BOND 25 (次作)で、終わったはずのクレイグボンドがまだ続くとの噂が…(汗)
007「スペクター」(BOND 24)はホントがっかりの出来だった。
1. まず残念だったのが タイトルバック。
「慰めの報酬」でのアリシアの曲は抑揚に欠け、メロディラインにいいフレーズがなく、彼女らしさが全く出ていなかった。
そして「スペクター」
Sam Smith “Writing’s on the Wall” もクライマックスのサビの部分があまりにクサい(くね?)
だいたい男性のファルセットって...
2.前作からの「続き」のプロットに全くなじめない。
「スペクター」は完全に「スカイフォール」の続き的な始まり。
で、またシラけてしまう… しかもまたもやパーソナルな方向に。
3.物語の展開が、オマージュにこだわりすぎている結果か、あまりに場当たり的過ぎる。
4.そして悪夢のようなクライマックス…
今回って悪役いたっけ?、やたら偉そうにしてた 小物以外で(笑)
5.クライマックスの場所にリアリティがなく、いかにもセットっぽいところが盛り上がらない。
タンジールの本拠地のセットのダサさと言ったら!!!
何でああなった?
6.(ここが核心かもしれない)過去になくマッチョな、ダニエル・クレイグのシルエットが嫌い。
これは好みの問題だから仕方ない(笑)
とはいえ、徐々にそう感じるるようになってしまい、遂に確信にまで至った。
クレイグってなんかフランケンに見える瞬間があって「殺し屋」感が強すぎ、007とイメージ違うんだよね~
今回はこの感覚が極まってしまい、彼がいくら名を名乗ろうが、サッパリそう感じない領域に(え~!!!)
ずっと思っていたのだけれど、こんなにスーツが似合わないボンドって、全くありえなくないとしか…
なのでカッコイイはずのエンディングでさえ、白けてしまう自分を発見(笑)
そして最大の不満点が、今回追加された。
7.組織がガタガタで崩れかかっている MI - 6 なんか、見たくもない!
ここ数年の間に、国際的な緊張が高まり、インテリジェンス活動の必然性が高まっている昨今。
有数に面白かった「イミテーション・ゲーム」でも、英国の諜報活動の高いクオリティが強い印象を残している。
ところが!!!
今作でボンドは、組織的な仲間のバックアップを得られず、MもマニーペニーもQもタナーも、まるで烏合の衆。
個人ベースであたふたしているようにしか見えない(笑)
こんなみっともない組織、我慢ならない(くね?)
ボンドは大きな組織の中で、一匹狼的な動きをするからいいのであって、壊滅しかかった組織を救う、というポジショニングでは本来ない(よね?)
イアン・フレミングは生前に語っていたそう。
「俺の小説は、夜ベッドで読んでオトコが気持ち良く寝る程度のハナシなんだよ」
シリーズは今、過去最大級のピンチにあるという認識。
ここでうまくリセットしないと、未来は危ういぞ(汗)
当ブログのボンド愛から出す、あらためての結論:さよならクレイグ・ボンド。
次作でのシリーズ・リセットを、静かに、待つ…
何て結論だ!