ここのところいつかのブログを散歩していて思ったことがあります。
・・・・どこまで行きついたときにいい本番だったか・・・・ということ。
そんなにたくさんソロの場を踏んでいるわけではないので、そうエラそうなことは言えないのですけど、
初めての曲の場合、まずは、ふつうに譜を読みますね。
私はあんまり細かーい読譜はできないし、かといってある程度まで弾けるようになるまでは音源もあまり聴かないので、
全体を見て、一方で細かいところを見て・・・みたいなことをやります。
ソナタ全楽章とかいう場合は、全体像がさらにデカいので、さらに、全全体を見て・・・みたいなこともありますけど、
たいがいはそこまで大曲ではないので、「まあまあふつうのテンポで音が並ぶ」ところまでがとりあえず第一段階。
この段階で「こういう音で弾きたい」ということはだいたい決まってきてるんですけど、とてもまだ表には出てこない・・というか、
下手をすると「なにも考えずに音だけ並べている」としか思われかねない状態です(汗)。
そこからそれなりに時間をかけて練習していくわけですけど、ここではもう半分くらいは暗譜の域に足をつっこんでないと、
音が聴けないというか、音のことをあまり考えられないです。
もしかするとここでもまだ「なんにも音のことまで考えてない・・・・」と外からは見えるのかもしれないけど、考えてはいるんです。
人によるのかもしれないですけど、どうも私は視覚によって聴覚が妨げられるのがはなはだしいらしく、
どうかすると、真っ暗にしないと、ここからの作業ができなかったりします。・・・なので、やはり譜はある程度覚えてないとここから進まない(泣)。
で、このまま、ある程度弾いていって、本番ということもありますけど、
曲によっては、かなりいったある段階で、どーっと涙が噴き出てくることがあって(別に悲しい曲とか、思い入れがあるとかいうこととはまったく関係ないです)、
自分でもよくわからないんですけど、ここに至るとやっとなんとか近づけてきた気がします。
これって長く弾いてて大好きな曲でもそういうことが全然ないこともあるし、どういうタイミングなのかというのはわからないことなんですけど、
やっぱり大事なことなんだ・・・と最近では思っています。
たまには「噴き出る」というより、ヲイヲイ泣くこともあります。・・・・・・かなりマレなことではありますけど。
だれかの演奏を聴くときでも似たような現象はあることはあるんですけど、
ちょっとそういうのとも違う・・・・・気がします。
「感動した」とか、「このフレーズが切ない」とかそういうのでもなくて、「わっ」と何かが移ってきたというのが近いのか・・・・・・う~ん、難しいです。
それくらいまでいけると、本番でもいい音が出るような気がします。あくまでも自分でそう思うだけで、客観的にはどうかわかりませんが。
今年もそういう曲が1曲でもあるといいけど・・・・・と思うこのごろ。