Coastal Ginjo」

商品紹介とテイスティングコメント  
カリフォルニア産のお米を使用し、地元の人々に日々の食卓で楽しんでもらうことをイメージして作ったサケです。フルーティな香りと爽やかな酸味が、和食、洋食、エスニックを問わず幅広いお料理によく合います。
受賞暦  
Sake Competition 2019 海外出品酒部門GOLD1位 
 
フードペアリング
和食:幅広いお料理に合います。普段飲みにお勧め。
洋食:幅広い洋食に合います。

 Sequoia Sake Company 50 Apparel Way, San Francisco, CA

 詳しくはhttps://sequoiasake.com/を。

 

 今回を持ちまして「SAKE COMPETITION 2019」のご紹介を終了します。

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<伝統野菜> 山形 小野川豆もやし

2021-08-30 08:49:16 | 伝統野菜

 「小野川豆もやし」

 【産地】置賜地域>米沢市小野川地区

 【特徴】小野川温泉の温泉熱を利用して栽培されている。普通の豆もやしとは異なり、胚軸が20cm程に生長する。また、胚の部分によって白目・赤目・黒目系に分かれ用途によって使い分けされる。白目系で5日、赤目系で7日と、養成期間が非常に短い。(床温25〜30℃)

 山形大学農学部の調査では新潟県の在来系統である「刈羽滝谷」もやしに近いことがわかった。このことから上杉家のつながりで新潟県から米沢に持ち込まれたのではないかという説もある。

 【食味】茎のシャキシャキ感と豆の食感がよい。栄養価としてはビタミンB1、B2、ビタミンCなどを多く含む。代表的な料理は郷土料理の「冷や汁」。おひたし、味噌汁、炒め物やラーメン、すきやきなど様々な料理に使われる。

 【来歴】江戸時代始め頃から栽培が行われていると言われており、明治初期に個人での栽培が始められ、大正に「三沢村大字小野川もやし業組合」が結成されて、共同作業による生産が行われるようになつた。現在でも「小野川豆もやし業組合」として、共同作業による生産が受け継がれている。

 【時期】11月下旬〜3月下旬

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%E2%80%9506-%E5%B1%B1%E5%BD%A2/#i-56 より

 

 「日本一 美食県美酒県 山形 山形のうまいもの」

 小野川豆もやし|米沢市小野川地区

 小野川温泉の温泉水を利用して栽培
 上杉家のつながりで、ルーツは新潟から?
 米沢の冬の風物詩として有名な豆もやしは、長さが24~27㎝もある。山形大学農学部の調査によると、この豆もやしは新潟県の在来系統である「刈羽滝谷」というもやしに近いことがわかった。このことから上杉家のつながりで新潟県から米沢に持ち込まれたのではないか…との説もある。
 栽培方法はユニークで、県内有数の豪雪地帯として有名な米沢市小野川温泉の豊富な温泉水を利用する。毎年11月頃になると、温泉街の近くには作業場が建てられる。中には「室」となる木製の箱を並べ、その下に温泉水を通し一種の温室状態を作る。木箱の底に砂を敷き、一晩浸水した「もやし豆」をまき、さらに上を砂で覆う。コモをかけて室内を30度に保って約一週間、もやしが伸長したところで収穫する。栽培は11~3月までの冬期間のみ。

*https://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/native/onogawa-mamemoyashi.html より

 

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<慣用句・諺> 頭を捻る など

2021-08-30 08:38:07 | 慣用句・諺

 「頭を捻る」

 1 いろいろと思いをめぐらす。工夫する。

 2 疑問に思う。首をひねる。

 

 「頭を冷やす」

 興奮した気持ちをおさえる。気持ちを冷静にする。

 

 「頭を丸める」

 髪をそる。また、髪をそって僧となる。出家する。

 

 「頭を擡げる-あたまをもたげる」

 1 隠れていたこと、押さえていたことが、考えや思いに浮かぶ。

 2 少しずつ勢力を得て現れてくる。台頭する。

 

 「新しい女」

 明治44年(1911)から大正5年(1916)にかけて、雑誌「青鞜 (せいとう) 」を出した女流文学者のグループ(平塚らいてう・伊藤野枝ら)が中心となって主張した、近代的自我に目覚めた進歩的女性のこと。封建的な因襲を打破し、社会的にも家庭的にも、新しい地位を獲得しようとする女性。

 

*goo辞書 より

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「The Wonder 500」

2021-08-30 08:17:24 | The Wonder 500

 「The Wonder 500」というものがあったの覚えてます?

