~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

街中の声声

2009年07月16日 22時58分00秒 | 雑感
ここのところ、ある運転手さんのバスによく乗り合わせます。
ちょっと気になるんですよ・・・
別にコワイわけでもヘンなわけでもなく、どちらかというと職務に忠実な良い方です。
気になるのはアナウンス。
ちょっとくぐもったようなあたたかいような声で
「本日、バスセンター混雑しておりますねえ」
「お乗りになったらすわってくださいねえ。あぶないですよ」
ここまではまあいいとして、今日は
「ただいま、〇〇町を出発しまして、△△へ向かっております」。

えっとですね、〇〇町と△△の間はバス停にしてひとつ、混んでなければ2~3分で着いちゃいます。この文のどこにも間違いはないわけなんですけど、日常的に朝夕この路線バスを利用しているものにとっては、ちょっと非日常な「・・出発しまして」であり、「・・へ向かっております」であるわけです。

そういえば、私がかつて東京で地下鉄丸の内線に毎日乗っていたとき、意図してものなのかなんなのか、時々非日常なアナウンスが流れました。
ある日、新大塚で「いけぶくろ~、いけぶくろ~」とアナウンスされ、「ええっ」って感じだったのですが、そこはまあ通勤客ばかりと言ってもいい路線、特に問題はないわけです。で、そのまま訂正はナシ。そのあとほんものの「池袋」についたときなんと言ったかというと「次もいけぶくろ~、いけぶくろ~」と言いやがったわけです。
この車掌と同一人物なのかわかりませんが、ある日は「終点 池袋」というべきところを反対側の終点の中野坂上だかなんだかと言いました。
外国みたいに、だま~ってホームにすべりこんで、だまって出発されるのもちょっと困りますけれど、ちょっとオモシロイことをされるのも妙に調子狂います(笑)。

こういうことは思い出すときりがないんですが・・・・

つい先日バスセンターの中の売店でのこと。
あるパン屋さんが新製品かなにかの店頭試食をしていました。
バイトなのかなあ、おばちゃんっぽい人でしたけど、なんだか妙にウェットなんです、言い回しが。
「・・いつもいつもお世話になっております。〇〇ベーカリーでこざいます。本日は〇〇パンの試食をお願いしておりまして、ええ、ええ、もうどうぞ食べてくださいませ。・・・いかがですか、いかがですか。ありがとうございます。ほんとにありがとうございます。〇〇ベーカリーです。どうかよろしくお願いいたします」
・・かなり哀願調。内容をよく聴かずに声音だけきいていると、だれかに謝っているような感じさえあります。
ちなみに〇〇ベーカリーというのは、別に新興のパンやさんでもなんでもなく、大きい企業なのだけれど、一瞬もしや「左前?」と思ってしまった次第でありました(殴)。


私は最初にお勤めしたのが百貨店だったので、お辞儀の角度から表情、声色、声の高さ、そういうことを来る日も来る日も仕込まれ、時にはどうでもいいことでイジメラレしたわけですけれども、いわゆる「営業用」というのはできそうでできないことではあります。
今ではきれいさっぱり忘れましたけど、勤めているころはたとえ自宅でも電話をとると反射神経でトーンは上がり、敬語がよどみなく出てきたもんです。「仕事」というのはそういうもんなんだと思います。


そういう意味では専業主婦は限りなく自由人ですなあ・・・(笑)。