おととい、めったにないことなのだが、サスペンスドラマを少しだけ見た。
「灰の迷宮・・・・・・
東京~鹿児島1000キロを結ぶ壮大な灰のトリックとは?」
というタイトルだ。
「灰」はよほどサスペンス作家の心をくすぐるのか、以前もラストで灰の降るドラマがあった。
今回はなんせ「壮大な灰のトリック」だ。期待大!
私としては、たとえば<有珠山付近にいたといって体に付着した火山灰を証拠と差し出す犯人に、
「実はこれは桜島の灰じゃないか!」と成分の違いを突きつける刑事・・・>のラストを想像していた。
途中からなので、全体のことはよくわからないのだが、
終わり近く、鹿児島で若い女の子がある朝ベランダから突き落とされて死んだ。
どうもこれは、犯人が口封じのためにしたことと思われた。
ところがその犯人は、その時間帯は東京にいたと言い張る。
そこで、刑事がいう。
「君のポケットを見せてくれないか?」
・・・・・・・・・来た来た。でも、東京にいたと言ってるのだから、有珠山はナシだな・・・・・
と考える私の横で、主人が「ただ単に、ポケットに桜島の灰が入っていたから鹿児島に居た!とかいうオチなんじゃ?」という。
・・・・・・・・・しかし、いくらなんでも、それではあまりにも当たり前すぎないか・・
犯人が、ポケットを返した。果たして大量の灰がザラザラ。
続いて取り調べをしていた刑事二人もポケットを返した。
灰ザラザラ。(・・・・なんかお笑いみたいだった)。
「これであの噴火があったあの時間帯、鹿児島にいたことが証明できたね」
犯人、がっくりとうなだれる・・・
おいっ、
犯人は、鹿児島出身で東京で勉強している大学生だか予備校生だか、だ。
灰がポケットに入っていたことを指摘されたくらいで、オチるかね、普通?!
「このコートは、高校のころからずっと着ているものなので、これくらいの灰は昔から入ってました」くらい答えないと。
今はめったに降らないみたいだけれども、灰がじゃんじゃん降っていた頃は、だいたい服のポケットはいつもなんとなくザラザラしていたし、洗って干してもまた灰に降られるわけだから、灰が出てくるのはそう驚くことではなかった。
・・・・・う~ん・・・・・
それにしても、いくら大量な降灰の設定とはいえ、
バケツをひっくり返したみたいにムラのある降り方は、まずない。景色全体がかすむように全体に視界が悪くなる。
雪や雨の撮影はよくあるのだろうけど、さすがに灰はどうやって降らせたものか・・・だったのだろう(笑)。
しかも、ベランダから突き落としたタイミングというのが
<ドカン!!!!!>
「あ、噴火だわ。また、灰が降っちゃう・・」
と女の子が手すりに寄りかかったとたんに
<それっ>
だ。
これって、噴火が犯人の何かを刺激したということなんでしょうか。
たしかに「灰」の風景を伝えるのは難しい。
大学の時、夏季合宿で、リレーのように小説を何人かで書きつなげていったことがあった。
スタートで私が「灰で厚く覆われた荒涼とした街の風景」を書いたつもりだったのに、
なんと次の書き手ではすでにSF小説にされていた(爆)。
あのときは「なんで、こんなことになるんだ!」と不思議でならなかったが、
次の人間こそ、わけのわかんない設定がまわってきて面食らったに違いない。
なんと特殊な場所で生まれ育ったことか・・・とこういう時あらためて思う。
「灰の迷宮・・・・・・
東京~鹿児島1000キロを結ぶ壮大な灰のトリックとは?」
というタイトルだ。
「灰」はよほどサスペンス作家の心をくすぐるのか、以前もラストで灰の降るドラマがあった。
今回はなんせ「壮大な灰のトリック」だ。期待大!
私としては、たとえば<有珠山付近にいたといって体に付着した火山灰を証拠と差し出す犯人に、
「実はこれは桜島の灰じゃないか!」と成分の違いを突きつける刑事・・・>のラストを想像していた。
途中からなので、全体のことはよくわからないのだが、
終わり近く、鹿児島で若い女の子がある朝ベランダから突き落とされて死んだ。
どうもこれは、犯人が口封じのためにしたことと思われた。
ところがその犯人は、その時間帯は東京にいたと言い張る。
そこで、刑事がいう。
「君のポケットを見せてくれないか?」
・・・・・・・・・来た来た。でも、東京にいたと言ってるのだから、有珠山はナシだな・・・・・
と考える私の横で、主人が「ただ単に、ポケットに桜島の灰が入っていたから鹿児島に居た!とかいうオチなんじゃ?」という。
・・・・・・・・・しかし、いくらなんでも、それではあまりにも当たり前すぎないか・・
犯人が、ポケットを返した。果たして大量の灰がザラザラ。
続いて取り調べをしていた刑事二人もポケットを返した。
灰ザラザラ。(・・・・なんかお笑いみたいだった)。
「これであの噴火があったあの時間帯、鹿児島にいたことが証明できたね」
犯人、がっくりとうなだれる・・・
おいっ、
犯人は、鹿児島出身で東京で勉強している大学生だか予備校生だか、だ。
灰がポケットに入っていたことを指摘されたくらいで、オチるかね、普通?!
「このコートは、高校のころからずっと着ているものなので、これくらいの灰は昔から入ってました」くらい答えないと。
今はめったに降らないみたいだけれども、灰がじゃんじゃん降っていた頃は、だいたい服のポケットはいつもなんとなくザラザラしていたし、洗って干してもまた灰に降られるわけだから、灰が出てくるのはそう驚くことではなかった。
・・・・・う~ん・・・・・
それにしても、いくら大量な降灰の設定とはいえ、
バケツをひっくり返したみたいにムラのある降り方は、まずない。景色全体がかすむように全体に視界が悪くなる。
雪や雨の撮影はよくあるのだろうけど、さすがに灰はどうやって降らせたものか・・・だったのだろう(笑)。
しかも、ベランダから突き落としたタイミングというのが
<ドカン!!!!!>
「あ、噴火だわ。また、灰が降っちゃう・・」
と女の子が手すりに寄りかかったとたんに
<それっ>
だ。
これって、噴火が犯人の何かを刺激したということなんでしょうか。
たしかに「灰」の風景を伝えるのは難しい。
大学の時、夏季合宿で、リレーのように小説を何人かで書きつなげていったことがあった。
スタートで私が「灰で厚く覆われた荒涼とした街の風景」を書いたつもりだったのに、
なんと次の書き手ではすでにSF小説にされていた(爆)。
あのときは「なんで、こんなことになるんだ!」と不思議でならなかったが、
次の人間こそ、わけのわかんない設定がまわってきて面食らったに違いない。
なんと特殊な場所で生まれ育ったことか・・・とこういう時あらためて思う。