私がなんとなくピアノを再開したのは、上の子が4歳の11月。ということは、約7年前ということになる。
当時は、まだ電子ピアノで、住宅事情もあって、バッハの平均律とかモーツァルトのソナタなどを弾いていた。
その2年くらいのちに、アップライトの中古を買ってぼちぼち大きい曲も弾くようになった。
アップでは最初ドビュッシーの「アラベスク」や「映像1集」ショパンの「前奏曲集」を弾いており、そのころは生のピアノを弾けるだけで幸せだったので、日に1時間も弾けば、私としては十分だった。
だいたいこういう「のんびり」ペースで一生弾いていこうと思っていた。
それが変化したのは、丸4年前くらいに下の子を出産してからのこと。
2002年の10月に産んで、翌11月の発表会ではアンサンブルの伴奏をしたのだが、このときは体力的にもまだまだで、練習すらも3分くらいの曲を1~2回通すのがやっと。妊娠時にはショパンのバラード3番とかを平気で弾いていたのだから(ちょっと話はそれるが、上○彩子さんは大きいおなかでラフマ二ノフの3番コンチェルトを弾いておられた・・・びっくり)、出産後の体力の落ち方は大変なものだと思う。
その後は、しばらくは乳飲み子をかかえて24時間体制だったので、ピアノどころではなかったが、このままではいつになったら再開できるかわからない・・もしかしたら再開できなくなるかも・・と思って、先生のご理解の下、A型ベビーカーに子供を積んで、翌年1月からレッスンに通いはじめた。
モーツァルトの「きらきら星」とかそんなものを弾いていたように思う。
その後しばらくして大人向けのコンペのチラシを見て、「そういうものを目標にすれば、少しはちゃんと練習するかも・・」と思って、4月くらいからベートーベン=リストの「運命」1楽章の練習を始めた。
しかし、これは今思ってもかなり無謀な挑戦で、まず手への負担が大きすぎた。
ピアノ再開後ろくにベートーベンを弾いてないうえに、リストテイストのオクターブや和音の連打があって、とてもとても長時間弾けるものではなかった。
実際、コンペの直前などはせいぜい日に30分から1時間にとどめないと手を痛めることがこわくて弾けたものではなかった。
今、ふりかえると、なぜそんなにか弱い手だったのかよくわからない。
みなさんご経験がおありとは思うが、手を痛めることのダントツ1位は、「無理に手をひろげること」だ。だいたい親指の付け根にくる。
かつてある程度弾いていた人間が、ブランク後再開していきなり大曲に取り組むと、この危険性は高いと思う。
今でも、こういうジャンルの曲に取り組む時は注意をしている。
そういう意味で、今は「運命」と「展覧会」で危険がいっぱいだ。
寒い季節に寝起きでいきなりこれらを弾いてはいけない。
大人になってピアノを再開される方、
いろんな事情からひさしぶりに大曲に取り組まれる方、
電子ピアノからアコースティックに変えられた方、
若いころとは違います。寒い時期でもあります。
どうかご自愛くださいませ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
当時は、まだ電子ピアノで、住宅事情もあって、バッハの平均律とかモーツァルトのソナタなどを弾いていた。
その2年くらいのちに、アップライトの中古を買ってぼちぼち大きい曲も弾くようになった。
アップでは最初ドビュッシーの「アラベスク」や「映像1集」ショパンの「前奏曲集」を弾いており、そのころは生のピアノを弾けるだけで幸せだったので、日に1時間も弾けば、私としては十分だった。
だいたいこういう「のんびり」ペースで一生弾いていこうと思っていた。
それが変化したのは、丸4年前くらいに下の子を出産してからのこと。
2002年の10月に産んで、翌11月の発表会ではアンサンブルの伴奏をしたのだが、このときは体力的にもまだまだで、練習すらも3分くらいの曲を1~2回通すのがやっと。妊娠時にはショパンのバラード3番とかを平気で弾いていたのだから(ちょっと話はそれるが、上○彩子さんは大きいおなかでラフマ二ノフの3番コンチェルトを弾いておられた・・・びっくり)、出産後の体力の落ち方は大変なものだと思う。
その後は、しばらくは乳飲み子をかかえて24時間体制だったので、ピアノどころではなかったが、このままではいつになったら再開できるかわからない・・もしかしたら再開できなくなるかも・・と思って、先生のご理解の下、A型ベビーカーに子供を積んで、翌年1月からレッスンに通いはじめた。
モーツァルトの「きらきら星」とかそんなものを弾いていたように思う。
その後しばらくして大人向けのコンペのチラシを見て、「そういうものを目標にすれば、少しはちゃんと練習するかも・・」と思って、4月くらいからベートーベン=リストの「運命」1楽章の練習を始めた。
しかし、これは今思ってもかなり無謀な挑戦で、まず手への負担が大きすぎた。
ピアノ再開後ろくにベートーベンを弾いてないうえに、リストテイストのオクターブや和音の連打があって、とてもとても長時間弾けるものではなかった。
実際、コンペの直前などはせいぜい日に30分から1時間にとどめないと手を痛めることがこわくて弾けたものではなかった。
今、ふりかえると、なぜそんなにか弱い手だったのかよくわからない。
みなさんご経験がおありとは思うが、手を痛めることのダントツ1位は、「無理に手をひろげること」だ。だいたい親指の付け根にくる。
かつてある程度弾いていた人間が、ブランク後再開していきなり大曲に取り組むと、この危険性は高いと思う。
今でも、こういうジャンルの曲に取り組む時は注意をしている。
そういう意味で、今は「運命」と「展覧会」で危険がいっぱいだ。
寒い季節に寝起きでいきなりこれらを弾いてはいけない。
大人になってピアノを再開される方、
いろんな事情からひさしぶりに大曲に取り組まれる方、
電子ピアノからアコースティックに変えられた方、
若いころとは違います。寒い時期でもあります。
どうかご自愛くださいませ
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