 日本も知らないクールジャパン
 だいぶ耳に慣れてきた「クールジャパン」。この言葉を聞くと、「アニメの海外展開だね」、「今治タオルが主力だよね」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、まだまだ全国各地に眠る、優れた地方産品は多くあります。

 500のwonder!そろえました
 そのような地方産品の多くは、それ単体で海外に発信するには力不足です。そこで、地方産品を「500個」まとめて、一丸となって海外にPRするプロジェクト「The Wonder500」を8月に立ち上げました。この500の品々は、海外展開のノウハウや人脈を持つプロデューサーが選んだものと、一般から公募されたものです。「ものづくり」、「食」、「観光体験」の3つの分野で選んでいます。今後、プロデューサーのアドバイスを受けながら、海外のバイヤーなどに発信していきます。
 鍵は「新たなコンセプト」
 「The Wonder 500」では、伝統だけでなく、洗練されたアイデアや戦略を重視しています。例えば、長野県小滝村の「コタキホワイト」という写真の商品。これは、お酒ではなく、地元のお米・小滝米(こたきまい)なのです。お米をオシャレなボトルに詰め、ギフトの高級感を売りにしたところ、そのコンセプトとデザインの斬新さが注目を集め、販売開始から1週間で1000本を完売するほどの人気ぶりです。
国内外での展示会、続々開催
 11月から、国内・海外での展示会を本格的に実施します。まずは第一弾として11月6日(金)からの3日間、富山県にある国宝・高岡山瑞龍寺にて、「ものづくり」分野の342の地域産品を公開します。 最終更新日:2015年11月2日

*https://www.meti.go.jp/main/60sec/2015/20151102001.html より

 

 すごいいい企画だと思っていたけど、いつの間にか「終了」に。

 丁度、インバウンド景気と相まって1つの「区切り」になったのかも・・・

 

 でも「いいものはいいもの」。

 あれからどうなったのか。ちょっとじっくり調べてみたいと思います。

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<言 葉> 秋の言葉 月

2021-08-29 08:27:01 | 言葉

 「月」

 秋の月である。春の花、冬の雪とともに日本の四季を代表する。ただ月といえば秋の月をさすのは、秋から冬にかけて空が澄み、月が明るく大きく照りわたるからである。

*https://kigosai.sub.jp/001/archives/2534 より

 

 「月」といえば「秋」。

 「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷(すず)しかりけり」 道元禅師

 「夏ほととぎす」だけがちょっと仲間外れ?w

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<桃> 恵白

2021-08-29 08:23:32 | 食品

 「恵白-めぐみはく」

●恵白(めぐみはく)とは
◆千曲白鳳×川中島白桃
 「恵白」は「千曲白鳳」と「川中島白桃」の交雑未詳から選抜育成されたとされる晩成種の白桃で、読み方は「けいはく」ではなく「めぐみはく」と読みます。種苗法に基づく品種登録はされていませんが、岡山県倉敷市玉島北地区の生産者中塚昭久氏が2008年に取得した登録商標で、商標としては「けいはく」も含まれています。

 現在倉敷市が地域ブランドの品種として盛り立てています。

 9月に出回る桃としては大玉で甘いことと、まだ生産量が少ない希少品種という事で高級品種となっています。

◆恵白(めぐみはく)の特徴
 「恵白」は230~350gほどで「白桃」の中では大玉になる品種です。

 果皮色は、岡山の場合通常収穫するまで袋掛けされているので着色させず乳白色となっています。また、生産者によってはやや緑が残っている状態で収穫するようです。

 種と果肉は密接に付いていて縫合線に沿って包丁を入れてひねっても果実は外せませんでした。

 果肉は硬いこと、糖度が高く甘いというのが大きな特徴です。また、硬い桃であるため日持ちが良いのも特徴です。

◆実際に食べてみた恵白(めぐみはく)の食味
 今回入手したのは岡山県和気町にある直売所で入試したもので、大きさは250gほどでした。


 果肉はキュッと締りがあり崩れるような柔らかさはなく、少しカリッとするような歯ざわりでした。その後2日ほど追熟させておいたところ、幾分柔らかくはなりましたが溶けるような感じにはなりませんでした。上の写真が2日ほど追熟させてから切ったものです。果皮がほんのり桃色に変わってきていますが果肉はまだ硬めです。

 味的には酸味があまり感じない分強い甘みが前面に押し出してくる感じ。葉に食感がしっかりと感じられる硬めの桃が好きな方にお勧めです。

 また改めて、次は市場に出荷されたものを食べてみたいと思います。

●恵白(めぐみはく)の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
 「恵白」は岡山県で作られている桃で、倉敷市玉島地区を中心に県内の桃産地で栽培されているようです。

