~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

本番のつくり方

2006年12月26日 23時23分35秒 | ピアノ
私は、ピ○ィナの愛好家会員なのだが、今日なんだかまとめてどっさりいろんな冊子やら書類やらが送ってきた。
今までは、年2~3回冊子が送ってくるだけだったのだが、今回から「誌上レッスン(今回はリストが3曲)」が別冊になっていたりして、私のように年間何回かステップやらコンペやらに出るものは、完全に年会費分くらいは回収している感じだ。なにも宣伝しているわけではないのだが、入会に興味がおありのかたは、検索してみてくださいませ。

とてもこんなにたくさんのものに一度に目を通すことはできないのだが、ある冊子のなかに「目指せ、ステージの達人・・・ステージなんでもQ&A」というページがあり、
<本番までに準備できることは?>という問いに杉谷先生が答えておられたので、抜き書きしてみたいと思う。

<各人の曲の仕上げに要する時間をあらかじめ知っておき、新しい曲は、本番の日に向けて、仕上げるまでの時間を逆算しておく。
たとえば、曲の難易度、所要時間から割り出し「3ヶ月かかる」と判断した場合、他の曲や諸条件をを考慮し、多少長めに時間をとる。だいたい思ったより時間は長くかかるもの。
一度やり始めても、<ピアノ><ピアノ以外>でウエイトのかけ方を変えて、それを数回重ねて本番を迎える。途中で他のことをして少し休憩をして眠らせ、再び取り上げてみると、客観的に取り組むことができていいものである。

練習の進め方としては、何段階かに分けて進めてゆくと同時に、ひとつの段階において猛烈に熱をもって練習することが必要。
人間というもの、詳しく始めないと熱さないところがあり、やり始めると今度は止まらなくなる。最初はあまり好きになれないような曲でも、本気でやり始めるととても好きになったりするものだ。

問題は早く絶好調の状態になれること。
それには、初見の訓練も日頃からやっておいて、早くその曲を理解し、弾けるようになることも大切。
楽譜を見ただけで「このようなイメージで弾きたい」という考えが浮かぶと、習得も早い。それは経験と努力によって得られる。

何段階か経験して、本番の1ヶ月前には仕上げて、小さな練習会でどんどん公開練習をする。人の前で弾いて得るものは大切。平生練習で苦労したところが案外うまくいき、練習で失敗したことのないところが失敗したりするもの。
そのような小さな本番を少なくとも3回は重ね、重要な本番にのぞむ(・・・ようにS先生はされているということです)。>

適当に編集しようを思ったのだが、どの一言も大切で落とすことができず、結局原文の文体を変えただけになってしまった。
(著作権上、問題がありましたらご一報くださいませ・・・)

杉谷先生は、私の出た夏の福岡予選で審査員をされていたのだが、現役のピアニストとして音楽雑誌のステージ情報でしょっちゅうお名前を目にする。
まったく次元の違う話ではあり恐れ多いことなのだが、本番にむけて日頃私が心がけていることと、(言葉遣いのレベルまで)一致していたので、本番までの手順の整理をかねて書き出さずにはおられなかった。

というわけで、本番を控えて今はどの段階にあるのか(・・ちょっと休憩をしてもいい時期なのかどうかを含め)を冷静に見極めていきたいと思う。