 まだ新しい品種であることと、県のオリジナル品種ではないこともあってまだ生産量は少なく希少な品種です。

◆恵白(めぐみはく)の収穫時期と旬
 「恵白」の収穫は早いもので8月下旬ごろからで、9月に入ってから最盛期を迎え中旬ごろまでとなります。

 この桃は日持ちもするので、食べごろの旬は9月初旬から中旬頃となります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/momo-megumihaku.htm より

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<日本酒> 八鹿 スパークリング Niji

2021-08-29 08:16:46 | 日本酒

 SAKE COMPETITION 2019

 【スパークリング部門】GOLD 第3位 「八鹿 スパークリング Niji」

伝統の技に、新たな発酵技術を取り入れ完成した八鹿酒造の新しい日本酒です。

地元、大分県九重町の九重連山に囲まれた自然豊かな土地で育った酒米と、清らかな伏流水から生まれた純米酒のスパークリングです。瓶内二次発酵による力強くきめ細かな泡立ちは、特別な日の乾杯シーンを華やかに演出してくれます。日本酒ならではのお米の旨味と優しい香り、そして爽やかな炭酸が絶妙な、新しいスタイルの日本酒です。

■アルコール度数:8度
■原材料:米・米麹


 八鹿酒造株式会社 大分県玖珠郡九重町大字右田3364番地

 八鹿酒造のラインナップ

 「八鹿」純米大吟醸(金)・純米大吟醸(金)五年古酒・吟醸(桃) など

 「源-げん」純米大吟醸

 清酒以外にも「焼酎」やリキュール類も

 

 八鹿酒造の歴史

 始まりは舟来屋

 江戸時代末期の元治元年(1864年)、初代麻生東江(とうこう)により八鹿酒造の歴史は始まる。当時の名を「舟来屋(ふなこや)」と称し、この屋号と鏝絵が描かれた仕込元蔵が、今でもその歴史を物語っている。 当時の九重の地は水利が悪く、井路をつくり村人を飢えから救おうと決心した。しかし灌漑工事は難しく、資金不足、百姓一揆、天災など次々と危機が訪れ、息子・二代目豊助(とよすけ)とともに進めてきた工事は幾度も挫折した。やがて井路はできないまま、麻生家は家財や山林原野を売り、酒造権利をも手放してしまう。
 三代目 麻生観八
 舟来屋の再興を果たしたのは、わずか15歳で養子に入った三代目麻生観八(かんぱち)だった。観八は天領日田の豪商・草野家の分家で酒造家・草野丈右衛門の五男として生まれた。名家に生まれながら12歳の時に家が破産したため、並々ならぬ貧乏と屈辱を味わってきた。
「自分が大人になったら必ず家業の酒屋を再興しよう。」
 その志を養子先の麻生家で果たすこととなる。観八は明治18年(1885年)、当時の酒造免許の最下限であった百石(一升瓶1万本)をもって舟来屋・麻生酒造場を再興した。
 清酒 八鹿誕生
 明治18年、弱冠20才の観八と34才の杜氏・仲摩鹿太郎(なかま しかたろう)が精魂傾けて造った酒は、地元の名瀑、龍門の滝にちなんで「龍門」と名づけられた。この酒が次第に評判となり、観八は互いの心意気を讃え、自分の名と鹿太郎の名を一文字ずつとり『八鹿』と名を改めた。
 家業の酒造業が軌道に乗ると、観八は「世のため人のため」の公共事業に力を注ぐ。先代が果たせなかった井路を完成させ、国鉄久大線敷設という大事業にも着手し、20年を越す絶え間ない努力の末、昭和4年、久大線の引治・恵良・森の各駅が開通した。観八はその前年に63歳でこの世を去った。念願の鉄道開通を見ることは出来なかったが、遺徳を偲ぶ人々によって銅像が建てられ、今も恵良駅と八鹿酒造を見守っている。
 努力の末に
 四代目麻生益良(ますよし)は、堅実経営で無借金経営を貫き通した。益良は純粋酵母の研究に注力し、全国酒類醤油品評会において立て続けに優秀賞を受けるなど、「八鹿」を銘酒の座へと押し上げた。 そして戦後、麻生家五代目として酒造業を継いだのが医学を志していた麻生太一(たいち)である。それまで地方の酒造業では考えもしなかった鉄筋コンクリートの製造蔵を造った。“普通酒にして銘酒”と酒通に賞賛される九州では稀な辛口の酒「笑門八鹿」の誕生である。さらに昭和43年(1968年)には四季醸造が可能な空調設備をもつ鉄筋の「永錫蔵」を完成させるなど、八鹿の長い歴史の中でも革命ともいえる功績を刻んだ。
 焼酎ブームの襲来
 平成10年、六代目麻生益直(ますなお)が社長に就任した。昭和60年代から清酒の消費量に翳りが見え始めた。本格焼酎ブームの余波だった。しかし、益直にはこれを好機とする一つの考えがあった。銀座で粋に遊ぶ本物を知る大人たちに支持される洋のスタイルをもつ焼酎造り、それが現在の八鹿焼酎の主力製品にもなった「銀座のすずめ」である。益直の思いは発売後まもなく日本の中心、銀座に届くことになる。今では「銀座のすずめ」ブランドは、新タイプ焼酎として、焼酎ファンのみならず広く酒通にも愛飲されている。

 

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<伝統野菜> 山形 薄皮丸なす

2021-08-29 08:12:36 | 伝統野菜

 「薄皮丸なす」

 【産地】置賜地域>米沢市を中心とした置賜地域全体

 【特徴】果実は丸く、一口大の形をしており、小なすとして収穫される。皮が薄く、柔らかいため、漬けるとパリッと歯ざわりのよい漬物ができる。一夜漬けに向く。

 【食味】「一夜漬け」は皮がパリッと歯ざわりが良い。

 【来歴】南陽市の沖田与太郎氏が昭和20年代に新潟からの行商人を通じ種子を入手・選抜したのがきっかけ。地域に出回った当初は「沖田なす」と呼ばれた。その後、「薄皮なす」、「薄皮丸なす」と表現が変化していった。自家用野菜として山形県置賜(おきたま)地域全体で生産されてきた。

 【時期】6月下旬~9月下旬

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%E2%80%9506-%E5%B1%B1%E5%BD%A2/#i-55 より

 

 薄皮丸なす

 うまれ
 なすは地域性の高い野菜ですが、一口大の小さな丸なすは全国的にみれば珍しい存在です。薄皮丸なすは現在においても地域内で圧倒的な支持に支えられており、収穫時期になると地域内のどのスーパー、八百屋さん等でも購入することができます。
 広く地域一円で栽培されているせいか、その言われも複数伝えられています。いわく、皮が硬いのが欠点の「窪田なす」の改良種が地域にひろまったものだとか、いわく、50年以上前に、宮内町(現南陽市)の篤農家が新潟の行商人から仕入れた種がひろまったものだとか。いずれにしろ、DNAを調べると新潟県の「巾着なす」に近いようです。ここにも、越後から米沢に移封されてきた上杉藩のつながりが垣間見えます。

 そだち
 6月下旬から9月末頃までの間、食べやすい一口大の大きさ(3~4cm)のときに収穫されます。
 薄皮丸なすは、置賜地方を中心に約700戸が生産に取組み、年間約500トンを収穫しています。県内の同じ丸なすでも、米沢の窪田なすや鶴岡の民田なすに比べて皮が薄くて柔らかく、浅漬けなどに適しているのが特徴です。


 おいしさ
 なすの紫色の成分であるナスニン、ポリフェノールはコレステロールを下げる効果があるといわれています。そのほか、カリウムには利尿作用があり、アントシアニンには抗酸化力があるため、紫外線から肌を守ります。
 果実は食べやすい一口大で濃い紫色をしており、皮が薄く、漬けるとパリッと歯ざわりがいいのが特徴です。薄皮丸なす定番の漬物「一夜漬け」は、漬け液とミョウバンを煮立てて冷まし、へたを取った薄皮丸なすと一緒に容器に入れて蓋を閉め、7~8時間漬ければ出来上がり。各家庭で味や漬け方も様々なため、代々伝わる家庭の味です。おじゃましたときにお茶請けとして振る舞われることもしばしば。

*https://yamagata-okitama-shoku.net/shokuzai.cgi?catid=dentouyasai&shokuzai=usukawamarunasu より

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<慣用句・諺> 頭を下げる など

2021-08-29 08:06:48 | 慣用句・諺

 「頭を下げる」

 1 おじぎをする。

 2 謝る。わびる。

 3 敬服する。感服する。

 

 「頭を搾る」

 できる限り頭を働かせて考える。知恵をしぼる。

 

 「頭を突っ込む」

 仕事や仲間・グループなどに加わる。かかわりをもつ。首を突っ込む。

 

 「頭を悩ます」

 あれこれ考えて苦しむ。思い悩む。

 

 「頭を撥ねる」

 人の取り分の一部を自分のものにする。ピンはねする。

 

*goo辞書 より

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